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公開番号2025061299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025005279,2023063519
出願日2025-01-15,2019-10-31
発明の名称フレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03F 7/095 20060101AFI20250403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、水現像性に優れ、且つ、フレキソ印刷版にしたときに優れた耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性を示す、フレキソ印刷版原版、並びに、上記フレキソ印刷版原版を露光及び現像することにより得られるフレキソ印刷版を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の水現像性フレキソ印刷版原版は、水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマーと、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマーとを含有する感光層を有する、水現像性フレキソ印刷版原版である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水分散性粒子と、両末端にエチレン性不飽和基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマーと、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマーとを含有する感光層を有し、
前記感光層において、前記ポリマーの含有量に対する前記多官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、3.0以下である、水現像性フレキソ印刷版原版。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記感光層が、さらに、単官能モノマーを含有する、請求項1に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
【請求項3】
前記感光層において、前記多官能モノマーの含有量に対する前記単官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、0.5以下である、請求項2に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
【請求項4】
画像部と非画像部とを有するフレキソ印刷版であって、
前記画像部が、請求項1~3のいずれか1項に記載の水現像性フレキソ印刷版原版が有する感光層を画像様に露光し、現像することにより得られる画像部である、フレキソ印刷版。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
フレキソ印刷は、アニロックスロール等を用いて印刷版状の凸部にインキをつけて、被印刷体に転写する印刷方式である。フレキソ印刷に使用されるフレキソ印刷版としては、例えば、感光層を有するフレキソ印刷版原版を画像様に露光及び現像したものなどが用いられている。
一方、作業環境改善や地球環境の保全の観点から有機溶剤の使用を減らそうという動きが各種産業界から出ており、フレキソ印刷版原版についても水系現像液で現像することが可能なものが求められている。
例えば、特許文献1の請求項1には、フレキソ印刷版原版にしたときに水系現像液で現像できるとされる感光性樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-58957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようななか、本発明者が特許文献1の実施例に記載の感光性樹脂組成物を用いてフレキソ印刷版原版を作製したところ、確かに水系現像液による現像性(水現像性)に優れることが確認されたが、一方で、上記フレキソ印刷版原版を用いてフレキソ印刷版を作製したところ、画像部の欠け折れは生じ難い(耐刷性及びハンドリング性に優れる)ものの、後端部で白抜けが発生し易い(後端部着肉性が不十分であること)が明らかになった。
【0005】
そこで、本発明は、上記実情に鑑みて、水現像性に優れ、且つ、フレキソ印刷版にしたときに優れた耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性を示す、フレキソ印刷版原版、並びに、上記フレキソ印刷版原版を露光及び現像することにより得られるフレキソ印刷版を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマーと、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマーとを併用することで、上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0007】
(1) 水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマーと、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマーとを含有する感光層を有する、水現像性フレキソ印刷版原版。
(2) 上記感光層が、さらに、単官能モノマーを含有する、上記(1)に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
(3) 上記感光層において、上記多官能モノマーの含有量に対する上記単官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、0.5以下である、上記(2)に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
(4) 上記感光層において、上記ポリマーの含有量に対する上記多官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、3.0以下である、上記(1)~(3)のいずれかに記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
(5) 画像部と非画像部とを有するフレキソ印刷版であって、
上記画像部が、上記(1)~(4)のいずれかに記載の水現像性フレキソ印刷版原版が有する感光層を画像様に露光し、現像することにより得られる画像部である、フレキソ印刷版。
【発明の効果】
【0008】
以下に示すように、本発明によれば、水現像性に優れ、且つ、フレキソ印刷版にしたときに優れた耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性を示す、フレキソ印刷版原版、並びに、上記フレキソ印刷版原版を露光及び現像することにより得られるフレキソ印刷版を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、「(メタ)アクリル」は、「アクリル」または「メタクリル」を表す表記であり、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレート」または「メタクリレート」を表す表記であり、「(メタ)アクリロイル」は、「アクリロイル」または「メタクリロイル」を表す表記である。
【0010】
[水現像性フレキソ印刷版原版]
本発明の水現像性フレキソ印刷版原版(以下、「本発明の印刷版原版」とも言う)は、水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマー(以下、「特定ポリマー」とも言う)と、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマー(以下、「特定モノマー」とも言う)とを含有する感光層を有する、水現像性フレキソ印刷版原版である。
(【0011】以降は省略されています)

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