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公開番号
2025055652
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165016
出願日
2023-09-27
発明の名称
現像器及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】フィルムと現像剤保持体の現像剤層との接触状態の維持が困難な状況にならないようにする構成を採用しない場合に比べ、トナー溜まりの発生を抑制する。
【解決手段】トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される現像剤を保持する現像剤保持体と、現像剤保持体の一部を覆う覆い部材51と、現像剤保持体の周方向Sにおける端部52a、52bが覆い部材51に取り付けられ現像剤保持体により保持される現像剤と接触するフィルム52であって周方向Sにおける中間の位置52cでも覆い部材51に取り付けられるフィルム52と、を備える現像器である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、
前記現像剤保持体の一部を覆う覆い部材と、
前記現像剤保持体の周方向における端部が前記覆い部材に取り付けられ当該現像剤保持体により保持される現像剤と接触するフィルムであって当該周方向における中間の位置でも当該覆い部材に取り付けられるフィルムと、
を備える現像器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記フィルムにおける前記中間の位置は、前記現像剤保持体が有する前記現像剤の吸着用磁石による当該現像剤の層の高さを基に設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項3】
前記設定による前記中間の位置は、前記現像剤の層の高さが高い前記吸着用磁石の位置に対応する位置を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の現像器。
【請求項4】
前記設定による前記中間の位置には、前記現像剤の層の高さが前記吸着用磁石の位置よりも低い前記吸着用磁石同士の間の位置を含まない、
ことを特徴とする請求項3に記載の現像器。
【請求項5】
前記覆い部材に取り付けられた前記フィルムは、前記現像剤保持体の前記周方向にわたる前記現像剤の層の高さの変化に従う形状にたわんでいる、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項6】
前記フィルムにおける前記中間の位置が当該フィルムの前記周方向における中央の位置である当該フィルムは、前記覆い部材の前記周方向における中央の位置に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項7】
前記覆い部材は、前記現像剤保持体に対向する面に前記フィルムの前記中間の位置を示す目印を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項8】
前記目印は、前記覆い部材の長手方向に沿って延びる線状の目印である、
ことを特徴とする請求項7に記載の現像器。
【請求項9】
前記線状の目印は、前記現像剤保持体が有する前記現像剤の吸着用磁石が設けられていない当該現像剤保持体の端部に対応する前記覆い部材の領域には、形成されていない、
ことを特徴とする請求項8に記載の現像器。
【請求項10】
静電潜像を形成する像保持体と、
前記像保持体で形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記現像手段によるトナー像を記録材上に転写する転写手段と、
前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、
を含み、
前記現像手段は、
トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、
前記現像剤保持体の一部を覆う覆い部材と、
前記現像剤保持体の周方向における端部が前記覆い部材に取り付けられ当該現像剤保持体により保持される現像剤と接触するフィルムであって当該周方向における中間の位置でも当該覆い部材に取り付けられるフィルムと、
を備える画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像器及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 4,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、潜像担持体と対向配置される現像剤担持体、現像剤規制部材、及びケーシング部材を備える現像装置において、ケーシング部材に一端が保持され現像領域に対して潜像担持体の表面移動方向上流側の位置で潜像担持体の表面に他端が接触する第一シール部材と、ケーシング部材の現像剤担持体との対向面に一端が保持され現像領域に対して現像剤担持体の表面移動方向上流側の位置で、他端が第一シール部材に接触する第二シール部材と、ケーシング部材の現像剤担持体との対向面に一端が保持され他端が自重で垂れ下がり、現像領域に対して現像剤担持体の表面移動方向上流側の位置で現像剤規制部材による規制位置を通過した現像剤担持体上の現像剤に接触する第三シール部材とを備える現像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-139111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、トナーおよびキャリアを含む現像剤を保持する現像剤保持体の周辺でトナーが浮遊して汚染されるのを防ぐために現像剤保持体の一部を覆う覆い部材を設ける場合を考える。覆い部材の現像剤保持体に対向する側にトナーが溜まって塊になると、その塊が覆い部材から脱落し画像不良になるおそれがある。かかる塊の発生を、現像剤保持体により保持される現像剤と接触するフィルムを覆い部材に設けることで抑制する場合、フィルムと現像剤の層との接触状態の維持が困難になる状況にならないようにしないと、トナー溜まりが発生するおそれがある。
本発明の目的は、フィルムと現像剤保持体の現像剤層との接触状態の維持が困難な状況にならないようにする構成を採用しない場合に比べ、トナー溜まりの発生を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体の一部を覆う覆い部材と、前記現像剤保持体の周方向における端部が前記覆い部材に取り付けられ当該現像剤保持体により保持される現像剤と接触するフィルムであって当該周方向における中間の位置でも当該覆い部材に取り付けられるフィルムと、を備える現像器である。
請求項2に記載の発明は、前記フィルムにおける前記中間の位置は、前記現像剤保持体が有する前記現像剤の吸着用磁石による当該現像剤の層の高さを基に設定される、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項3に記載の発明は、前記設定による前記中間の位置は、前記現像剤の層の高さが高い前記吸着用磁石の位置に対応する位置を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の現像器である。
請求項4に記載の発明は、前記設定による前記中間の位置には、前記現像剤の層の高さが前記吸着用磁石の位置よりも低い前記吸着用磁石同士の間の位置を含まない、ことを特徴とする請求項3に記載の現像器である。
請求項5に記載の発明は、前記覆い部材に取り付けられた前記フィルムは、前記現像剤保持体の前記周方向にわたる前記現像剤の層の高さの変化に従う形状にたわんでいる、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項6に記載の発明は、前記フィルムにおける前記中間の位置が当該フィルムの前記周方向における中央の位置である当該フィルムは、前記覆い部材の前記周方向における中央の位置に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項7に記載の発明は、前記覆い部材は、前記現像剤保持体に対向する面に前記フィルムの前記中間の位置を示す目印を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項8に記載の発明は、前記目印は、前記覆い部材の長手方向に沿って延びる線状の目印である、ことを特徴とする請求項7に記載の現像器である。
請求項9に記載の発明は、前記線状の目印は、前記現像剤保持体が有する前記現像剤の吸着用磁石が設けられていない当該現像剤保持体の端部に対応する前記覆い部材の領域には、形成されていない、ことを特徴とする請求項8に記載の現像器である。
請求項10に記載の発明は、静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体で形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、前記現像手段によるトナー像を記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、を含み、前記現像手段は、トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体の一部を覆う覆い部材と、前記現像剤保持体の周方向における端部が前記覆い部材に取り付けられ当該現像剤保持体により保持される現像剤と接触するフィルムであって当該周方向における中間の位置でも当該覆い部材に取り付けられるフィルムと、を備える画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、フィルムと現像剤保持体の現像剤層との接触状態の維持が困難な状況にならないようにする構成を採用しない場合に比べ、トナー溜まりの発生を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、フィルムにおける中間の位置は、現像剤保持体が有する現像剤の吸着用磁石による現像剤の層の高さを基に設定される構成を備えない場合に比べて、トナー溜まりの発生を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、設定による中間の位置は、現像剤の層の高さが高い吸着用磁石の位置に対応する位置を含む構成を備えない場合に比べて、トナー溜まりの発生を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、設定による中間の位置には、現像剤の層の高さが吸着用磁石の位置よりも低い吸着用磁石同士の間の位置を含まないという構成を備えない場合に比べて、トナー溜まりの発生を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、覆い部材に取り付けられたフィルムは、現像剤保持体の周方向にわたる現像剤の層の高さの変化に従う形状にたわんでいる構成を備えない場合に比べて、トナー溜まりの発生を抑制することができる。
請求項6の発明によれば、フィルムにおける中間の位置がフィルムの周方向における中央の位置であるフィルムは、覆い部材の周方向における中央の位置に取り付けられる構成を備えない場合に比べて、現像剤保持体の回転方向に関係なく適用することができる。
請求項7の発明によれば、覆い部材は、現像剤保持体に対向する面にフィルムの中間の位置を示す目印を有するという構成を備えない場合に比べて、組み立て作業性の向上を図ることができる。
請求項8の発明によれば、目印は、覆い部材の長手方向に沿って延びる線状の目印であるという構成を備えない場合に比べて、組み立て作業性の向上を図ることができる。
請求項9の発明によれば、線状の目印は、現像剤保持体が有する現像剤の吸着用磁石が設けられていない現像剤保持体の端部に対応する覆い部材の領域には、形成されていないという構成を備えない場合に比べて、組み立て作業性の向上を図ることができる。
請求項10の発明によれば、フィルムと現像剤保持体の現像剤層との接触状態の維持が困難な状況にならないようにする構成を採用しない場合に比べ、トナー溜まりの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する図である。
画像形成装置の現像装置を説明する図である。
現像装置のより具体的な構成を説明する斜視図である。
現像ロールの磁石ロールの磁極を説明する図である。
カバー部材の内面に設けられたフィルムを説明する図である。
カバー部材に対するフィルムの貼り付け位置を説明する図であり、(a)は貼り付け位置が予め定められている位置である場合、(b)は貼り付け位置が予め定められている位置からずれている場合を示す。
カバー部材の内面を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、画像形成装置1を説明する図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、給紙ユニット1Aと、印刷ユニット1Bと、排紙ユニット1Cとを備える。
給紙ユニット1Aは、記録媒体の一例としての用紙Pを収容する第1用紙収容部11~第4用紙収容部14を備える。
また、給紙ユニット1Aには、第1用紙収容部11~第4用紙収容部14の各々に対応して設けられ、各用紙収容部に収容された用紙Pを印刷ユニット1Bに接続された搬送経路に送り出す送り出しロール15~18が設けられている。
【0009】
印刷ユニット1Bは、用紙Pに画像を形成する画像形成部20を備える。また、印刷ユニット1Bには、画像形成装置1の各部を制御する制御部21が設けられている。
また、印刷ユニット1Bは、画像処理部22を備える。画像処理部22は、画像読取装置4やパーソナルコンピュータ(PC)5から送信されてきた画像データに対して画像処理を施す。
また、印刷ユニット1Bには、タッチパネルなどから構成され、ユーザに対する情報の通知を行うとともにユーザからの情報の入力を受け付けるUI(User Interface)23が設けられている。
【0010】
画像形成手段の一例としての画像形成部20には、一定の間隔を置いて並列的に配置される6つの画像形成ユニット30T,30P,30Y,30M,30C,30K(以下、単に「画像形成ユニット30」と称する場合がある)が設けられている。
各画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器33、感光体ドラム31表面のトナー等を除去するドラムクリーナ34を備える。
感光体ドラム31は、像保持体の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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