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公開番号2025060037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170525
出願日2023-09-29
発明の名称電波暗箱
出願人積水化学工業株式会社,株式会社国際電気通信基礎技術研究所
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H05K 9/00 20060101AFI20250403BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電波を遮断しつつ、外部から内部を視認可能な電波暗箱を提供する。
【解決手段】電波暗箱20は、内部空間Sを画定し開口31を有する箱本体30と、開口31を塞ぐ蓋部材40と備えている。箱本体30および蓋部材40を構成する壁の少なくとも一部は電波制御体11を含み、壁の電波制御体11を含む電波制御領域Rは可視光を透過させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外部から電波遮蔽される内部空間を画定し開口を有する箱本体と、前記開口を塞ぐ蓋部材と備え、
前記箱本体および前記蓋部材を構成する壁の少なくとも一部は電波制御体を含み、
前記壁の前記電波制御体を含む電波制御領域は可視光を透過させる、電波暗箱。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記電波制御領域は、D65標準光源における全光線透過率が65%以上である、請求項1に記載の電波暗箱。
【請求項3】
前記電波制御体は、導電体を含む導電層と、導電層を保持する基材層と、導電層を保持する保護層と、前記導電層と前記保護層とを接着するための接着層とを有し、前記基材層、前記導電層、前記接着層、前記保護層の順に積層されており、
前記導電層は、1または複数の線状の前記導電体により囲まれた導電体の無い領域が、所定の間隔を空けて周期的に配置されている、請求項1または2に記載の電波暗箱。
【請求項4】
前記電波制御体は、入射した電波を反射する電波反射体である請求項1または2に記載の電波暗箱。
【請求項5】
前記導電体の線幅は、0.05μm以上、15μm以下である、請求項3に記載の電波暗箱。
【請求項6】
前記電波制御領域は、前記箱本体、前記蓋部材の少なくとも一方であって、直交する2方向に設けられる、請求項1または2に記載の電波暗箱。
【請求項7】
前記壁は、少なくとも一部が湾曲しており、
前記箱本体および前記蓋部材は互いに突き当たる端部を有し、前記端部は湾曲した壁に位置している、請求項1または2に記載の電波暗箱。
【請求項8】
全体形状が球体、円柱体、楕円体の少なくともいずれかを含む形状であり、前記湾曲した壁は前記球体、円柱体、楕円体の少なくともいずれかの一部である、請求項7に記載の電波暗箱。
【請求項9】
前記箱本体および前記蓋部材は、互いに突き当たる端部を有し、前記箱本体の端部の端縁および前記蓋部材の端部の端縁は、前記端部が延在する方向および前記端部が互いに突き当たる方向に対して直交する方向からみて、凹凸に起伏し、互いに嵌まり合う波形の形状である、請求項1または2に記載の電波暗箱。
【請求項10】
前記波形は直線により構成される、請求項9に記載の電波暗箱。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から電波遮蔽された内部空間を有する電波暗箱に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話などの無線端末は無線通信アンテナを備えており、このアンテナの送信電波の出力レベルや受信感度を測定して評価する性能試験を行う際には、外部の電波の影響を極力抑えるために電波暗箱が用いられる。電波暗箱は電波暗室、シールドボックス、シールドチャンバとも呼ばれる。例えば特許文献1には、金属板からなるシールド箱と、シールド箱の内壁に取り付けられる電波吸収体とを備える電波暗箱が提案されている。シールド箱の内部空間は金属板により外部からの電波が遮断され、無線端末の性能試験に適している。
【0003】
しかし、特許文献1に記載の発明においては、シールド箱に用いられている金属板は不透明であり、かつ内部に電波吸収体が取り付けられているため、外部より内部を視認することはできず、作業性が悪かった。
【0004】
このため、特許文献2には、電波暗箱の内部にビデオカメラを設置することが記載されている。しかし、シールド箱に貫通孔を設けてビデオカメラと外部との通信線を連結しなければならず、この貫通孔からシールド箱の内部から電波が漏れたり、また、外部からの電波がシールド箱の内部空間に侵入することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-107270号公報
特開平9-55596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記した課題に着目してなされたものであり、電波を遮断しつつ、外部から内部を視認可能な電波暗箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
【0008】
項1:外部から電波遮蔽される内部空間を画定し開口を有する箱本体と、前記開口を塞ぐ蓋部材と備え、
前記箱本体および前記蓋部材を構成する壁の少なくとも一部は電波制御体を含み、
前記壁の前記電波制御体を含む電波制御領域は可視光を透過させる、電波暗箱。
【0009】
項2:前記電波制御領域は、D65標準光源における全光線透過率が65%以上である、項1に記載の電波暗箱。
【0010】
項3:前記電波制御体は、導電体を含む導電層と、導電層を保持する基材層と、導電層を保持する保護層と、前記導電層と前記保護層とを接着するための接着層とを有し、前記基材層、前記導電層、前記接着層、前記保護層の順に積層されており、
前記導電層は、1または複数の線状の前記導電体により囲まれた導電体の無い領域が、所定の間隔を空けて周期的に配置されている、項1または2のいずれか一項に記載の電波暗箱。
(【0011】以降は省略されています)

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