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公開番号2025062596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2024220813,2023147585
出願日2024-12-17,2016-08-24
発明の名称シリンジ流体充填検証および自動注入器システム機構の画像認識のためのシステムおよび方法
出願人バイエル・ヘルスケア・エルエルシー,Bayer HealthCare LLC
代理人個人,個人
主分類A61M 5/168 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シリンジが流体で満たされていることを検証するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】注入用流体を含むシリンジが流体で完全に満たされ、シリンジが直立位置に設けられているときにその遠位端付近に自由空間(すなわち、空気)を有さず、気泡も含まないことを確認するための流体注入システムおよび流体検証システムである。様々な注入パラメータを決定し、シリンジ内に存在する流体の種類および特定の特性を検証するために、画像処理技術およびシステムも提供される。
【選択図】図61
特許請求の範囲【請求項1】
流体注入器と、
前記流体注入器と動作可能に係合し、近位端と、ノズルまで延びる遠位端とを有するバレルを備える、シリンジと、
少なくとも前記シリンジのノズルの画像をキャプチャするように配置された画像キャプチャ装置と、
前記流体注入器および前記画像キャプチャ装置と通信する少なくとも1つのコンピューティング装置と、
を備える、流体注入システムであって、
前記少なくとも1つのコンピューティング装置は、
少なくとも前記シリンジのノズルの画像を取得し、
少なくとも前記シリンジのノズルの画像を、少なくとも1つのアクセサリが接続された前記シリンジのノズルのテンプレートと比較し、
前記比較に基づいて前記少なくとも1つのアクセサリの有無を決定し、
前記少なくとも1つのアクセサリの有無の表示を、少なくとも1つのプロセッサと通信している表示装置に自動的に表示する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、
流体注入システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのアクセサリが、流体経路セットである、請求項1に記載の流体注入システム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記比較によって前記流体経路セットが存在しないと判定された場合に、前記流体注入器が注入手順を実行することができなくなるようにさらに構成される、請求項2に記載の流体注入システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのアクセサリが、流体移送装置のスパイクである、請求項1に記載の流体注入システム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記比較によって前記スパイクが存在すると判定された場合に、前記流体注入器が注入手順を実行することができなくなるようにさらに構成される、請求項4に記載の流体注入システム。
【請求項6】
流体注入器と、
前記流体注入器と動作可能に係合し、シリンジの内容物の温度の表示を提供するように構成されたインジケータが配置されたバレルを備える、シリンジと、
少なくとも前記インジケータの画像をキャプチャするように配置された画像キャプチャ装置と、
前記流体注入器および前記画像キャプチャ装置と通信する少なくとも1つのコンピューティング装置と、
を備える、流体注入システムであって、
前記少なくとも1つのコンピューティング装置は、
少なくとも前記インジケータの画像を取得し、
少なくとも前記インジケータの画像に基づいて前記インジケータの色を決定し、
前記インジケータの色に基づいて前記シリンジの内容物の温度を決定し、
前記シリンジの内容物の温度を前記流体注入器に提供する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、
流体注入システム。
【請求項7】
前記インジケータが、前記シリンジの機械可読識別情報を含む、請求項6に記載の流体注入システム。
【請求項8】
前記シリンジの機械可読識別情報が、製造日、供給源、プランジャとシリンジバレルとの間の摩擦特性、流体粘度のうちの1つ以上を含む、請求項7に記載の流体注入システム。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサが、前記シリンジの機械可読識別情報の画像を取得し、前記画像から機械可読識別情報を読み取り、前記機械可読識別情報に基づいて注入手順を制御するようにさらに構成される、請求項7に記載の流体注入システム。
【請求項10】
流体注入器と、
前記流体注入器と動作可能に係合するシリンジと、
前記シリンジの少なくとも一部の画像をキャプチャするように配置された画像キャプチャ装置と、
前記流体注入器および前記画像キャプチャ装置と通信する少なくとも1つのコンピューティング装置と、
を備える、流体注入システムであって、
前記少なくとも1つのコンピューティング装置は、
前記シリンジの少なくとも一部の画像を取得し、
前記シリンジの少なくとも一部の画像に基づいて、前記流体注入器によって実行される注入手順の少なくとも1つの特性を決定し、
撮像中に実行可能な画像が生成されるように特定の時間に患者の体内の所定の関心領域に流体が送達されることを確実にするように、前記流体注入器によって実行される注入手順の少なくとも1つの特性を調整する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、
流体注入システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2015年8月28日に出願された「System and Method for Syringe Fluid Fill Verification and Image Recognition of Power Injector System Features」と題する米国仮特許出願第62/211,462号、および2015年11月25日に出願された「System and Method for Syringe Fluid Fill Verification and Image Recognition of Power Injector System Features」と題する米国仮特許出願第62/259,824号に対する優先権を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
本開示は、シリンジが流体で満たされていることを検証するためのシステムおよび方法に関し、特に、充填されたシリンジの一部を通して投射された電磁放射線によって生成された照射パターンに基づいてそのような流体の存在を決定するためのシステムおよび方法に関する。他の態様では、本開示は、シリンジ内の様々な機構および流体の特性を識別するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
多くの医学的、診断的および治療的処置において、内科医のような医師は、患者に医療用流体を注入する。近年では、造影剤(単に「コントラスト(contrast)」と呼ばれることが多い)、薬剤、または生理食塩水のような、流体の加圧注入用の多数の注入器作動シリンジおよび自動注入器が、血管造影法、コンピュータ断層撮影法、超音波検査、および磁気共鳴画像法などの撮像法に使用するために開発されている。一般に、これらの自動注入器は、プリセットされた量の造影剤または他の流体を予め設定された流速で送達するように設計されている。
【0004】
このような自動注入器システムを使用して患者に流体を注入することに関わる問題の1つは、注入前にシリンジまたは流体送達システムに空気が存在する可能性があることである。この問題は、しばしば無色であるかまたは限られた程度しか着色されていない造影剤の注入手順において特に懸念される。さらに、撮像法は、X線、コンピュータ表示画面などの読み取りを容易にするために、比較的低い光レベルで実行されることが多い。したがって、注入手順の前にシリンジ内の空気が識別されないという懸念が増大する。したがって、注入を試みる前に、シリンジが流体で満たされていないか、または流体で部分的にのみ満たされているか(すなわち、シリンジがある量の空気を含む)どうかを容易に検出することが望ましい。
【0005】
以前に提供されているいくつかの解決策では、液体の存在が、参照により本明細書に組み込まれる、例えば、Heilmanの米国特許第4,452,251号明細書およびTrombley,IIIの米国特許第5,254,101号明細書に記載されているように、シリンジのバレル上のインジケータパターンの形状の変化によって示される。しかしながら、シリンジを遠くから見たときに液体の存在を示すことをさらに助け、または充填されたシリンジの検証を一見して可能にするシステムおよび方法が必要である。シリンジが完全に満たされており、空気を含まないことを検証するための自動システムも望ましい。
【0006】
さらに、自動注入器と共に使用されるほとんどの医療用流体は透明であるので、技術者が半透明のシリンジ内に存在する流体と空気とを迅速かつ容易に区別することは非常に困難である。したがって、空気と異なる種類の流体とを区別することができる流体注入装置と共に使用されるシステムが必要性である。さらに、電磁放射線とシリンジの内容物との相互作用の特性および/または変化を分析し、例えば表示画面を介してそれらの特性をユーザに伝えることなどにより、流体の様々な特性を決定することができる自動システムもまた望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で説明するシステムおよび方法は、シリンジを遠くから見たときにシリンジ内の液体の存在を流体注入器のオペレータに表示するか、または充填されたシリンジを一見して検証できるようにする。さらに、シリンジが完全に満たされ、空気を含まないことを検証するための自動システムも提供される。このようなシステムは、流体注入器のシリンジ内に収容されている空気および/または異なる種類の流体の区別を可能にし、空気注入を防止することによって安全性を向上させ、技術者に流体の種類を混同させないようにすることによってワークフローを改善する。さらに、特定の態様では、システムは、シリンジ内の流体の1つまたは複数の特性および/または注入手順を決定することができる。
【0008】
本開示の一態様によれば、近位端および傾斜表面を含む遠位端を含むシリンジバレルと、シリンジバレル内に摺動可能に配置され、バレルを通ってそこから流体を排出するように構成されたプランジャとを含むシリンジが提供される。プランジャは、シリンジが流体で満たされているときに、電磁放射線を透過するように構成された透明または半透明材料を含み、照射された識別パターンがシリンジバレルの遠位端の所定の部分に形成されるようにする。
【0009】
一態様では、シリンジバレルの内部容積が完全にまたは部分的に空気で満たされているとき、照射された識別パターンの少なくとも1つの特性が、シリンジが流体で完全に満たされている場合と比較して異なるように、シリンジバレルを成形することができる。少なくとも1つの特性は、照射された識別パターンの存在、大きさ、形状、および明るさのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0010】
一態様では、照射された識別パターンは、シリンジの遠位端に存在する空気の容量のパーセンテージが、傾斜表面を有するシリンジの遠位端の容量の約15%より大きい場合には視認できないことがある。別の態様では、照射された識別パターンは、シリンジが側面から、真っ直ぐな向きで、または傾斜した前方向きもしくは傾斜した後方向きで見られるとき、観察者またはセンサには視認できることがある。シリンジバレルの遠位端の傾斜表面は、シリンジの長手方向軸に対して約30度~60度の角度を有することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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