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公開番号2025057561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167269
出願日2023-09-28
発明の名称ケーブルアジャスタ
出願人トヨタ紡織株式会社,株式会社ハイレックスコーポレーション
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類F16C 1/22 20060101AFI20250402BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】アウタケーシングが複数に分岐されても、それぞれを合理的に適切なガイド長さに調整することが可能なケーブルアジャスタを提供すること。
【解決手段】インナケーブル20が挿通される管状のアウタケーシング10の長さを調整するケーブルアジャスタ1は、インナケーブル20をケーブル軸方向に挿通可能な本体ケース2と、本体ケース2にアウタケーシング10の分岐前の管部である分岐前アウタ11の端部を固定するアウタ固定部2Aと、本体ケース2に形成されたスロット2Dにケーブル軸方向に摺動可能に並列配置されてアウタケーシング10の分岐後の管部である複数の分岐後アウタ12の端部をそれぞれに固定する複数のスライダ3と、複数のスライダ3の本体ケース2に対するケーブル軸方向の摺動をロックするロック部5と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
インナケーブルが挿通される管状のアウタケーシングの長さを調整するケーブルアジャスタであって、
前記インナケーブルをケーブル軸方向に挿通可能な本体ケースと、
該本体ケースに前記アウタケーシングの分岐前の管部である分岐前アウタの端部を固定するアウタ固定部と、
前記本体ケースに形成されたスロットにケーブル軸方向に摺動可能に並列配置され、前記アウタケーシングの分岐後の管部である複数の分岐後アウタの端部をそれぞれに固定する複数のスライダと、
複数の前記スライダの前記本体ケースに対するケーブル軸方向の摺動をロックするロック部と、を有するケーブルアジャスタ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載のケーブルアジャスタであって、
前記ロック部が、複数の前記スライダとの係合によりこれらの摺動をまとめてロックするケーブルアジャスタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のケーブルアジャスタであって、
前記本体ケースが、前記アウタ固定部と前記スロットとの間の中間部において互いにケーブル軸方向に嵌合可能なように分割される2つの分割ピースから成るケーブルアジャスタ。
【請求項4】
請求項3に記載のケーブルアジャスタであって、
前記本体ケースの前記中間部に配置され、前記分岐前アウタの端部から引き出される前記インナケーブルの分岐前のケーブル部である分岐前インナの端部と、複数の前記分岐後アウタの端部から引き出される前記インナケーブルの分岐後のケーブル部である複数の分岐後インナの端部と、を互いに連結するインナ連結部を更に有するケーブルアジャスタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルアジャスタに関する。詳しくは、インナケーブルが挿通される管状のアウタケーシングの長さを調整するケーブルアジャスタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インナケーブルの配索経路をガイドする管状のアウタケーシングの長さを調整するケーブルアジャスタが開示されている。ケーブルアジャスタは、アウタケーシングの分離された2本の間に介在するように設けられる。ケーブルアジャスタは、インナケーブルをケーブル軸方向に挿通可能な筒形状の本体ケースを有する。また、ケーブルアジャスタは、アウタケーシングの分離された一方の端部を本体ケースに固定するアウタ固定部を有する。
【0003】
また、ケーブルアジャスタは、本体ケースに形成されたスロットにケーブル軸方向に摺動可能に配置されて、アウタケーシングの分離された他方の端部を固定するスライダを有する。ケーブルアジャスタは、更に、スライダの本体ケースに対する摺動をロック可能なロック部を有する。アウタケーシングは、その配索時には、一端と他端とが配索される構造物に固定される。
【0004】
このような構成により、ケーブルアジャスタは、アウタケーシングから引き出されるインナケーブルの端部が操作対象物への接続のために初期の配索位置から引き出されると、スライダが本体ケースに対して摺動する。具体的には、インナケーブルがアウタケーシングから引き出されると、その引かれた分だけ、アウタケーシングに必要とされるガイド長さは短くなる。
【0005】
したがって、このガイド長さに合わせるために、スライダが、インナケーブルの引き出しによる反力により、本体ケースに対して押し込まれる方向に摺動する。そして、スライダを必要なガイド長さとなる位置まで摺動させたところで、ロック部によりスライダをロックする。それにより、アウタケーシングが、ケーブルアジャスタを介して、インナケーブルに余長によるあそびを生じさせない適切なガイド長さに合わされた状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-032333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の構成では、インナケーブルが途中で分岐される場合、それに対応するアウタケーシングの分岐された管部毎にケーブルアジャスタを設けなければならず、構造が煩雑となる。そこで、本発明は、アウタケーシングが複数に分岐されても、それぞれを合理的に適切なガイド長さに調整することが可能なケーブルアジャスタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する手段として、本発明のケーブルアジャスタは、次の手段をとる。
【0009】
すなわち、本発明の第1の発明は、インナケーブルが挿通される管状のアウタケーシングの長さを調整するケーブルアジャスタであって、前記インナケーブルをケーブル軸方向に挿通可能な本体ケースと、該本体ケースに前記アウタケーシングの分岐前の管部である分岐前アウタの端部を固定するアウタ固定部と、前記本体ケースに形成されたスロットにケーブル軸方向に摺動可能に並列配置され、前記アウタケーシングの分岐後の管部である複数の分岐後アウタの端部をそれぞれに固定する複数のスライダと、複数の前記スライダの前記本体ケースに対するケーブル軸方向の摺動をロックするロック部と、を有するケーブルアジャスタである。
【0010】
第1の発明によれば、アウタケーシングが複数に分岐されても、各分岐後アウタを1つのケーブルアジャスタにより個々に適切なガイド長さに調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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