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公開番号
2025056734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2024160827
出願日
2024-09-18
発明の名称
遮熱膜、遮熱塗料、及び塗装物
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250331BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 高い可視光透過性を有すると共に、高い遮熱性を有する遮熱膜を提供する。
【解決手段】 300nm以上800nm以下の波長の光の透過率が50%以上である遮熱膜であって、(i)粒子、及び、(ii)樹脂成分を含有し、前記粒子及び前記樹脂成分のいずれか一方又は両方が、500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有し、前記粒子と前記樹脂成分との500nmの波長の光における屈折率の差が、前記粒子と前記樹脂成分との1000nmの波長の光における屈折率の差よりも小さいことを特徴とする遮熱膜。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
300nm以上800nm以下の波長の光の透過率が50%以上である遮熱膜であって、
(i)粒子、及び、(ii)樹脂成分を含有し、
前記粒子及び前記樹脂成分のいずれか一方又は両方が、500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有し、
前記粒子と前記樹脂成分との500nmの波長の光における屈折率の差が、前記粒子と前記樹脂成分との1000nmの波長の光における屈折率の差よりも小さいことを特徴とする遮熱膜。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記粒子と前記樹脂成分との500nmの波長の光における屈折率の差が0以上0.10以下であり、前記粒子と前記樹脂成分との1000nmの波長の光における屈折率の差が0.20以上である請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項3】
前記粒子の平均粒子径が0.3μm以上5.0μm以下である請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項4】
厚さが1μm以上である請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項5】
前記300nm以上800nm以下の波長の光の透過率が70%以上である請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項6】
前記粒子が、500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有する請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項7】
前記樹脂成分が、500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有する樹脂を含む請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項8】
前記500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有する樹脂が、分光吸収スペクトルにおいて、300nm以上500nm以下の波長領域にピークを有する請求項7に記載の遮熱膜。
【請求項9】
前記樹脂成分が、樹脂、及び、500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有する異常分散材料を含む請求項1に記載の遮熱膜。
【請求項10】
前記500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有する粒子又は樹脂成分の、500nmの波長の光における屈折率が1.60以上2.10以下であり、1000nmの波長の光における屈折率が1.50以上1.70以下である請求項1に記載の遮熱膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮熱膜、遮熱塗料、及び塗装物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
遮熱膜とは、屋外で使用した際に太陽光による部材の温度上昇を抑制する機能を有する膜である。遮熱膜が遮熱性を有することができるのは、遮熱膜によって太陽光に含まれる赤外光を吸収又は反射しているためである。
【0003】
その中でも、特に赤外光を反射する遮熱膜は遮熱性が高いため、好ましい。赤外光を反射する遮熱膜には、赤外光を反射する材料が含まれている。赤外光を反射する材料としては、二酸化チタン、炭酸カルシウム、及び酸化亜鉛等を挙げることができる。例えば、特許文献1では、遮熱塗膜の形成に用いられる遮熱塗料に特定のメジアン径を有する二酸化チタンを含有することが提案されている。
【0004】
一方で、遮熱膜の可視光透過性の向上に対する要望も大きい。例えば、特許文献2では、遮熱性樹脂層と、1層以上の保温性樹脂層とを有し、全体として可視光透過率10~50%を有する多層構造体である高透光性膜材が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-147571号公報
特開2016-16545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
遮熱膜の可視光透過性についてはさらなる改善が求められるものの、遮熱膜の遮熱性と可視光透過性はトレードオフの関係になることが多く、遮熱膜の遮熱性と可視光透過性を両立することは困難であった。例えば、遮熱膜の可視光透過性を高めるために、遮熱膜中における赤外光を反射する材料である二酸化チタンの含有量を減少させると、赤外光が反射されにくくなるため、遮熱性は低下してしまう。
【0007】
したがって、本発明の目的は、高い可視光透過性を有すると共に、高い遮熱性を有する遮熱膜を提供することにある。また、本発明の別の目的は、この遮熱膜の形成に用いられる遮熱塗料、及び、この遮熱膜を有する塗装物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明の一態様によれば、300nm以上800nm以下の波長の光の透過率が50%以上である遮熱膜であって、
(i)粒子、及び、(ii)樹脂成分を含有し、
前記粒子及び前記樹脂成分のいずれか一方又は両方が、500nm以上1000nm以下の波長の光に対して異常分散性の屈折率を有し、
前記粒子と前記樹脂成分との500nmの波長の光における屈折率の差が、前記粒子と前記樹脂成分との1000nmの波長の光における屈折率の差よりも小さいことを特徴とする遮熱膜が提供される。
【0009】
また、本発明の他の態様によれば、300nm以上800nm以下の波長の光の透過率が50%以上であり、
500nmの波長の光の透過率が70%以上であり、
1000nmの波長の光の反射率が30%以上である
ことを特徴とする遮熱膜が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高い可視光透過性を有すると共に、高い遮熱性を有する遮熱膜を提供することができる。また、本発明によれば、この遮熱膜の形成に用いられる遮熱塗料、及び、この遮熱膜を有する塗装物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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