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公開番号
2025062566
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2024148202
出願日
2024-08-30
発明の名称
コーティング膜
出願人
ハドラスホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250407BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】多量の銀イオンや銅イオン、亜鉛イオンを含有するとともに、優れた抗菌・抗ウイルス機能及び防カビ機能並びに脱臭機能を有し、雑菌や各種ウイルス、各種カビ菌を確実に死滅させることができ、不快な臭いを確実に除去することができる有機/無機ハイブリッドコーティング膜を提供する。
【解決手段】有機/無機ハイブリッドコーティング膜は、酸化ケイ素(SiO
2
)をベースとしたガラス系コーティング膜であり、コーティング膜では、ガラス粒子が銀イオン(Ag
+
)、銅イオン(Cu
2+
)、亜鉛イオン(Zn
2+
)のうちの少なくとも1種類以上からなる導電性ガラスであり、ガラス粒子が酸化バナジウム(V
2
O
5
)、酸化タングステン(WO
3
)、酸化モリブデン(MoO
3
)のうちの少なくとも1種類以上と酸化リン(P
2
O
5
)とをベースとしたガラスを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス粒子が分散混在するコーティング膜において、
前記コーティング膜が、酸化ケイ素(SiO
2
)をベースとしたガラス系コーティング膜であり、
前記ガラス粒子が、銀イオン(Ag
+
)、銅イオン(Cu
2+
)、亜鉛イオン(Zn
2+
)のうちの少なくとも1種類以上を含む導電性ガラスであることを特徴とするコーティング膜。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記コーティング膜に分散混在するガラス粒子が、前記銀イオン(Ag
+
)と前記銅イオン(Cu
2+
)と前記亜鉛イオン(Zn
2+
)とのうちの該銀イオン(Ag
+
)を含むとともに、該銅イオン(Cu
2+
)と該亜鉛イオン(Zn
2+
)とうちの少なくとも一方を含む導電性ガラスである請求項1に記載のコーティング膜。
【請求項3】
前記コーティング膜に分散混在するガラス粒子が、前記銀イオン(Ag
+
)のみを含む導電性ガラス、前記銅イオン(Cu
2+
)のみを含む導電性ガラス、亜鉛イオン(Zn
2+
)のみを含む導電性ガラスである請求項1に記載のコーティング膜。
【請求項4】
前記コーティング膜に分散混在するガラス粒子が、前記銀イオン(Ag
+
)のみを含む導電性ガラスと前記銅イオン(Cu
2+
)のみを含む導電性ガラスと前記亜鉛イオン(Zn
2+
)のみを含む導電性ガラスとのうちの少なくとも該銀イオン(Ag
+
)のみを含む導電性ガラスである請求項3に記載のコーティング膜。
【請求項5】
前記ガラス粒子が、酸化バナジウム(V
2
O
5
)、酸化タングステン(WO
3
)、酸化モリブデン(MoO
3
)のうちの少なくとも1種類以上と、酸化リン(P
2
O
5
)とをベースとしたガラスを含む請求項2又は請求項3に記載のコーティング膜。
【請求項6】
前記ガラス粒子が、前記銀イオン(Ag
+
)を含む酸化バナジウム(V
2
O
5
)-酸化リン(P
2
O
5
)系のガラスである請求項5に記載のコーティング膜。
【請求項7】
前記ガラス粒子が、更に酸化バリウム(BaO)を含む請求項6に記載のコーティング膜。
【請求項8】
前記コーティング膜に拡散混在する前記ガラス粒子の含有量が、0.1体積%以上30体積%以下である請求項7に記載のコーティング膜。
【請求項9】
前記コーティング膜に拡散混在する前記ガラス粒子の含有量が、0.2体積%以上10体積%以下である請求項8に記載のコーティング膜。
【請求項10】
前記ガラス粒子の平均粒径D
50
が、5μm以下である請求項9に記載のコーティング膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーティング膜に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス基体とガラス基体の表面上に形成された被膜とから形成され、その被膜が、酸化ケイ素をマトリックスとし、銀イオンを含有するとともに、ナトリウム、カリウム、リチウムから選ばれる少なくとも1種のアルカリ金属のイオンを含有し、85℃、85%RHの高温高湿槽内に1000時間保持される耐湿試験の前後でJIS-K7373(2006)にしたがって測定して算出される黄色度YIについて、耐湿試験後の値から耐湿試験前の値を引いて得られるΔYIが1.8以下であり、被膜の表面において大腸菌、黄色ブドウ球菌又はインフルエンザウイルス代替ファージを用いてJIS Z 2801(2010)を準用し、暗所、25℃の条件で行われる抗菌試験における抗菌試験開始から1時間後の抗菌活性値が2.0以上である被膜付きガラスが開示されている(特許文献1参照)。この被膜付きガラスは、建築や自動車用のガラス窓として使用される。被膜付きガラスは、銀を含有することで抗菌・抗ウイルス性を有するとともに、銀による黄変の発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-33109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の被膜付きガラスは、被膜が酸化ケイ素をマトリックスとすることから、被膜に多量の銀イオンを導入することが難しく、被膜に多量の銀イオンを含有することがないから、被膜が有する抗菌・抗ウイルス機能が小さく、雑菌や各種ウイルスを確実に死滅させることが難しいとともに、被膜の抗菌・抗ウイルス機能を長期間持続させることができない。又、この被膜付きガラスは、被膜が酸化ケイ素をマトリックスとし、銀イオンを含有するとともにナトリウム、カリウム、リチウムから選ばれる少なくとも1種のアルカリ金属のイオンを含有する被膜をガラス基体の表面上に形成することから作られているから、ガラス基体以外の基材への被膜の形成を予定しておらず、ガラス基体以外の基材に抗菌性や抗ウイルス性を付与することができない。
【0005】
本発明の目的は、多量の銀イオンや銅イオン、亜鉛イオンを導入することができ、多量の銀イオンや銅イオン、亜鉛イオンを含有させたコーティング膜を提供することにある。本発明の他の目的は、優れた抗菌・抗ウイルス機能及び防カビ機能並びに脱臭機能を有し、雑菌や各種ウイルス、各種カビ菌を確実に死滅させることができ、不快な臭いを確実に除去することができるコーティング膜を提供することにある。本発明の他の目的は、被覆対象を限定せず、全ての被覆対象に対して優れた抗菌・抗ウイルス機能及び防カビ機能並びに脱臭機能を付与することができ、その抗菌・抗ウイルス機能及び防カビ機能並びに脱臭機能を長期間持続することができるコーティング膜を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の前提は、ガラス粒子が分散混在するコーティング膜である。
【0007】
前記前提における本発明の特徴は、コーティング膜が、酸化ケイ素(SiO
2
)をベースとしたガラス系コーティング膜であり、ガラス粒子が、銀イオン(Ag
+
)、銅イオン(Cu
2+
)、亜鉛イオン(Zn
2+
)のうちの少なくとも1種類以上を含む導電性ガラスであることにある。
【0008】
本発明の一例としては、コーティング膜に分散混在するガラス粒子が、銀イオン(Ag
+
)と銅イオン(Cu
2+
)と亜鉛イオン(Zn
2+
)とのうちの銀イオン(Ag
+
)を含むとともに、銅イオン(Cu
2+
)と亜鉛イオン(Zn
2+
)とうちの少なくとも一方を含む導電性ガラスである。
【0009】
本発明の他の一例としては、コーティング膜に分散混在するガラス粒子が、銀イオン(Ag
+
)のみを含む導電性ガラス、銅イオン(Cu
2+
)のみを含む導電性ガラス、イオン(Zn
2+
)のみを含む導電性ガラスである。
【0010】
本発明の他の一例としては、コーティング膜に分散混在するガラス粒子が、銀イオン(Ag
+
)のみを含む導電性ガラスと銅イオン(Cu
2+
)のみを含む導電性ガラスと亜鉛イオン(Zn
2+
)のみを含む導電性ガラスとのうちの少なくとも銀イオン(Ag
+
)のみを含む導電性ガラスである。
(【0011】以降は省略されています)
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