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公開番号2025054864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164057
出願日2023-09-26
発明の名称ディスプレイケース
出願人テクノグローバル株式会社
代理人個人
主分類A47G 1/14 20060101AFI20250331BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】展示対象を収容する一対のケース部材を、互いに同一形状かつ同一寸法としつつ、これらケース部材とは別体の連結部材を要しないディスプレイケースを提供する。
【解決手段】本開示によるディスプレイケースは、互いに同一形状かつ同一寸法である一対のケース部材を有する。ケース部材の各々は、板状の本体部と、本体部の一方主面から突起するリブと、本体部の一方主面から突起する第1及び第2係合部材と、を有する。一対のケース部材は、一方主面が互いに向き合う姿勢で互いに着脱自在である。一対のケース部材のリブは、一対のケース部材が互いに装着されたときに、互いに協働して収容空間を縁取るように配置されている。一対のケース部材を、一方主面が互いに向き合う姿勢で互いに当接させ、一方主面に沿った一方向に互いにスライドさせることにより、一方の第1係合部材が他方の第2係合部材に係合する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
展示対象を収容して展示の用に供するためのディスプレイケースであって、
互いに同一形状かつ同一寸法である一対のケース部材を備え、
前記一対のケース部材の各々は、板状の本体部と、前記本体部の一方主面から突起するリブと、前記本体部の一方主面から突起する第1及び第2係合部材と、を有し、
前記一対のケース部材は、前記一方主面が互いに向き合う姿勢で互いに着脱自在であり、装着されたときに、前記一対のケース部材の前記一方主面の間に、展示対象を収容する収容空間を規定し、
前記一対のケース部材の前記リブは、前記一対のケース部材が互いに装着されたときに、互いに協働して前記収容空間を縁取るように配置され、
前記一対のケース部材を、前記一方主面が互いに向き合う姿勢で互いに当接させ、前記一方主面に沿った一方向に互いにスライドさせることにより、前記一対のケース部材の一方の第１係合部材が他方の第２係合部材に係合し、逆方向に互いにスライドさせることにより、係合が解除され、それにより、前記一対のケース部材は着脱自在である、ディスプレイケース。
続きを表示（約 890 文字）【請求項２】
前記第1及び第2係合部材は、互いに前記収容空間を跨ぐ２カ所に配置されており、前記一方向から見た断面形状が鉤型であり、前記第1及び第2係合部材のうち一方の前記断面形状は、前記収容空間に向かう方向に屈曲した鉤型であり、他方の前記断面形状は、前記収容空間から離れる方向に屈曲した鉤型である、請求項１に記載のディスプレイケース。
【請求項３】
前記一対のケース部材の一方の前記第1係合部材は、他方の前記第２係合部材を、自身と係合しない状態で、前記一方主面に沿いかつ前記一方向に直交する方向の動きを拘束しつつ、自身と係合するまで前記一方向に案内する案内部材を有している、請求項２に記載のディスプレイケース。
【請求項４】
前記一対のケース部材の各々は、前記一方主面から突起し、前記一対のケース部材を前記一方向に互いにスライドさせるときに、装着される位置で前記リブに当接することにより、装着される位置を超えてスライドすることを制止する制止部材を、更に有する、請求項２に記載のディスプレイケース。
【請求項５】
前記一対のケース部材の各々は、樹脂製であり、自身が有する前記第1及び第2係合部材の鉤型に屈曲した部分が前記一方主面に投影された領域に、空洞を有する、請求項２に記載のディスプレイケース。
【請求項６】
前記第1及び第2係合部材の一方は、前記リブの一部を兼ねている、請求項１に記載のディスプレイケース。
【請求項７】
前記一方主面のうち、前記リブが突起し前記収容空間を規定する部分は、前記第１及び第２係合部材が突起する部分よりも、前進している、請求項１に記載のディスプレイケース。
【請求項８】
前記一対のケース部材の各々は、前記本体部の他方主面から突出する脚部を、更に有し、
前記一対のケース部材の前記脚部は、前記一対のケース部材が互いに装着されたときに、互いに協働して前記ディスプレイケースの自立姿勢を支える、請求項１から７のいずれかに記載のディスプレイケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、展示対象を収容して展示の用に供するディスプレイケースに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、この種のディスプレイケースとして、例えば、特許文献１に開示されるフォトフレームが知られる。このフォトフレームは、一対の透明な板体により展示対象物としての写真を挟持することにより、展示の用に供される。一対の透明な板体は、ネジにより互いに連結される。ネジ以外に、四隅部又は四辺をクリップで挟むことにより連結する構造、外周部全体を枠状体で囲むことにより連結する構造も、開示されている（特許文献１の段落００２０；特許文献２参照）。
【０００３】
これらいずれの連結構造においても、一対の透明な板体は互いに同一形状かつ同一寸法とすることができる、という製法上の利点があるものの、一対の透明な板体とは別体の連結用の部材を要する、という問題点があった。製品の製造工程において、一対の透明な板体とは別に、別体の部材を準備する必要があり、製品を使用するユーザは、別体の部材を紛失する恐れもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開2019-209084号公報
実登3112498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、展示対象を収容する一対のケース部材を、互いに同一形状かつ同一寸法としつつ、これら一対のケース部材とは別体の連結部材を要しないディスプレイケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明のうち第１の態様によるものは、展示対象を収容して展示の用に供するためのディスプレイケースであって、互いに同一形状かつ同一寸法である一対のケース部材を備えている。前記一対のケース部材の各々は、板状の本体部と、前記本体部の一方主面から突起するリブと、前記本体部の一方主面から突起する第1及び第2係合部材と、を有している。前記一対のケース部材は、前記一方主面が互いに向き合う姿勢で互いに着脱自在であり、装着されたときに、前記一対のケース部材の前記一方主面の間に、展示対象を収容する収容空間を規定する。前記一対のケース部材の前記リブは、前記一対のケース部材が互いに装着されたときに、互いに協働して前記収容空間を縁取るように配置されている。前記一対のケース部材を、前記一方主面が互いに向き合う姿勢で互いに当接させ、前記一方主面に沿った一方向に互いにスライドさせることにより、前記一対のケース部材の一方の第１係合部材が他方の第２係合部材に係合し、逆方向に互いにスライドさせることにより、係合が解除され、それにより、前記一対のケース部材は着脱自在である。
【０００７】
この構成によれば、一対のケース部材を一方向及び逆方向に互いにスライドさせることにより、これらケース部材が有する第１及び第２係合部材を係合及び解除させることができ、それにより、一対のケース部材を互いに装着及び脱着することができる。すなわち、展示対象を収容する一対のケース部材は、互いに同一形状かつ同一寸法でありながら、互いに装着するために別体の連結部材を要しない。
【０００８】
本発明のうち第２の態様によるものは、第１の態様によるディスプレイケースであって、前記第1及び第2係合部材は、互いに前記収容空間を跨ぐ２カ所に配置されており、前記一方向から見た断面形状が鉤型であり、前記第1及び第2係合部材のうち一方の前記断面形状は、前記収容空間に向かう方向に屈曲した鉤型であり、他方の前記断面形状は、前記収容空間から離れる方向に屈曲した鉤型である。
【０００９】
この構成によれば、第１及び第２係合部材が簡素な構造となる。
【００１０】
本発明のうち第３の態様によるものは、第２の態様によるディスプレイケースであって、前記一対のケース部材の一方の前記第1係合部材は、他方の前記第２係合部材を、自身と係合しない状態で、前記一方主面に沿いかつ前記一方向に直交する方向の動きを拘束しつつ、自身と係合するまで前記一方向に案内する案内部材を有している。
（【００１１】以降は省略されています）

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