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公開番号2025064236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173833
出願日2023-10-05
発明の名称車載バッテリの充電制御システム
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B60L 58/20 20190101AFI20250410BHJP(車両一般)
要約【課題】メインバッテリとサブバッテリとを備えた車両において、駐車状態でサブバッテリが上がってしまうことを抑制することができる車載バッテリの充電制御システムを提供する。
【解決手段】車両1に搭載された駆動用モータ22に電力を供給するメインバッテリ12と、前記メインバッテリ12からの電力供給により充電可能なサブバッテリ16と、前記車両1が走行機能停止状態になってから予め設定された所定時間が経過した後に、前記サブバッテリ16を充電する第1の充電制御を実行する制御部30と、を備えた車載バッテリの充電制御システム10において、前記制御部30は、時刻情報と前記車両の位置情報とに基づいて、前記車両1が所定の時間帯内に予め設定された所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定した場合に、前記所定時間よりも短い時間で、前記サブバッテリ16の充電を開始する第2の充電制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された駆動用モータに電力を供給するメインバッテリと、
電気回路を介して前記メインバッテリと接続され、前記メインバッテリからの電力供給により充電可能なサブバッテリと、
前記車両が走行機能停止状態になってから予め設定された所定時間が経過した後に、前記電気回路を作動させて前記サブバッテリを充電する第1の充電制御を実行する制御部と、
を備えた車載バッテリの充電制御システムにおいて、
前記制御部は、時刻情報と位置情報取得部によって取得された前記車両の位置情報とに基づいて、前記車両が所定の時間帯内に予め設定された所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定した場合に、前記第1の充電制御における前記所定時間よりも短い時間で、前記サブバッテリの充電を開始する第2の充電制御を実行することを特徴とする車載バッテリの充電制御システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記車両に搭載されたエンジンを備え、
前記制御部は、前記車両が前記所定の時間帯内に前記所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定した状況において、
前記エンジンの燃料量が所定の閾値以下である場合には、前記第1の充電制御を実行し、
前記エンジンの燃料量が前記閾値を超える場合には、前記第2の充電制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車載バッテリの充電制御システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記車両が前記所定の時間帯内に前記所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定し、且つ、前記エンジンの燃料量が前記閾値以下である状況において、前記サブバッテリの電圧が所定の閾値以下、又は、前記サブバッテリの劣化状態が所定の閾値以下の場合に、前記第2の充電制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の車載バッテリの充電制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記車両が前記所定の時間帯内に前記所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定した状況において、
前記走行機能停止状態になる前の前記車両の走行モードが、ノーマルモードよりも航続距離を増加させるエコモードである場合に、前記第1の充電制御を実行し、
前記走行モードが前記エコモードではない場合に、前記第2の充電制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車載バッテリの充電制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記車両が前記所定の時間帯内に前記所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定し、且つ、前記走行モードが前記エコモードである状況において、前記サブバッテリの電圧が所定の閾値以下、又は、前記サブバッテリの劣化状態が所定の閾値以下の場合に、前記第2の充電制御を実行することを特徴とする請求項4に記載の車載バッテリの充電制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載バッテリの充電制御システムに関し、特に、メインバッテリからサブバッテリへ電力を供給することによりサブバッテリを充電可能な車載バッテリの充電制御システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両は、駆動用モータに電力を供給する高電圧のメインバッテリと、電装機器等の補機に電力を供給するサブバッテリと、を備えている。サブバッテリは、メインバッテリよりも低電圧の電力を供給するバッテリであり、メインバッテリとサブバッテリとは電気回路を介して接続されている。
【0003】
メインバッテリとサブバッテリとを備える車両では、駐車中の待機電力によってサブバッテリの充電量が低下する。例えば、ユーザが自宅駐車場で車両を長時間放置していると、サブバッテリの充電量が低下して、サブバッテリが上がってしまい、車両始動時に車両が正常に始動できないおそれがある。このようなバッテリ上がりを防止するため、電動車両では、車両が長時間駐車されている状況において、メインバッテリからサブバッテリへ電力を供給し、サブバッテリを充電することがある。
【0004】
例えば、特許文献1には、車両が走行機能停止状態である駐車状態にあり、所定時間が経過した場合に、車載の電気回路においてメインバッテリの電圧を降圧してサブバッテリに電力を供給するDCDCコンバータを作動させて、サブバッテリの充電を行う充電制御装置が記載されている。このように、長時間駐車されている状況でサブバッテリを充電し、サブバッテリの上がりを防止することで、車両始動時にサブバッテリからの電力供給を正常に保つことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-52869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような駐車状態におけるサブバッテリの充電は、一般に、車両の盗難防止等の観点から、ユーザが車両に乗り込んだ際に、充電が中断されるように制御されている。それ故、例えば、ユーザが自宅に駐車された車両に荷物を取るために乗り込んだ場合に、充電が十分ではないにも関わらず中断されてしまうことがあり、サブバッテリが上がってしまう懸念があった。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、メインバッテリとサブバッテリとを備えた車両において、駐車状態でサブバッテリが上がってしまうことを抑制することができるバッテリの充電制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一実施の形態は、車両に搭載された駆動用モータに電力を供給するメインバッテリと、電気回路を介して前記メインバッテリと接続され、前記メインバッテリからの電力供給により充電可能なサブバッテリと、前記車両が走行機能停止状態になってから予め設定された所定時間が経過した後に、前記電気回路を作動させて前記サブバッテリを充電する第1の充電制御を実行する制御部と、を備えた車載バッテリの充電制御システムにおいて、前記制御部は、時刻情報と位置情報取得部によって取得された前記車両の位置情報とに基づいて、前記車両が所定の時間帯内に予め設定された所定の場所で前記走行機能停止状態なったと判定した場合に、前記第1の充電制御における前記所定時間よりも短い時間で、前記サブバッテリの充電を開始する第2の充電制御を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車載バッテリの充電制御システムによれば、メインバッテリとサブバッテリとを備えた車両において、駐車状態でサブバッテリが上がってしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車載バッテリの充電制御システムの概略構成を示すブロック図である。
充電制御システムにおける制御機構の概略構成を示すブロック図である。
充電制御システムの動作を説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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