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公開番号2025056049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165480
出願日2023-09-27
発明の名称シート搬送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 11/00 20060101AFI20250401BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】手差し給送装置を着脱するときの作業性を向上する。
【解決手段】手差し給送部500を装置本体201Aに対して回動可能、かつ、着脱可能に支持する回動機構30を備える。回動機構30は、装置本体201Aに取り付けられ、手差し給送部500が回動するときの回動中心となる回動軸31と、装置本体201Aに取り付けられ、かつ、回動軸31の最大径以上の幅を有し、回動軸31の軸方向に直交する方向に開口した開口部32aを有して、開口部32aを介して回動軸31が着脱可能に係合され、回動軸31を支持することにより手差し給送部500を回動可能にする第1溝部32と、第1溝部32及び回動軸31に対して分離した別部材として移動可能に設けられ、かつ、回動軸31を第1溝部32に係合した状態にロックする第1ロック状態と、第1ロック状態を解除した第1解除状態と、に切替可能な第1ロック部33と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送するシート搬送部が収容された筐体と、
前記筐体に対して回動することにより開閉可能に設けられ、閉位置と開位置とに変位可能であり、かつ、前記開位置においてシートを支持する支持部を有し、前記筐体に着脱可能に設けられた開閉ユニットと、
前記支持部に支持されたシートを前記シート搬送部に給送する給送部と、
前記開閉ユニットを前記筐体に対して回動可能、かつ、着脱可能に支持する回動機構と、
前記開閉ユニットが前記開位置より大きく開く方向に回動することを規制する規制部と、を備え、
前記回動機構は、
前記開閉ユニットと前記筐体との一方に取り付けられ、前記開閉ユニットが回動するときの回動中心となる回動軸と、
前記開閉ユニットと前記筐体との他方に取り付けられ、かつ、前記回動軸の最大径以上の幅を有し、前記回動軸の軸方向に直交する方向に開口した開口部を有して、前記開口部を介して前記回動軸が着脱可能に係合され、前記回動軸を支持することにより前記開閉ユニットを回動可能にする第1溝部と、
前記第1溝部及び前記回動軸に対して分離した別部材として移動可能に設けられ、かつ、前記回動軸を前記第1溝部に係合した状態にロックする第1ロック状態と、前記第1ロック状態を解除した第1解除状態と、に切替可能な第1ロック部と、を有する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1ロック部は、前記第1溝部に対して回動可能に設けられ、前記第1ロック状態において前記回動軸が前記第1溝部から離脱する方向に移動することを規制し、かつ、前記第1解除状態において前記回動軸が前記第1溝部から離脱する方向に移動することを許容する回動軸規制部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記回動軸は、前記開閉ユニットに取り付けられ、
前記第1溝部は、前記筐体に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記開口部は、前記筐体における前記開閉ユニットが設けられている方向に開口している、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記第1溝部は、前記給送部によるシートの給送方向に沿った方向に前記回動軸を案内するように形成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記規制部は、
一端部が前記筐体に対して揺動可能、かつ、着脱可能に支持され、他端部が前記開閉ユニットに係合された揺動部材と、
前記揺動部材と前記筐体との一方に取り付けられ、前記揺動部材が揺動するときの揺動中心となる揺動軸と、
前記揺動部材と前記筐体との他方に取り付けられ、かつ、前記揺動軸が着脱可能に係合され、前記揺動軸を支持することにより前記揺動部材を揺動可能にする第2溝部と、を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記第2溝部及び前記揺動軸に対して移動可能に設けられ、かつ、前記揺動軸を前記第2溝部に支持した状態にロックする第2ロック状態と、前記第2ロック状態を解除した第2解除状態と、に切替可能な第2ロック部と、を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記第2ロック部は、前記第2溝部に対して挿抜可能に設けられ、前記第2ロック状態において前記揺動軸が前記第2溝部から離脱する方向に移動することを規制し、かつ、前記第2解除状態において前記揺動軸が前記第2溝部から離脱する方向に移動することを許容する揺動軸規制部を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記開閉ユニットは、案内部を有し、
前記揺動部材の前記他端部は、前記開閉ユニットの回動に伴って前記案内部により案内されて移動する被案内部を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記回動軸は、前記筐体に取り付けられ、
前記第1溝部は、前記開閉ユニットに取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、これを利用する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置のカラー化、高画質化が普及してきている。画像形成装置においては、普通紙より綺麗で見栄えのする成果物のために、コート紙、厚紙などの特殊紙が望まれるようになってきている。このような特殊紙を給送するために、例えば画像形成装置の側壁に取り付けられた手差し給送装置が用いられる。ここで、コート紙は紙同士の吸着により紙詰まりしやすいため、円滑な供給を実現すべく、シート幅方向の端部にエアを吹き付けて積載したシート間の密着力を低減する構成を設けた手差し供給装置が提案されている(特許文献1参照)。この手差し供給装置によれば、複数枚のコート紙を連続で供給することができる。
【0003】
一方、手差し給送装置において、シートを積載するトレイを装置本体に対して着脱する構成が知られている。例えば、上述のようにエアを吹き付ける構成を搭載した手差し給送装置では、エアを吹き付ける構成が故障したときなどにおいてトレイごと着脱可能であると交換するのみの簡単な作業で修理を終わらせることができる。このような着脱可能なトレイの構成として、例えば、トレイに形成した溝を装置本体に設けた軸に回動可能に係合し、トレイが開いた状態でトレイと装置本体とを弾性変形を伴うスナップフィット機構で固定するものが開発されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-256819号公報
特開平7-309454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、積載したシート束にエアを吹き付ける装置を手差し給送装置に設けることにより、シート積載するトレイは大型化かつ重量化しつつある。また、長尺シートを積載するためにトレイをシート搬送方向に長大化する要請も増加しており、これによってもトレイは大型化かつ重量化しつつある。しかしながら、特許文献2に記載した手差し給送装置では、トレイを開いた状態に固定するためにスナップフィット機構を使用しているので、重量化したトレイをスナップフィット機構の係止のみで支える必要があり、重量化に応じた係止力の増加が必要となる。その場合、係止するための弾性力を大きくしなければならず、トレイを閉位置に回動させるためにスナップフィットを外す際に、係止力を解除するための弾性力が増加するため、手差し給送装置(手差し給送部)を着脱するときの作業性が低下する虞がある。
【0006】
本発明は、手差し給送装置を着脱するときの作業性を向上可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、シートを搬送するシート搬送部が収容された筐体と、前記筐体に対して回動することにより開閉可能に設けられ、閉位置と開位置とに変位可能であり、かつ、前記開位置においてシートを支持する支持部を有し、前記筐体に着脱可能に設けられた開閉ユニットと、前記支持部に支持されたシートを前記シート搬送部に給送する給送部と、前記開閉ユニットを前記筐体に対して回動可能、かつ、着脱可能に支持する回動機構と、前記開閉ユニットが前記開位置より大きく開く方向に回動することを規制する規制部と、を備え、前記回動機構は、前記開閉ユニットと前記筐体との一方に取り付けられ、前記開閉ユニットが回動するときの回動中心となる回動軸と、前記開閉ユニットと前記筐体との他方に取り付けられ、かつ、前記回動軸の最大径以上の幅を有し、前記回動軸の軸方向に直交する方向に開口した開口部を有して、前記開口部を介して前記回動軸が着脱可能に係合され、前記回動軸を支持することにより前記開閉ユニットを回動可能にする第1溝部と、前記第1溝部及び前記回動軸に対して分離した別部材として移動可能に設けられ、かつ、前記回動軸を前記第1溝部に係合した状態にロックする第1ロック状態と、前記第1ロック状態を解除した第1解除状態と、に切替可能な第1ロック部と、を有することを特徴とするシート搬送装置である。
【0008】
本発明の他の一態様は、上記のシート搬送装置と、前記シート搬送部により搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、手差し給送装置を着脱するときの作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
実施の形態に係る手差し給送部が開位置に位置した状態を示す平面図である。
実施の形態に係る手差し給送部が開位置に位置した状態を示す正面図である。
実施の形態に係る手差し給送部が開位置に位置した状態であり、シートや給送部を省略した正面図である。
実施の形態に係る手差し給送部が装置本体から離脱された状態を示す正面図である。
実施の形態に係る手差し給送部の回動軸が第1溝部に装着され、揺動軸が第2溝部から離脱された状態を示す正面図である。
実施の形態に係る手差し給送部が装置本体に装着された状態を示す正面図である。
変形例に係る手差し給送部が開位置に位置し、第1ロック部が外れた状態を示す正面図である。
変形例に係る手差し給送部が装置本体から離脱された状態を示す正面図である。
変形例に係る回動軸が第1溝部に装着され、揺動軸が第2溝部から離脱された状態を示す正面図である。
変形例に係る手差し給送部が装置本体に装着された状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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