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公開番号
2025061347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025005710,2021000162
出願日
2025-01-15,2021-01-04
発明の名称
撮像レンズ系及び撮像装置
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
13/00 20060101AFI20250403BHJP(光学)
要約
【課題】バックフォーカスが比較的長い撮像レンズ系において像面湾曲を好適に補正可能な撮像レンズ系及び撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像レンズ系11は、負のパワーを有する第1レンズL1と、非球面形状を有する第2レンズL2からなる第1レンズ群G1、少なくとも2枚の第3レンズL3及び第4レンズL4からなる第2レンズ群G2からなり、光学全長をL、バックフォーカスをBF、第2レンズL2の外縁の厚さ及び光軸上の厚さをそれぞれET2及びd2、第1レンズL1から第3レンズL3までの距離をD24、第1レンズL1から第2レンズL2までの距離及び第2レンズL2から第3レンズL3までの距離をそれぞれdf及びdrとした場合に、以下の式(1)~(4)を満たす。
BF/L>0.1・・・(1)
0.9<ET2/d2<1.1・・・(2)
0.3<D24/L<0.5・・・(3)
0.05<df/dr<1.0・・・(4)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側に向かって順に、第1レンズ群、第2レンズ群からなり、
前記第1レンズ群は、物体側から像側に向かって順に、1枚又は2枚の負のパワーを有するレンズと、物体側及び像側に非球面形状を有する補正レンズとからなり、
前記第2レンズ群は、物体側から像側に向かって順に、正のパワーを有する第3レンズと、絞りと、負のパワーを有する第4レンズと、正のパワーを有する第5レンズ、負のパワーを有する第6レンズとからなり、
前記補正レンズの物体側の面の最も外径側を透過する光線と前記補正レンズの物体側の面との交点と、前記補正レンズの物体側の面の最も外径側を透過する光線と像側の面との交点との光軸に平行な距離をET2とし、前記補正レンズの光軸上の厚さをd2とした場合に、以下の式(2)を満たす、撮像レンズ系。
0.9<ET2/d2<1.1 ・・・(2)
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1レンズ群の最も物体側に位置するレンズの物体側の面から前記第2レンズ群の最も像側に位置するレンズの像側の面までの光軸上の距離である光学全長をLとし、前記第2レンズ群の最も像側に位置するレンズの像側の面から撮像素子の物体側の面までの光軸上の距離であるバックフォーカスをBFとした場合に、以下の式(1)を満たす、請求項1に記載の撮像レンズ系。
BF/L>0.1 ・・・(1)
【請求項3】
前記第1レンズ群の最も物体側に位置するレンズの像側の面から前記第2レンズ群の最も物体側に位置するレンズの物体側の面までの光軸上の距離をD24とした場合に、以下の式(3)を満たす、請求項1に記載の撮像レンズ系。
0.3<D24/L<0.5 ・・・(3)
【請求項4】
前記補正レンズの物体側に隣り合うレンズの像側の面から前記補正レンズの物体側の面までの光軸上の距離をdfとし、前記補正レンズの像側の面から前記補正レンズの像側に隣り合うレンズの物体側の面までの光軸上の距離をdrとした場合に、以下の式(4)を満たす、請求項1に記載の撮像レンズ系。
0.05<df/dr<1.0 ・・・(4)
【請求項5】
光学系全体の焦点距離をFとし、前記補正レンズの焦点距離をf2とした場合に、以下の式(5)を満たす、請求項1に記載の撮像レンズ系。
-0.1<F/f2<0.1 ・・・(5)
【請求項6】
前記補正レンズは、物体側及び像側の少なくとも一方の面に少なくとも1つの変曲点を有する、請求項1~5の何れか一項に記載の撮像レンズ系。
【請求項7】
前記補正レンズは、光軸と交差する中心位置から所定の位置までの範囲において物体側に凸であり、前記所定の位置から前記補正レンズの外縁までの範囲において像側に凸である、請求項6に記載の撮像レンズ系。
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載の撮像レンズ系と、
前記撮像レンズ系の焦点位置に配置された撮像素子と、を備える撮像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は撮像レンズ系及び撮像装置に関し、例えば車載用の撮像レンズ系及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、像面湾曲を補正するために、撮像レンズ系において、像側に最も近い位置に、物体側及び像側の少なくとも一方の面に変曲点を有するレンズを配置していた。例えば、特許文献1、2には、物体側から像側に向かって順に配置された、第1レンズ~第6レンズからなる撮像レンズ系において、第6レンズとして、物体側及び像側の面に変曲点を有するレンズを用いる撮像レンズ系が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-027256号公報
特開2019-032462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、2は、携帯電話機等に搭載される撮像レンズ系を想定しており、携帯電話機等に搭載される撮像レンズ系のバックフォーカスは短い。そのため、撮像センサに入射する主光線の入射角度は大きくなり、各主光線が分離されているため、当該撮像レンズ系の最も像側に配置された非球面レンズによって像面湾曲を好適に補正することができる。しかし、車載用の撮像レンズ系は、バックフォーカスが比較的長く、撮像レンズ系の最も像側に変曲点を有する非球面レンズを配置しても、像面湾曲を好適に補正することが難しい。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、バックフォーカスが比較的長い撮像レンズ系において像面湾曲を好適に補正可能な撮像レンズ系及び撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態の撮像レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、第1レンズ群、絞り、第2レンズ群からなり、
前記第1レンズ群は、物体側から像側に向かって順に、1枚又は2枚の負のパワーを有するレンズと、物体側及び像側に非球面形状を有する補正レンズとからなり、
前記第2レンズ群は、少なくとも1枚のレンズからなり、
前記第1レンズ群の最も物体側に位置するレンズの物体側の面から前記第2レンズ群の最も像側に位置するレンズの像側の面までの光軸上の距離である光学全長をLとし、前記第2レンズ群の最も像側に位置するレンズの像側の面から撮像素子の物体側の面までの光軸上の距離であるバックフォーカスをBFとした場合に、以下の式(1)を満たし、
BF/L>0.1 ・・・(1)
前記補正レンズの物体側の面の最も外径側を透過する光線と前記補正レンズの物体側の面との交点と、前記補正レンズの物体側の面の最も外径側を透過する光線と像側の面との交点との光軸に平行な距離をET2とし、前記補正レンズの光軸上の厚さをd2とした場合に、以下の式(2)を満たし、
0.9<ET2/d2<1.1 ・・・(2)
前記第1レンズ群の最も物体側に位置するレンズの像側の面から前記第2レンズ群の最も物体側に位置するレンズの物体側の面までの光軸上の距離をD24とした場合に、以下の式(3)を満たし、
0.3<D24/L<0.5 ・・・(3)
前記補正レンズの物体側に隣り合うレンズの像側の面から前記補正レンズの物体側の面までの光軸上の距離をdfとし、前記補正レンズの像側の面から前記補正レンズの像側に隣り合うレンズの物体側の面までの光軸上の距離をdrとした場合に、以下の式(4)を満たす。
0.05<df/dr<1.0 ・・・(4)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、バックフォーカスが比較的長い撮像レンズ系において、前群に配置された補正レンズにより像面湾曲を好適に補正可能な撮像レンズ系及び撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る撮像レンズ系及び撮像装置の構成及び光線を示す断面図である。
距離ET2を説明する図である。
実施例1に係る撮像レンズ系及び撮像装置の構成を示す断面図である。
実施例1の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例2に係る撮像レンズ系及び撮像装置の構成を示す断面図である。
実施例2の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例3に係る撮像レンズ系及び撮像装置の構成を示す断面図である。
実施例3の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
実施例4に係る撮像レンズ系及び撮像装置の構成を示す断面図である。
実施例4の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図、歪曲収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1
(撮像レンズ系及び撮像装置)
図1は、実施の形態1に係る撮像レンズ系11及び撮像装置20の構成及び光線を示す断面図である。撮像装置20は、撮像レンズ系11、撮像素子21を備える。撮像レンズ系11及び撮像素子21は筐体(不図示)に収容されている。
撮像素子21は、受光した光を電気信号に変換する素子であり、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが用いられる。撮像素子21は、撮像レンズ系11の結像位置に配置されている。
以下、撮像レンズ系11について、詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、実施の形態1の撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、第1レンズ群G1、絞りSTOP、第2レンズ群G2からなり、第1レンズ群G1は、物体側から像側に向かって順に、1枚又は2枚の負のパワーを有するレンズと、物体側及び像側に非球面形状を有する補正レンズからなり、第2レンズ群G2は、少なくとも2枚のレンズからなり、絞りSTOPは、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズの像側に配置されている。
具体的には、第1レンズ群G1は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有し、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである第1レンズL1と、物体側及び像側に非球面を有し補正レンズとして機能する第2レンズL2とから構成されている。第2群レンズG2は、正のパワーを有し、物体側に凸面を有する第3レンズL3と、負のパワーを有し、像側に凹面を有する第4レンズL4と、正のパワーを有し、物体側及び像側に凸面を有する第5レンズL5と、負のパワーを有し、物体側及び像側に非球面を有する第6レンズL6とから構成されている。また、撮像レンズ系11は、図1に示すように、第6レンズL6の像側レンズ面S13と結像面IMGとの間に、波長フィルターガラス12を備えていてもよい。また、第4レンズL4と第5レンズL5は、接合レンズを構成する。また、撮像素子21上にはカバーガラス22があり、撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。第1レンズL1~第3レンズL3はガラスレンズであることが好ましく、第4レンズL4~第6レンズL6は、プラスチックレンズであることが好ましい。なお、上記第1群を構成する第1レンズL1を、その負のパワーを分割して、2枚の負のパワーを有するレンズに置換してもよい。この2枚のレンズの合成したパワーが第1レンズL1のパワーと等しい。この場合、当該分割された負のパワーをそれぞれ有する2枚のレンズと第2レンズL2との合計3枚のレンズによって第1レンズ群G1が構成されることになる。
(【0011】以降は省略されています)
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