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公開番号2025054921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164155
出願日2023-09-27
発明の名称画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像装置から供給装置へ流れた気体が、供給装置に設けられた現像剤用流路のみを通って移動する構成に比べ、現像装置から供給装置へ流れた気体がより流れやすくする。
【解決手段】現像剤用流路510とは別に設けられ、現像装置から供給装置70へ流れてきた気体が通る流路である気体用流路530が設けられている。現像装置の内圧が高まるのに伴い、現像装置から供給装置70に向かって気体が流れる。現像装置から供給装置70へ流れた気体は、供給装置70の排出口74からこの供給装置70の内部に入った後、上下方向流路514を通って上方へ向かう。その後、現像剤用流路510から分岐する形で設けられた気体用流路530に入る。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
像保持体と、
前記像保持体上に現像剤を付着させる現像装置と、
前記現像装置に現像剤を供給する供給装置であって、当該現像装置に向かう現像剤が通る現像剤用流路と、当該現像剤用流路とは別に設けられ当該現像装置から当該供給装置へ流れてきた気体が通る流路である気体用流路とを備える供給装置と、
を備える画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記気体用流路は、前記現像剤用流路から分岐する形で設けられるとともに、当該現像剤供給路から分岐する分岐箇所とは別の箇所において、前記供給装置の内部の空間に接続される請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記現像剤用流路には、当該現像剤用流路の断面の全体に亘って現像剤が充填される状態となる充填部分が存在し、
前記気体用流路は、現像剤移動方向において前記充填部分よりも下流側にて、前記現像剤用流路から分岐し、当該充填部分よりも上流側にて、前記供給装置の内部の空間に接続される請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記気体用流路は、前記内部の空間のうち、前記現像剤用流路ではない部分に接続される請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記現像剤用流路ではない前記部分には、当該部分に溜まる現像剤を移動させる移動用部材が設けられている請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記気体用流路には、鉛直方向に延びる部分が設けられている請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記気体用流路には、横方向に延びる部分が設けられ、当該横方向に延びる部分の底面には、水平方向に対して傾く傾斜が付与されている請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記気体用流路には、当該気体用流路に溜まる現像剤を移動させる移動用部材が設けられている請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記移動用部材によって移動する現像剤が、前記現像剤用流路へ供給される請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記現像剤用流路には、当該現像剤用流路の断面の全体に亘って現像剤が充填される状態となる部分である充填部分が存在し、
前記現像装置から前記供給装置へ流れてきた気体は、前記現像剤用流路のうちの前記充填部分よりも下流側に位置する部分である下流側部分を通って、現像剤の移動方向における上流側へ向かい、その後、当該下流側部分から分岐する形で設けられた前記気体用流路へ入り、
前記下流側部分のうちの前記気体が通る箇所の断面では、現像剤が当該断面の全体に亘って充填されない請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、現像装置の現像剤収容部に、第1のスクリュウと第2のスクリュウとの間に配置された、現像剤収容部を2分する仕切り板と、仕切り板の両端部に設けられた開口部とが設けられた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4633419号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置では、像保持体上に現像剤を付着させる現像装置や、この現像装置へ現像剤を供給する供給装置が設けられることがある。
ここで、現像装置から供給装置へ送られてきた気体が供給装置を通る構成において、この気体が、供給装置に設けられた現像剤用流路を通る場合、現像剤用流路内に存在する現像剤に起因し、この気体が流れにくくなる。
本発明の目的は、現像装置から供給装置へ流れた気体が、供給装置に設けられた現像剤用流路のみを通って移動する構成に比べ、現像装置から供給装置へ流れた気体がより流れやすくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、像保持体と、前記像保持体上に現像剤を付着させる現像装置と、前記現像装置に現像剤を供給する供給装置であって、当該現像装置に向かう現像剤が通る現像剤用流路と、当該現像剤用流路とは別に設けられ当該現像装置から当該供給装置へ流れてきた気体が通る流路である気体用流路とを備える供給装置と、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記気体用流路は、前記現像剤用流路から分岐する形で設けられるとともに、当該現像剤供給路から分岐する分岐箇所とは別の箇所において、前記供給装置の内部の空間に接続される請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記現像剤用流路には、当該現像剤用流路の断面の全体に亘って現像剤が充填される状態となる充填部分が存在し、前記気体用流路は、現像剤移動方向において前記充填部分よりも下流側にて、前記現像剤用流路から分岐し、当該充填部分よりも上流側にて、前記供給装置の内部の空間に接続される請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記気体用流路は、前記内部の空間のうち、前記現像剤用流路ではない部分に接続される請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記現像剤用流路ではない前記部分には、当該部分に溜まる現像剤を移動させる移動用部材が設けられている請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記気体用流路には、鉛直方向に延びる部分が設けられている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記気体用流路には、横方向に延びる部分が設けられ、当該横方向に延びる部分の底面には、水平方向に対して傾く傾斜が付与されている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記気体用流路には、当該気体用流路に溜まる現像剤を移動させる移動用部材が設けられている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記移動用部材によって移動する現像剤が、前記現像剤用流路へ供給される請求項8に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記現像剤用流路には、当該現像剤用流路の断面の全体に亘って現像剤が充填される状態となる部分である充填部分が存在し、前記現像装置から前記供給装置へ流れてきた気体は、前記現像剤用流路のうちの前記充填部分よりも下流側に位置する部分である下流側部分を通って、現像剤の移動方向における上流側へ向かい、その後、当該下流側部分から分岐する形で設けられた前記気体用流路へ入り、前記下流側部分のうちの前記気体が通る箇所の断面では、現像剤が当該断面の全体に亘って充填されない請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記現像剤用流路には、当該現像剤用流路の断面の全体に亘って現像剤が充填される状態となる部分である充填部分が存在し、前記現像装置から前記供給装置へ流れてきた気体は、前記現像剤用流路のうちの前記充填部分よりも下流側に位置する部分である下流側部分を通って、現像剤の移動方向における上流側へ向かい、その後、当該下流側部分から分岐する形で設けられた前記気体用流路へ入り、前記下流側部分のうちの前記気体が通る箇所における現像剤の搬送能力の方が、前記充填部分における現像剤の搬送能力よりも大きい請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記現像装置から前記供給装置へ流れてきた気体は、前記現像剤用流路を通って、現像剤の移動方向における上流側へ向かい、その後、当該現像剤用流路から分岐する形で設けられた前記気体用流路へ入り、前記現像剤用流路のうちの前記気体が通る部分には、当該現像剤用流路に沿う回転軸を中心に回転し当該現像剤用流路内の現像剤を下流側へ移動させる移動用部材が設けられ、前記現像剤用流路のうちの前記気体が通る前記部分では、当該現像剤用流路の断面の形状が、非円形となっている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、前記現像剤用流路のうちの前記気体が通る前記部分は、横方向に延び、横方向に延びる前記部分の断面において、当該部分の外周縁のうち、左上に位置する部分および右上に位置する部分の少なくとも一方が、前記移動用部材の前記回転軸から離れる方向に向かって凸となっている請求項12に記載の画像形成装置である。
請求項14に記載の発明は、前記供給装置には、前記気体用流路を通った気体の排出に用いられる開口が設けられている請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項15に記載の発明は、前記開口は、前記現像剤用流路から外れた箇所に設けられている請求項14に記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、現像装置から供給装置へ流れた気体が、供給装置に設けられた現像剤用流路のみを通って移動する構成に比べ、現像装置から供給装置へ流れた気体がより流れやすくすることができる。
請求項2の発明によれば、気体用流路を通った気体を、供給装置の内部に戻すことが可能となる。
請求項3の発明によれば、現像装置から供給装置へ流れた気体を、供給装置の充填部分を迂回させたうえで、供給装置の内部に戻すことが可能となる。
請求項4の発明によれば、気体用流路を通った気体が、供給装置の内部の空間のうち、現像剤用流路が設けられている箇所へ戻される場合に比べ、気体用流路を通った気体を、供給装置の内部の空間のうち、現像剤が少ない箇所に戻すことが可能となる。
請求項5の発明によれば、供給装置の内部の空間のうちの気体用流路が接続される箇所に溜まる現像剤を移動させることができる。
請求項6の発明によれば、気体用流路の全ての部分が水平方向に沿っている場合に比べ、気体用流路内に現像剤が溜まることを抑えることができる。
請求項7の発明によれば、横方向に延びる部分の底面に、水平方向に対して傾く傾斜が付与されていない場合に比べ、この底面に溜まる現像剤を低減できる。
請求項8の発明によれば、気体用流路に溜まる現像剤を移動させることができる。
請求項9の発明によれば、気体用流路に溜まる現像剤を、現像剤が通る現像剤用流路へ移動させることができる。
請求項10の発明によれば、下流側部分のうちの気体が通る箇所の断面において、現像剤がこの断面の全体に亘って充填される場合に比べ、下流側部分において、気体をより円滑に移動させることが可能となる。
請求項11の発明によれば、下流側部分のうちの気体が通る箇所における現像剤の搬送能力の方が、充填部分における現像剤の搬送能力よりも小さい場合に比べて、下流側部分において、気体をより円滑に移動させることが可能となる。
請求項12の発明によれば、現像剤用流路のうちの気体が通る部分において、現像剤用流路の断面の形状が円形となっている場合に比べ、気体をより円滑に移動させることが可能となる。
請求項13の発明によれば、現像剤用流路のうちの気体が通る部分において、現像剤用流路の断面の形状が円形となっている場合に比べ、気体をより円滑に移動させることが可能となる。
請求項14の発明によれば、供給装置において、現像装置から供給装置へ流れてきた気体を排出することができる。
請求項15の発明によれば、開口が現像剤用流路上に設けられている場合に比べ、開口に達する現像剤を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を示した図である。
現像装置を上方から見た場合の図である。
図2のIII-III線における現像装置の断面図である。
図2のIV-IV線における現像装置の断面図である。
図2のV-V線における現像装置の断面図である。
図5のVI-VI線における現像装置の断面図である。
画像形成装置の背面側から供給装置を見た場合の斜視図である。
現像剤蓄積部を説明する図である。
(A)、(B)は、充填部分、気体用流路等を示した図である。
現像剤蓄積部を上方から見た場合の斜視図である。
現像剤蓄積部の一端部の拡大図である。
下側容器の上に、上側部材が取り付らけれた状態を示した図である。
図7のXIII-XIII線における供給装置の断面図である。
現像剤収容容器の長手方向と直交する面における供給装置の断面図である。
供給装置を上方から見た場合における気体の流れを示した図である。
供給装置の他の構成例を示した図である。
第2の実施形態における供給装置を説明する図である。
図17のXVIII-XVIII線における下側流路の断面を示した図である。
第2実施形態の現像剤蓄積部を上方から見た場合の図である。
図17のXX-XX線における供給装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100を示した図である。図1は、画像形成装置100の正面側から画像形成装置100を見た場合の状態を示している。
画像形成装置100は、タンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置である。
この画像形成装置100には、記録媒体の一例である用紙Pに転写される像を形成する複数の画像形成部200が設けられている。
【0009】
画像形成部200の各々は、像保持体の一例としての感光体ドラム11を備え、トナーを含む現像剤を用い、用紙Pに転写される像であるトナー像をこの感光体ドラム11上に形成する。言い換えると、画像形成部200の各々は、粉体状の現像剤を用いて、用紙Pに転写されるトナー像をこの感光体ドラム11上に形成する。
本実施形態の現像剤は、乾式のキャリアと乾式のトナーとにより構成される。画像形成部200の各々は、キャリアおよびトナーを用い、トナー像を感光体ドラム11上に形成する。
【0010】
6つの画像形成部200は、種類が互いに異なる現像剤を用いて、トナー像を感光体ドラム11上に形成する。
具体的には、本実施形態では、6つの画像形成部200のうちの、4つの画像形成部200は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の基本色の現像剤を用いて、トナー像を形成する。
また、残り2つの画像形成部200は、クリア、白、金、銀、ピンク、緑、オレンジなどの、基本色以外の現像剤を用いて、トナー像を形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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