TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025061528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025008292,2023180922
出願日2025-01-21,2019-02-19
発明の名称コイル接合体
出願人株式会社アスター
代理人個人,個人
主分類H02K 3/04 20060101AFI20250403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 コイルと配線部材(バスバー)接続部の構成を簡素化し、部品点数や接続工程を簡素化するとともに接続部における抵抗の増加を抑制し、接続状態も良好にできるコイル接合体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 バスバー付きコイル10は、巻回される第一の金属部材13からなるコイル11と、コイル11の端部11Eに接続する第二の金属部材14からなるバスバー12を備え、コイルの端部11Eとバスバー12との接合部16は端面同士を突合せた圧接接合により構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
巻回される第一の金属部材からなるコイルと、
前記コイルの巻回の開始および/または終了の端部に接続する第二の金属部材からなるバスバーを備えるコイル接合体であって、
前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、前記端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、
前記コイルと前記バスバーとの端面同士を突合せた接合部と、接合後コイル直線部と、接合後バスバー直線部を含む接合体直線部を有し、
前記接合後コイル直線部は、前記接合部に連続する直線領域であり、
前記接合後バスバー直線部は、前記接合部に連続する直線領域であり、
前記接合体直線部の長さは、押圧前の前記コイルにおけるコイル直線部と押圧前の前記バスバーにおけるバスバー直線部を当接させた長さよりも短い、
ことを特徴とするコイル接合体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル接合体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータを構成するステータ(固定子)を製造する場合、一般的には、環状のステータコアの内周面に設けられた複数のスロット(ティース)に巻回されたコイルを順次装着し、あるいは、個々のスロットに順次コイル部材(例えば銅線など)を巻回して、複数のコイルを環状に配置する。この場合、環状に配置されたコイルは、巻回の両端部(始端部および終端部)をステータコアの軸方向の一方(例えば上方)に突出させるように構成され、当該両端部を直接的に、あるいは連結部材を介して、ステータコアの円周方向に延在する棒状(弧状)または環状のバスバーなどの配線部材に溶接あるいはねじ止めにより接続する(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5904698号公報
特許第4661849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、溶接やねじ止めによる接続方法は、接合部の構成が複雑になるため完成したステータの小型化には限界があった。また、ステータコアにコイルを取り付けた後に配線部材(バスバー)とコイルを接続するための装置が必要であり、ステータの製造装置が大型化し、接続の作業も煩雑となる問題もあった。
【0005】
また、コイルの端子と配線部材(バスバー)とをねじ止めで接続したり、連結部材を介して接続する場合、金属同士の直接的な接合と比較して接合部分の抵抗の増大は避けられない。近年、コイルの開発が進みコイル自体の低抵抗化が可能となっているが、接合部における抵抗が増大してしまうのでは、低抵抗のコイルを採用する意味をなさない。
【0006】
更に、部品点数の増加や、接続工程が煩雑(工数が増加)する問題がある。
【0007】
本発明は、斯かる実情に鑑み、コイルと配線部材(バスバー)接続部の構成を簡素化し、部品点数や接続工程を簡素化するとともに接続部における抵抗の増加を抑制し、接続状態も良好にできるコイル接合体およびその製造方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、巻回される第一の金属部材からなるコイルと、前記コイルの巻回の開始および/または終了の端部に接続する第二の金属部材からなるバスバーを備えるコイル接合体であって、前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、前記端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、前記コイルと前記バスバーとの端面同士を突合せた接合部と、接合後コイル直線部と、接合後バスバー直線部を含む接合体直線部を有し、前記接合後コイル直線部は、前記接合部に連続する直線領域であり、前記接合後バスバー直線部は、前記接合部に連続する直線領域であり、前記接合体直線部の長さは、押圧前の前記コイルにおけるコイル直線部と押圧前の前記バスバーにおけるバスバー直線部を当接させた長さよりも短い、ことを特徴とするコイル接合体である。
【0009】
また、本発明は、巻回される第一の金属部材からなるコイルの巻回の開始および/または終了の端面に、第二の金属部材からなるバスバーの端面を接続するコイル接合体の製造方法であって、前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、該コイルの端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、前記コイルは、圧接の工程における押圧量よりも長い直線領域からなるコイル直線部を含み、前記バスバーは、圧接の工程における押圧量よりも長い直線領域からなるバスバー直線部を含み、前記バスバー直線部と前記コイル直線部の前記端面同士を突合せて前記押圧量の分短縮するように圧接し、接合部を形成する工程とを有する、ことを特徴とするコイル接合体の製造方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コイルと配線部材(バスバー)接続部の構成を簡素化し、部品点数や接続工程を簡素化するとともに接続部における抵抗の増加を抑制し、接続状態も良好にできるコイル接合体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社アスター
コイル接合体
4日前
個人
ファスナー式コード束ね
5日前
個人
高電荷低電位電荷搬送体
4日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
4日前
個人
回転電気装置及び発電装置
6日前
未来工業株式会社
ゲージ
4日前
ニチコン株式会社
電力変換装置
10日前
株式会社コスメック
自立発電装置
6日前
株式会社ダイヘン
電気機器
11日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
5日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
10日前
矢崎総業株式会社
配電装置
10日前
日産自動車株式会社
インバータ
10日前
コーセル株式会社
スイッチング電源装置
4日前
高周波熱錬株式会社
電源装置
5日前
株式会社ダイヘン
蓄電池システム
11日前
高周波熱錬株式会社
電源装置
5日前
日本航空電子工業株式会社
シール構造体
今日
矢崎総業株式会社
グロメット
今日
矢崎総業株式会社
グロメット
11日前
株式会社ミツバ
端子ユニット
4日前
日新イオン機器株式会社
駆動装置および真空装置
12日前
ニデック株式会社
ステータ、モータ及びドローン
5日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
株式会社村田製作所
電源装置及びプログラム
6日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
本田技研工業株式会社
回転電機
今日
豊田合成株式会社
太陽光発電給電装置
6日前
本田技研工業株式会社
回転電機
4日前
株式会社オリジン
充電器
今日
株式会社アイシン
バッテリケース
6日前
株式会社力電
励磁突入電流の抑制回路システム
5日前
京セラ株式会社
電力変換装置
11日前
株式会社東芝
磁性楔及び回転電機
11日前
続きを見る