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公開番号2025061804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025010757,2020120027
出願日2025-01-24,2020-07-13
発明の名称通信中継装置およびプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04W 16/26 20090101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】基地局と移動局の間を中継するシステムにおいて、通信品質の向上に寄与する通信中継装置およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態の通信中継装置は、検出部と制御部を備える。検出部は、複数の子機の形成するカバーエリア内に位置する移動局を検出する。制御部は、検出部の検出結果に基づいて、複数の子機に対して、子機が移動局との通信に用いる通信リソースを制御する。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
移動局と無線通信する複数の子機が接続可能であり、前記移動局から前記子機を通じて送信された信号を基地局に伝送する通信中継装置において、
前記複数の子機からそれぞれ送信される信号を受信する受信部と、
この受信部が受信した信号を加算して、前記基地局に伝送する信号を生成する加算部と、
前記受信部が受信した信号のうち、通信に使用されていない信号を前記加算部が加算しないように制御し、ビームフォーミングの各ビームに対応したストリームを割り当て、前記割り当てられたストリームを加算処理する制御部と、
を具備する、通信中継装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
さらに、前記子機から情報を取得する取得部を備え、
前記制御部は、前記取得部が取得した情報に基づいて、前記受信部が受信した信号のうち、通信に使用されていない信号を前記加算部が加算しないように制御する、
請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項3】
移動局と無線通信する子機が複数接続可能であり、前記移動局から前記子機を通じて送信された信号を基地局に伝送する通信中継装置で用いられるコンピュータを、
複数の子機からそれぞれ送信される信号を受信する受信部と、
この受信部が受信した信号を加算して、前記基地局に伝送する信号を生成する加算部と、
前記受信部が受信した信号のうち、通信に使用されていない信号を前記加算部が加算しないように制御し、ビームフォーミングの各ビームに対応したストリームを割り当て、前記割り当てられたストリームを加算処理する制御部と、
して機能させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、通信中継装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
2020年に日本国内においても5G(第5世代移動通信システム)による携帯電話の商用サービスがスタートした。5Gにおいて注目される技術の1つとしてビームフォーミングがある。これは1つのアンテナ上の複数のアンテナ素子を協調動作させ、任意の方向に電波のビームを形成することで、カバレッジの拡大や複数ユーザとの同時通信によるセル容量拡大を実現する機能であり、一般的には超多素子のアンテナ(Massive MIMO)との組合せにより実現される。
【0003】
ところで、5G以前より、移動通信システムの屋内のカバレッジ対策として、DAS(Distributed Antenna System)システムがある。DASシステムは、移動局と基地局との間を中継するものであって、親機と分散配置された複数の子機からなる。親機は、1つの基地局の信号を複数の子機に分配し、各子機は、それぞれのアンテナから同一の下り信号を出力することで、1つのセルとしてエリアを構築する。
【0004】
5GシステムにDASシステムを単純に適用した場合、前述のように、各子機から同じ信号を出力するため、分散配置された子機によってそれぞれ形成されるビームは、必ずしもカバレッジエリア内の移動局が存在する方向に向いたものとはならない。また、親機では、すべての子機からの上り信号を合成して基地局へ伝送するため、その合成によって、NF(Noise Figure)を劣化させる要因となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6567438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、通信品質の向上に寄与する通信中継装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の通信中継装置は、受信部と、加算部と制御部を備える。受信部は、複数の子機からそれぞれ送信される信号を受信する。加算部は、受信部が受信した信号を加算して、基地局に伝送する信号を生成する。制御部は、受信部が受信した信号のうち、通信に使用されていない信号を加算部が加算しないように制御し、ビームフォーミングの各ビームに対応したストリームを割り当て、割り当てられたストリームを加算処理する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信中継システムを含む移動通信システムを示す図。
図1に示した親機の構成例を示す図。
図2に示したUL信号処理部の構成例を示す図。
図3に示したUL MUX SWの構成例を示す図。
図1に示したDL信号処理部の構成例を示す図。
図5に示したDL MUX SWの構成例を示す図。
図1に示した親機の処理を説明するためのフローチャート。
分散アンテナシステムの動作例を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、一実施形態に係わる通信中継システムについて説明する。
図1は、第5世代移動通信システム、いわゆる5Gの一部を示すものである。この移動通信システムは、5Gコアネットワーク5GC(5th Generation Core network)と、無線アクセスネットワークNR(New radio)を備える。図1の例では、無線アクセスネットワークNRに、通信中継システムを含む場合を示している。
【0010】
5Gコアネットワーク5GCは、無線アクセスネットワークNRを制御し、トラフィックを束ねて外部のネットワーク(インターネットIN、外部の電話網ENなど)とやりとりを行うものであり、その中枢としてコア装置Cを備える。コア装置Cは、例えば、認証・セキュリティ管理、セッション管理、ポリシー制御、パケット転送等を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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