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公開番号
2025056823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166304
出願日
2023-09-27
発明の名称
酔い防止装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
B60W
50/08 20200101AFI20250401BHJP(車両一般)
要約
【課題】移動体の乗員の陸酔いを軽減する。
【解決手段】酔い防止装置は、乗員が座る座席の背もたれの角度を調節する角度調節装置と、角度調節装置の駆動を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、車両の振動の情報を取得し、所定の周波数域の振動が所定時間以上継続したか否かを判定し、所定の周波数域の振動が所定時間以上継続したと判定したときに、角度調節装置の駆動を制御し、背もたれの角度を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の乗員が前記車両から降りた後に生じる前記乗員の陸酔いを軽減する酔い防止装置であって、
前記乗員が座る座席の背もたれの角度を調節する角度調節装置と、
前記角度調節装置の駆動を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記車両の振動の情報を取得し、所定の周波数域の振動が所定時間以上継続したか否かを判定する判定処理と、
前記所定の周波数域の振動が所定時間以上継続したと判定されたときに、前記角度調節装置の駆動を制御し、前記背もたれの角度を変更する角度変更処理と、
を実行する、酔い防止装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記角度変更処理において、
前記車両が走行する道路の、水平方向に対する前記車両の前後方向の傾きを判定し、前記道路が上り傾斜又は下り傾斜に変化するタイミングに合わせて前記背もたれの角度を変更する、
請求項1に記載の酔い防止装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記角度変更処理において、
水平方向に対する前記車両の傾きを検出するセンサにより検出される前記傾きの情報を取得し、
検出される前記車両の前後方向の傾きが所定の角度閾値を超えたときに、前記背もたれの角度を変更する、
請求項2に記載の酔い防止装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記角度変更処理において、
前記車両の前後方向の加速度の情報を取得し、
前記車両の前後方向の加速度に基づいて前記車両が走行する前記道路が上り傾斜又は下り傾斜に変化することを予測し、
前記上り傾斜又は下り傾斜に変化するタイミングに合わせて前記背もたれの角度を変更する、
請求項2に記載の酔い防止装置。
【請求項5】
前記酔い防止装置は、
前記道路の傾きと前記乗員の顔又は視線の向きとの関係を学習した学習データを記憶した学習データ記憶部をさらに備え、
前記制御装置は、前記角度変更処理において、
前記上り傾斜又は下り傾斜の傾きを推定するとともに、前記学習データに基づいて前記背もたれの角度の目標値を設定し、前記背もたれの角度を変更する、
請求項2に記載の酔い防止装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体の乗員の陸酔いを軽減する酔い防止装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車や船舶等の移動体に乗っている間に生じる乗り物酔いを防止あるいは軽減する技術が種々提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-029210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、自動車や船舶等の移動体から降りた際に、依然として移動体に乗っているかのような感覚が残る陸酔いという現象が知られている。具体的に、陸酔いとは、自動車や船舶等に乗っている間に一定時間以上同じような振動の刺激を人の感覚器が受け続けることで、感覚器がその刺激に順応して刺激を感じにくくなり、この状態で自動車や船舶から降りたときに刺激を急に感じなくなることで生じる違和感を言う。
【0005】
振動の刺激を感じる皮膚には、4つの受容器が存在し、それぞれ刺激に順応するまでのスピードが異なる。特に、メルケル細胞及びルフィニ小体は刺激に順応するスピードが遅く、順応するまでに時間がかかることから、陸酔いの原因になりやすいと考えられている。また、メルケル細胞やルフィニ小体は、約15Hz以下の振動や変形を感知していることから、振動に起因する人の不快感に大きく影響する。
【0006】
上述のように、移動体に乗っている間に生じる乗り物酔いを軽減する技術は提案されているものの、移動体から降りた後に生じる陸酔いを軽減するための技術はこれまで提案されていない。
【0007】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、移動体の乗員の陸酔いを軽減可能な酔い防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、車両の乗員が上記車両から降りた後に生じる上記乗員の陸酔いを軽減する酔い防止装置であって、上記乗員が座る座席の背もたれの角度を調節する角度調節装置と、上記角度調節装置の駆動を制御する制御装置と、を備え、上記制御装置は、上記車両の振動の情報を取得し、所定の周波数域の振動が所定時間以上継続したか否かを判定する判定処理と、上記所定の周波数域の振動が所定時間以上継続したと判定したときに、上記角度調節装置の駆動を制御し、上記背もたれの角度を変更する角度変更処理と、を実行する酔い防止装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本開示によれば、移動体の乗員の陸酔いを軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1の実施の形態に係る酔い防止装置の構成例を示す説明図である。
同実施形態に係る酔い防止装置の制御装置の構成例を示すブロック図である。
同実施形態に係る酔い防止装置の制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
同実施形態による角度変更処理を示すフローチャートである。
車両が道路の傾きのピークを通過する時刻と、乗員が顔又は視線の傾きを変化させる時刻との時間差について示す説明図である。
本開示の第2の実施の形態に係る酔い防止装置の制御装置の構成例を示すブロック図である。
同実施形態に係る酔い防止装置の制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
同実施形態による角度変更処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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