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公開番号2025063584
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172925
出願日2023-10-04
発明の名称車両の乗員監視装置
出願人株式会社SUBARU
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類B60W 50/14 20200101AFI20250409BHJP(車両一般)
要約【課題】運転支援制御装置と乗員監視装置とを搭載した車両において、車両の走行中に、不要な警報が頻繁に発出することを抑制し得ると共に、車両走行時の安全性の向上に寄与し得る車両の乗員監視装置を提供する。
【解決手段】車両の運転者の画像を取得する撮像部と、撮像部により取得された画像に基づき運転者の挙動変化を検出する挙動変化検出部と、挙動変化検出部の検出結果に基づいて所定の警報情報を出力する警報出力部とを少なくとも有する乗員監視制御ユニットとを具備する乗員監視装置であって、挙動変化検出部は、車両の走行速度と、実行中の運転支援制御の種類に応じて、運転者の挙動変化を検出するための検出継続時間を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転者の画像を取得する撮像部と、
前記撮像部により取得された前記画像に基づいて前記運転者の挙動変化を検出する挙動変化検出部と、前記挙動変化検出部の検出結果に基づいて所定の警報情報を出力する警報出力部とを少なくとも有する乗員監視制御ユニットと、
を具備する乗員監視装置であって、
前記挙動変化検出部は、
前記車両の走行速度と、実行中の運転支援制御の種類に応じて、
前記運転者の挙動変化を検出するための検出継続時間を設定する
ことを特徴とする車両の乗員監視装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
運転支援制御の種類は、少なくとも、
加減速制御のみをおこなう第1の運転支援制御と、
加減速制御と所定の操舵角未満の操舵制御をおこなう第2の運転支援制御と、
加減速制御と所定の操舵角以上の操舵制御をおこなう第3の運転支援制御と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両の乗員監視装置。
【請求項3】
前記挙動変化検出部は、
前記第1~第3の運転支援制御のいずれも実行されていないときは、
前記車両の走行速度に応じて設定される基準検出継続時間にて検出をおこない、
前記第1の運転支援制御のみが実行されているときは、
前記基準検出継続時間に第1の時間を加えた第1検出継続時間にて検出をおこない、
前記第2の運転支援制御が実行されているときは、
前記基準検出継続時間に第2の時間を加えた第2検出継続時間にて検出をおこない、
前記第3の運転支援制御が実行されているときは、
前記基準検出継続時間に第3の時間を加えた第3検出継続時間にて検出をおこなう
ことを特徴とする請求項2に記載の車両の乗員監視装置。
【請求項4】
前記第1の時間は前記第2の時間以下に設定され、
前記第2の時間は前記第1の時間以上かつ前記第3の時間以下に設定され、
前記第3の時間は前記第2の時間以上に設定され、
また、
前記基準検出継続時間は前記第1検出継続時間よりも短い時間に設定され、
前記第1検出継続時間は前記第2検出継続時間よりも短い時間に設定され、
前記第2検出継続時間は前記第3検出継続時間よりも短い時間に設定されている
ことを特徴とする請求項3に記載の車両の乗員監視装置。
【請求項5】
前記第3の運転支援制御は、方向指示器のオン信号を受けて開始される自動車線変更制御であって、
前記挙動変化検出部は、
前記第3の運転支援制御の実行中において、
前記運転者の顔が向いている方向と前記方向指示器の指示方向とが一致する場合は、第3検出継続時間にて検出をおこない、
前記運転者の顔が向いている方向と前記方向指示器の指示方向とが不一致の場合は、基準検出継続時間にて検出をおこなう
ことを特徴とする請求項3に記載の車両の乗員監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車等の車両において、運転者を監視し所定の場合に所定のタイミングで所定の警報を発出することにより車両の安全性を確保する車両の乗員監視装置に関する発明である。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車等の車両においては、例えばカメラ等の撮像装置等を用いて運転者(ドライバともいう)等を含む乗員の顔や挙動を監視し、例えば運転者の脇見や居眠り等を認識すると、所定の警報を発出するように構成された乗員監視装置が実用化されている。このような乗員監視装置を車両に搭載することによって、例えば、運転者を車両の運転に集中させることができることから、車両の安全な運行をおこなうことができる。
【0003】
一般に、車両速度が高いほど、脇見や居眠り等に起因して生じる事故発生までの時間が短くなることが判っている。したがって、この種の乗員監視装置においては、例えば運転者の挙動等を認識し、その認識結果に基づいて脇見等であると判断するまでの時間は、車両速度が高いほど短く設定されるのが望ましい。しかし、車両速度が低い場合にも、高速走行時と同じタイミングで警報が頻繁に発出されるとすると、運転者にとっては煩わしいと感じてしまうことがある。
【0004】
そこで、従来の乗員監視装置においては、警告等の発出タイミングを状況に応じて工夫する技術が、例えば特開2014-89589号公報等によって種々提案されている。
【0005】
前記特開2014-89589号公報等によって開示される乗員監視装置は、運転者の脇見、居眠り等を検出した場合に発出する警報の発出タイミングを、先行車までの距離や自車両の車両速度等に応じて変更している。これにより、警報の頻繁な発出を抑えることができる。
【0006】
一方、近年、自動車等の車両においては、運転者の運転操作の負担を軽減するとともに、車両を運行する際の安全性の向上実現を目的として、運転者がおこなうべき複数の運転操作を支援する制御をおこなう運転支援制御装置が、種々の提案されており、また実用化されつつある。
【0007】
一般に、運転支援制御の実行中には、運転者は運転負荷が軽減されることになる。したがって、このとき運転者は、より広い視野範囲の状況を監視する余裕を持つことができるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2014-89589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、周囲状況を監視するために、運転者によっておこなわれる挙動は、従来の乗員監視装置において脇見等であると誤認識されてしまう可能性がある。この場合、乗員監視装置は、不要な警報を頻繁に発出してしまうことになる。すると、この場合においても、運転者にとっては煩わしいと感じてしまうことになる。さらに、不要な警報が発出されると、運転者の注意が、その警報源に向いてしまい、運転者の視界を狭めてしまう可能性がある。したがって、この場合、車両の安全性を阻害してしまうことにもなりかねない。
【0010】
前記特開2014-89589号公報等によって開示されている従来の乗員監視装置においては、運転支援制御時の制御について考慮されておらず、上述したような問題点が生じる可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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