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公開番号
2025059250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169215
出願日
2023-09-29
発明の名称
車両用バッテリ冷却システム
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
B60L
58/26 20190101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約
【課題】空調装置からの送信信号を用いることなく、バッテリ冷却ファンの駆動音が空調装置のブロアファンの駆動音よりも小さくなるようにバッテリ冷却ファンを駆動する。
【解決手段】電池室に、バッテリ冷却ファンによって車室内の空気を供給してバッテリを冷却する車両用バッテリ冷却システムは、バッテリの温度を検出する第1の温度センサと、車室内の温度を検出する第2の温度センサと、バッテリ冷却ファンの駆動を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、車外の外気温度を推定し、車室内の温度と、推定した外気温度と、の差に基づいて、車両の空調装置のブロアファンの出力を推定し、推定した空調装置のブロアファンの出力と、バッテリの温度と、に基づいてバッテリ冷却ファンの出力を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリが収容された電池室に、バッテリ冷却ファンによって車室内の空気を供給して前記バッテリを冷却する車両用バッテリ冷却システムにおいて、
前記バッテリの温度を検出する第1の温度センサと、
前記車室内の温度を検出する第2の温度センサと、
前記バッテリ冷却ファンの駆動を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
車外の外気温度を推定する外気温度推定処理と、
前記車室内の温度と、推定した前記外気温度と、の差に基づいて、車両の空調装置のブロアファンの出力を推定する空調ブロアファン出力推定処理と、
推定した前記空調装置のブロアファンの出力と、前記バッテリの温度と、に基づいて前記バッテリ冷却ファンの出力を制御するバッテリ冷却ファン制御処理と、
を実行する、車両用バッテリ冷却システム。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記バッテリの温度に基づいて前記外気温度を推定する、請求項1に記載のバッテリ冷却システム。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記バッテリを含む電力システムが停止状態である所定の時刻に検出された前記バッテリの温度である基準温度と、前記電力システムを起動したときの前記バッテリの温度である起動時温度と、前記基準温度を検出した前記所定の時刻から前記起動時温度を検出した時刻までの経過時間と、に基づいて前記外気温度を推定する、請求項2に記載のバッテリ冷却システム。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記電力システムが停止状態とされてから所定時間ごとに前記バッテリの温度を検出し、当該バッテリの温度を前記基準温度として検出した時刻とともに記録し、前記外気温度の推定に用いる、請求項3に記載のバッテリ冷却システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記バッテリを含む電力システムの起動後、前記車室内の温度の変化速度が所定の閾値未満になった後で、推定した前記空調装置のブロアファンの出力と、前記バッテリの温度と、に基づく前記バッテリ冷却ファン制御処理を開始する、請求項1に記載のバッテリ冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用バッテリ冷却システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
駆動力源として駆動用モータを備えた電気自動車あるいはハイブリッド電気自動車には、駆動用モータの電力源であるバッテリが搭載される。バッテリは、充放電を繰り返すことによる発熱や周囲温度の影響による温度上昇により劣化が進行することが知られている。このため、車両には、バッテリを冷却するシステムが搭載されている。車両のバッテリ冷却システムの一態様として、冷却ファンによって車室内の空気をバッテリに供給してバッテリを冷却するシステムがある。
【0003】
ここで、上記のバッテリ冷却システムにおいて、冷却ファンの駆動音が乗員に雑音となって聞こえるおそれを低減する技術が提案されている。例えば特許文献1及び2には、冷却ファンの駆動音が空調装置のブロアファンの駆動音よりも小さくなるように、制御装置が冷却ファンの駆動を制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-193602号公報
特開2013-216173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、車両のバッテリ冷却システムは、車載式故障診断装置(OBD:On Board Diagnostics)による故障診断が義務付けられており、バッテリ冷却システムの制御に用いられるセンサや制御機器等の構成部品は、故障診断の対象となる。故障診断の対象となる構成部品(以下、「OBD要件対象部品」ともいう)は、OBD要件を遵守することが要求される。上記の特許文献1及び2に記載の技術において、バッテリ冷却システムには含まれない空調装置からブロアファンの出力の信号を取得する場合、当該ブロアファンの出力を検出あるいは算出する構成要素もOBD要件対象部品となり、対策が必要になる。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、空調装置からの送信信号を用いることなく、バッテリ冷却ファンの駆動音が空調装置のブロアファンの駆動音よりも小さくなるようにバッテリ冷却ファンを駆動可能な車両用バッテリ冷却システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、バッテリが収容された電池室に、バッテリ冷却ファンによって車室内の空気を供給して上記バッテリを冷却する車両用バッテリ冷却システムであって、上記バッテリの温度を検出する第1の温度センサと、上記車室内の温度を検出する第2の温度センサと、上記バッテリ冷却ファンの駆動を制御する制御装置と、を備え、上記制御装置は、車外の外気温度を推定する外気温度推定処理と、上記車室内の温度と、推定した上記外気温度と、の差に基づいて、車両の空調装置のブロアファンの出力を推定する空調ブロアファン出力推定処理と、推定した上記空調装置のブロアファンの出力と、上記バッテリの温度と、に基づいて上記バッテリ冷却ファンの出力を制御するバッテリ冷却ファン制御処理と、を実行する、車両用バッテリ冷却システムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本開示によれば、空調装置からの送信信号を用いることなく、バッテリ冷却ファンの駆動音が空調装置のブロアファンの駆動音よりも小さくなるようにバッテリ冷却ファンを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態に係る車両用バッテリ冷却システムの構成例を示す模式図である。
同実施形態に係るバッテリ冷却システムの制御機構の構成を示した説明図である。
同実施形態によるバッテリ冷却ファンの駆動デューティ比を演算するロジック図である。
同実施形態によるバッテリ冷却ファンの駆動を制御する処理動作のフローチャートである。
同実施形態による外気温度推定処理のフローチャートである。
同実施形態による基準温度記録処理のフローチャートである。
同実施形態による推定外気温度の算出方法を説明するために示す概略図である。
同実施形態によるブロアファン出力推定マップの一例を示す説明図である。
電力システムの起動時以降の室内温度の変化を示す説明図である。
同実施形態による室内温度取得定義処理のフローチャートである。
応用例によるバッテリ冷却ファンの駆動を制御する処理動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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