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公開番号
2025055394
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164718
出願日
2023-09-27
発明の名称
車両用空気調和装置の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B60H
1/32 20060101AFI20250401BHJP(車両一般)
要約
【課題】空気調和装置の負荷が小さいときに発生する冷媒通過音を抑制する。
【解決手段】コンプレッサ16が吐出した冷媒の圧力が所定値より低く、かつ車両の客室内に調和空気を送るブロア30の送風量が所定値より少なく、かつ乗員が着席した位置に応じた空量制御をする着席位置適応制御が実行されているとき、空調要求部52が、冷却ファン制御部54に対して冷却ファン26の停止を要求する。冷却ファン26が停止されれば、コンデンサ18を通過する冷媒の温度が上昇し、圧力も上昇する。このため、冷媒の気液二相状態が解消され、冷媒通過音の発生が抑制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用空気調和装置の制御装置であって、
前記車両用空気調和装置の冷凍サイクル回路の冷媒圧力が所定値より低く、かつ温度および湿度が調整された空気を車両の客室内に供給する室内ユニットの動作が、前記冷凍サイクル回路の膨張弁を冷媒が通過するときに発生する冷媒通過音が発生しやすい動作であるとき、前記冷凍サイクル回路のコンデンサを冷却する冷却ファンの停止を要求する、
車両用空気調和装置の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空気調和装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の客室内の温度および湿度を調整する空気調和装置が知られている。空気調和装置の冷凍サイクル回路は、冷凍サイクル回路を循環する冷媒を、コンプレッサで圧縮後冷却するコンデンサを有する。コンデンサで冷媒を十分に冷やして液化するために、コンデンサは、冷却ファンが送る冷却風により冷却される。下記特許文献1には、冷却ファンによる冷却がなくても、コンデンサで冷媒が十分に液化する場合には、冷却ファンを停止する空気調和装置が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-136324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷凍サイクル回路は、コンデンサとエバポレータの間に配置された膨張弁を有する。膨張弁、特にそのオリフィスを通過する冷媒が液相と気相の両方を含む気液二相状態であると、気泡がオリフィスを通過するときの圧力変動を起因とする冷媒通過音が発生する。
【0005】
本発明は、冷媒通過音の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用空気調和装置の制御装置は、車両用空気調和装置の冷凍サイクル回路の冷媒圧力が所定値より低く、かつ温度および湿度が調整された空気を車両の客室内に供給する室内ユニットの動作が、冷凍サイクル回路の膨張弁を冷媒が通過するときに発生する冷媒通過音が発生しやすい動作であるとき、冷凍サイクル回路のコンデンサを冷却する冷却ファンの停止を要求する。
【発明の効果】
【0007】
冷却ファンが停止すると、冷凍サイクル回路のコンデンサを通過する冷媒の温度が高くなって冷媒圧力が高くなる。これにより、気相の冷媒が減少、またはなくなり、冷媒通過音の発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の空気調和装置およびその制御装置の概略構成を示す模式図である。
冷凍サイクル回路の冷媒の状態を示すp-h線図である。
冷媒通過音の抑制に関する制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、車両用の空気調和装置10の構成を模式的に示す図である。以下、「空気調和」を「空調」と記す。図1は、さらに空調装置10の制御に係る構成と、空調装置10および車両に搭載されたエンジン(不図示)の冷却装置に係る構成とをブロック図にて示している。
【0010】
空調装置10は、冷凍サイクル回路12と、車両の客室内に温度および湿度が調整された空気を送る室内ユニット14を備える。冷凍サイクル回路12は、冷媒を圧縮するコンプレッサ16、圧縮された冷媒から熱を奪って冷媒を液化するコンデンサ18と、オリフィスを通して冷媒を減圧し、膨張させる膨張弁20と、膨張した冷媒が液化し、周囲から熱を奪うエバポレータ22と、これらをつないで冷媒が循環する流路を形成する冷媒配管24を含む。さらに、空調装置10は、コンデンサ18に冷却風を当てる冷却ファン26を含む。冷却ファン26は電動ファンであってよい。また、エバポレータ22は、室内ユニット14の構成要素の1つである。室内ユニット14は、前席と後席にそれぞれ設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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