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公開番号2025056625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166211
出願日2023-09-27
発明の名称キャップユニット及びキャップ付き容器
出願人サーモス株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類B65D 51/24 20060101AFI20250401BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】繰り返しの使用によりハンドル部材やヒンジ部が摩耗しづらく、ヒンジ部付近の構造がコンパクトで、衝撃によって破損しづらいハンドル部材の固定構造を備えるキャップ付き容器を提供する。
【解決手段】肩部材3にヒンジ部5を介して回動自在に取り付けられたハンドル部材6と、ハンドル部材6を回動方向の一方側に回動した位置にて、肩部材3に対してハンドル部材6を仮止めする仮止め機構7とを備え、仮止め機構7は、ヒンジ部5を介した肩部材3とハンドル部材6との何れか一方側に設けられた係合凸部12と、ヒンジ部5を介した肩部材3とハンドル部材6との何れか他方側に設けられた係合凹部13と、係合凹部13の内側に設けられた弾性部材14とを有し、ハンドル部材6を回動方向の一方側に回動した位置にて、係合凸部12が係合凹部13の内側に係合されることによって、肩部材3に対してハンドル部材6を仮止めする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
前記容器本体の上部開口部を閉塞するキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられたハンドル部材と、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記キャップ本体に対して前記ハンドル部材を仮止めする仮止め機構とを備え、
前記仮止め機構は、前記ヒンジ部を介した前記キャップ本体と前記ハンドル部材との何れか一方側に設けられた係合凸部と、
前記ヒンジ部を介した前記キャップ本体と前記ハンドル部材との何れか他方側に設けられた係合凹部と、
前記係合凹部の内側に設けられた弾性部材とを有し、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記係合凸部が前記係合凹部の内側に係合されることによって、前記キャップ本体に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とするキャップユニット。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、1本の線材を折り曲げることによって構成されるバネ部材であることを特徴とする請求項1に記載のキャップユニット。
【請求項3】
前記弾性部材は、前記係合凸部を挟み込む一対の弾性変位部を有し、
前記係合凸部は、前記一対の弾性変位部の間を押し広げながら、前記係合凹部の内側に係合された状態となることを特徴とする請求項1に記載のキャップユニット。
【請求項4】
前記係合凸部は、幅方向の両側から突出された一対の爪部を有し、
前記係合凹部の内側に前記係合凸部が係合された状態において、前記一対の弾性変位部が前記係合凸部を幅方向の両側から挟み込むと共に、前記一対の爪部が前記一対の弾性変位部に係止された状態となることを特徴とする請求項3に記載のキャップユニット。
【請求項5】
前記仮止め機構は、前記容器本体の側面に沿った位置にて、前記キャップ本体に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とする請求項1に記載のキャップユニット。
【請求項6】
請求項1~5の何れか一項に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
【請求項7】
上部が開口した容器本体と、
前記容器本体の上部側の外周部に取り付けられた肩部材と、
前記容器本体又は前記肩部材に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットと、
前記肩部材にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられたハンドル部材と、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記肩部材に対して前記ハンドル部材を仮止めする仮止め機構とを備え、
前記仮止め機構は、前記ヒンジ部を介した前記肩部材と前記ハンドル部材との何れか一方側に設けられた係合凸部と、
前記ヒンジ部を介した前記肩部材と前記ハンドル部材との何れか他方側に設けられた係合凹部と、
前記係合凹部の内側に設けられた弾性部材とを有し、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記係合凸部が前記係合凹部の内側に係合されることによって、前記肩部材に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とするキャップ付き容器。
【請求項8】
前記弾性部材は、1本の線材を折り曲げることによって構成されるバネ部材であることを特徴とする請求項7に記載のキャップ付き容器。
【請求項9】
前記弾性部材は、前記係合凸部を挟み込む一対の弾性変位部を有し、
前記係合凸部は、前記一対の弾性変位部の間を押し広げながら、前記係合凹部の内側に係合された状態となることを特徴とする請求項7に記載のキャップ付き容器。
【請求項10】
前記係合凸部は、幅方向の両側から突出された一対の爪部を有し、
前記係合凹部の内側に前記係合凸部が係合された状態において、前記一対の弾性変位部が前記係合凸部を幅方向の両側から挟み込むと共に、前記一対の爪部が前記一対の弾性変位部に係止された状態となることを特徴とする請求項9に記載のキャップ付き容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップユニット及びキャップ付き容器に関する。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットを備えたキャップ付き容器がある。例えば、容器本体の上部側の外周部に取り付けられた肩部材と、肩部材に取り付けられたハンドル部材と、肩部材に対して着脱自在に取り付けられたキャップユニットを備えるキャップ付き容器がある(例えば下記特許文献1を参照)。このようなキャップ付き容器では、ハンドル部材によって持ち運びを容易とすることが可能である。
【0003】
また、栓部材(肩部材)と、栓部材にヒンジ部を介して回動自在に連結された蓋体とを有して、容器本体に対して着脱自在に取り付けられたキャップユニットを備えるキャップ付き容器がある(例えば下記特許文献2を参照)。このようなキャップ付き容器では、一方側に回動された部材(特許文献2中に示す蓋部材7)が、意図せず他方側に回動することを抑制するため、回動方向に対して突起部を設け、部材の回動側基端部を摺動させる、若しくは乗り越えさせる構造が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-144337号公報
特開2002-209764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述したハンドル部材を備えたキャップ付き容器では、例えば鞄に収納して持ち運ぶ際に、邪魔にならないようにハンドル部材がある一定の位置に固定(仮止め)されることが求められる。しかしながら、樹脂製のハンドル部材の場合、上記特許文献2のようにヒンジ回動部付近における樹脂同士の摺動や乗り越えによる固定構造を採用すると、繰り返しの使用により樹脂の摩耗が発生し、固定の強度が徐々に弱くなる可能性がある。
【0006】
また、上記特許文献2のような樹脂部材の撓みを利用した摺動や乗り越えによる固定構造の場合、いわゆる樹脂製のバネとして樹脂部材を撓ませるための長さが必要となり、ヒンジ部付近の構造が大型化する。さらに、落下の衝撃によって樹脂部材が破損することも考えられる。
【0007】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、繰り返しの使用によりハンドル部材やヒンジ部が摩耗しづらく、ヒンジ部付近の構造がコンパクトで、衝撃によって破損しづらいハンドル部材の固定構造を備えるキャップユニット及びキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
前記容器本体の上部開口部を閉塞するキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられたハンドル部材と、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記キャップ本体に対して前記ハンドル部材を仮止めする仮止め機構とを備え、
前記仮止め機構は、前記ヒンジ部を介した前記キャップ本体と前記ハンドル部材との何れか一方側に設けられた係合凸部と、
前記ヒンジ部を介した前記キャップ本体と前記ハンドル部材との何れか他方側に設けられた係合凹部と、
前記係合凹部の内側に設けられた弾性部材とを有し、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記係合凸部が前記係合凹部の内側に係合されることによって、前記キャップ本体に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とするキャップユニット。
〔2〕 前記弾性部材は、1本の線材を折り曲げることによって構成されるバネ部材であることを特徴とする前記〔1〕に記載のキャップユニット。
〔3〕 前記弾性部材は、前記係合凸部を挟み込む一対の弾性変位部を有し、
前記係合凸部は、前記一対の弾性変位部の間を押し広げながら、前記係合凹部の内側に係合された状態となることを特徴とする前記〔1〕に記載のキャップユニット。
〔4〕 前記係合凸部は、幅方向の両側から突出された一対の爪部を有し、
前記係合凹部の内側に前記係合凸部が係合された状態において、前記一対の弾性変位部が前記係合凸部を幅方向の両側から挟み込むと共に、前記一対の爪部が前記一対の弾性変位部に係止された状態となることを特徴とする前記〔3〕に記載のキャップユニット。
〔5〕 前記仮止め機構は、前記容器本体の側面に沿った位置にて、前記キャップ本体に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とする前記〔1〕に記載のキャップユニット。
〔6〕 前記〔1〕~〔5〕の何れか一項に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
〔7〕 上部が開口した容器本体と、
前記容器本体の上部側の外周部に取り付けられた肩部材と、
前記容器本体又は前記肩部材に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットと、
前記肩部材にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられたハンドル部材と、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記肩部材に対して前記ハンドル部材を仮止めする仮止め機構とを備え、
前記仮止め機構は、前記ヒンジ部を介した前記肩部材と前記ハンドル部材との何れか一方側に設けられた係合凸部と、
前記ヒンジ部を介した前記肩部材と前記ハンドル部材との何れか他方側に設けられた係合凹部と、
前記係合凹部の内側に設けられた弾性部材とを有し、
前記ハンドル部材を回動方向の一方側に回動した位置にて、前記係合凸部が前記係合凹部の内側に係合されることによって、前記肩部材に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とするキャップ付き容器。
〔8〕 前記弾性部材は、1本の線材を折り曲げることによって構成されるバネ部材であることを特徴とする前記〔7〕に記載のキャップ付き容器。
〔9〕 前記弾性部材は、前記係合凸部を挟み込む一対の弾性変位部を有し、
前記係合凸部は、前記一対の弾性変位部の間を押し広げながら、前記係合凹部の内側に係合された状態となることを特徴とする前記〔7〕に記載のキャップ付き容器。
〔10〕 前記係合凸部は、幅方向の両側から突出された一対の爪部を有し、
前記係合凹部の内側に前記係合凸部が係合された状態において、前記一対の弾性変位部が前記係合凸部を幅方向の両側から挟み込むと共に、前記一対の爪部が前記一対の弾性変位部に係止された状態となることを特徴とする前記〔9〕に記載のキャップ付き容器。
〔11〕 前記仮止め機構は、前記容器本体の側面に沿った位置にて、前記肩部材に対して前記ハンドル部材を仮止めすることを特徴とする前記〔7〕に記載のキャップ付き容器。
〔12〕 前記ハンドル部材は、カラビナハンドルであることを特徴とする前記〔7〕に記載のキャップ付き容器。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、繰り返しの使用によりハンドル部材やヒンジ部が摩耗しづらく、またヒンジ部付近の構造がコンパクトで、衝撃によって破損しづらいハンドル部材の固定構造を備えるキャップユニット及びキャップ付き容器を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係るキャップ付き容器のハンドル部材が回動方向の一方側に位置した状態を示す斜視図である。
図1に示すキャップ付き容器のハンドル部材が回動方向の他方側に位置した状態を示す背面図である。
図1に示すキャップ付き容器が備える仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を示す透視斜視図である。
図3に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされる前の状態を示す透視斜視図である。
図3に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を図3とは別の角度から見た透視斜視図である。
図3に示す仮止め機構を構成する係合凸部がヒンジ部を介した肩部材側に配置された構成を示す斜視図である。
図3に示す仮止め機構を構成する係合凹部及びバネ部材がヒンジ部を介したハンドル部材側に配置された構成を示す断面斜視図である。
ハンドル部材の別の構成を示すキャップ付き容器の背面図である。
本発明の第2の実施形態に係るキャップ付き容器が備える仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を示す透視斜視図である。
図9に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされる前の状態を示す透視斜視図である。
図9に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を図9とは別の角度から見た透視斜視図である。
図9に示す仮止め機構を構成する係合凸部がヒンジ部を介した肩部材側に配置された構成を示す斜視図である。
図9に示す仮止め機構を構成する係合凹部及びバネ部材がヒンジ部を介したハンドル部材側に配置された構成を示す断面斜視図である。
本発明の第3の実施形態に係るキャップ付き容器が備える仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を示す断面斜視図である。
図14に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされる前の状態を示す断面斜視図である。
図14に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を図14とは別の角度から見た透視斜視図である。
図14に示す仮止め機構を構成する係合凸部がヒンジ部を介した肩部材側に配置された構成を示す斜視図である。
図14に示す仮止め機構を構成する係合凹部及びバネ部材がヒンジ部を介したハンドル部材側に配置された構成を示す断面斜視図である。
本発明の第4の実施形態に係るキャップ付き容器が備える仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされた状態を示す透視斜視図である。
図19に示す仮止め機構により肩部材に対してハンドル部材が仮止めされる前の状態を示す透視斜視図である。
図19に示す仮止め機構を構成する係合凸部がヒンジ部を介した肩部材側に配置された構成を示す斜視図である。
図19に示す仮止め機構を構成する係合凹部及びバネ部材がヒンジ部を介したハンドル部材側に配置された構成を示す斜視図である。
図19に示す仮止め機構を構成する係合凹部及びバネ部材がヒンジ部を介したハンドル部材側に配置された構成を図22とは別の角度から見た断面斜視図である。
本発明の第5の実施形態に係るキャップ付き容器のハンドル部材が回動方向の他方側に位置した状態を示す斜視図である。
図24に示すキャップ付き容器のハンドル部材が回動方向の一方側に位置した状態を示す斜視図である。
図24に示すキャップ付き容器のハンドル部材がヒンジ部に対して上向きとなる位置にある状態を示す背面図である。
本発明の第6の実施形態に係るキャップ付き容器のハンドル部材が回動方向の他方側に位置した状態を示す斜視図である。
図27に示すキャップ付き容器のハンドル部材が回動方向の一方側に位置した状態を示す斜視図である。
図27に示すキャップ付き容器のハンドル部材がヒンジ部に対して上向きとなる位置にある状態を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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