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公開番号2025054806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163961
出願日2023-09-26
発明の名称現像器及び画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250331BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】正規電極トナーを回収する一方で逆極性トナーを回収しない電界を備える場合に比べ、現像器内の浮遊トナーを効率的に回収する。
【解決手段】トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体31に供給される現像剤を保持する現像剤保持体334と、現像剤保持体334に保持される現像剤が像保持体31に供給される位置である現像位置T0よりも下流側に設けられる第1部材51と、現像剤保持体334と像保持体31と第1部材51との間にて現像剤保持体334に対向する面52aを有し、現像剤保持体334に印加される電位と第1部材51に印加される電位との間にある電位である中間電位が印加される第2部材52と、を備える現像器33である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、
前記現像剤保持体に保持される現像剤が前記像保持体に供給される位置である現像位置よりも下流側に設けられる第1部材と、
前記現像剤保持体と前記像保持体と前記第1部材との間にて当該現像剤保持体に対向する面を有し、当該現像剤保持体に印加される電位と当該第1部材に印加される電位との間にある電位である中間電位が印加される第2部材と、
を備える現像器。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記現像剤保持体は、現像剤のキャリアを含んで構成されるブラシが前記第1部材の中心方向に向けて形成するための磁石を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項3】
前記磁石は、前記現像剤保持体における当該磁石の上流側及び下流側に配置され当該磁石とは異なる磁極の異極磁石と隣り合う、
ことを特徴とする請求項2に記載の現像器。
【請求項4】
前記第2部材により引き寄せられる逆極性のトナーを、前記現像剤保持体の現像剤が前記供給される位置の下流側で前記第1部材に接する当該現像剤で回収する場合において、
前記ブラシのうち前記中心方向に対して上流側及び下流側の各々の当該ブラシが予め定められている角度である範囲において前記現像剤が前記第1部材に接する、
ことを特徴とする請求項2に記載の現像器。
【請求項5】
前記第2部材の前記中間電位は、当該第2部材と前記現像剤保持体との距離と当該第2部材と前記第1部材との距離のうち近い距離の方の電位差が遠い距離の方よりも小さくなるように設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項6】
前記設定は、前記第2部材と前記現像剤保持体との距離と、当該第2部材と前記第1部材との距離の比に応じて行われる、
ことを特徴とする請求項5に記載の現像器。
【請求項7】
前記第2部材は、前記面を斜面に持つ多角形である、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
【請求項8】
前記多角形は、前記第1部材に隣接する位置に前記現像剤保持体を向く面を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載の現像器。
【請求項9】
前記現像剤保持体を向く前記面は、前記第1部材の中心方向に延びる、
ことを特徴とする請求項8に記載の現像器。
【請求項10】
前記斜面は、当該斜面の一方の端部から他方の端部に行っても前記現像剤保持体との距離が変わらないように当該現像剤保持体の接線方向に設けられている、
ことを特徴とする請求項7に記載の現像器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像器及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、現像用磁極と、現像用磁極の後段側に配置された少なくとも1つの搬送用磁極を備え、かつ、現像用磁極に隣設される搬送用磁極の極性が現像用磁極の極性と異ならせて設けてある現像剤担持体を用い、現像剤担持体上にトナーとキャリアを主成分とする2成分現像剤の磁気ブラシを形成して感光体上に形成した静電潜像を現像する装置において、現像剤担持体から離脱したキャリアを回収する部材を現像用磁極に隣設される搬送用磁極に近接させて設けるとともに、キャリア回収部材内には、現像用磁極と同一極性を有する磁極を設けたことを特徴とする画像形成装置の現像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-11970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、現像器内の浮遊トナーを回収して外部への漏れを防止しようとする場合、浮遊トナーには、互いに磁極が異なる正規電極トナーと逆極性トナーとが存在することから、正規電極トナーを回収する電界では逆極性トナーを回収できず、浮遊トナーを効率的に回収することが困難である。
本発明の目的は、正規電極トナーを回収する一方で逆極性トナーを回収しない電界を備える場合に比べ、現像器内の浮遊トナーを効率的に回収することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体に保持される現像剤が前記像保持体に供給される位置である現像位置よりも下流側に設けられる第1部材と、前記現像剤保持体と前記像保持体と前記第1部材との間にて当該現像剤保持体に対向する面を有し、当該現像剤保持体に印加される電位と当該第1部材に印加される電位との間にある電位である中間電位が印加される第2部材と、を備える現像器である。
請求項2に記載の発明は、前記現像剤保持体は、現像剤のキャリアを含んで構成されるブラシが前記第1部材の中心方向に向けて形成するための磁石を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項3に記載の発明は、前記磁石は、前記現像剤保持体における当該磁石の上流側及び下流側に配置され当該磁石とは異なる磁極の異極磁石と隣り合う、ことを特徴とする請求項2に記載の現像器である。
請求項4に記載の発明は、前記第2部材により引き寄せられる逆極性のトナーを、前記現像剤保持体の現像剤が前記供給される位置の下流側で前記第1部材に接する当該現像剤で回収する場合において、前記ブラシのうち前記中心方向に対して上流側及び下流側の各々の当該ブラシが予め定められている角度である範囲において前記現像剤が前記第1部材に接する、ことを特徴とする請求項2に記載の現像器である。
請求項5に記載の発明は、前記第2部材の前記中間電位は、当該第2部材と前記現像剤保持体との距離と当該第2部材と前記第1部材との距離のうち近い距離の方の電位差が遠い距離の方よりも小さくなるように設定される、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項6に記載の発明は、前記設定は、前記第2部材と前記現像剤保持体との距離と、当該第2部材と前記第1部材との距離の比に応じて行われる、ことを特徴とする請求項5に記載の現像器である。
請求項7に記載の発明は、前記第2部材は、前記面を斜面に持つ多角形である、ことを特徴とする請求項1に記載の現像器である。
請求項8に記載の発明は、前記多角形は、前記第1部材に隣接する位置に前記現像剤保持体を向く面を有する、ことを特徴とする請求項7に記載の現像器である。
請求項9に記載の発明は、前記現像剤保持体を向く前記面は、前記第1部材の中心方向に延びる、ことを特徴とする請求項8に記載の現像器である。
請求項10に記載の発明は、前記斜面は、当該斜面の一方の端部から他方の端部に行っても前記現像剤保持体との距離が変わらないように当該現像剤保持体の接線方向に設けられている、ことを特徴とする請求項7に記載の現像器である。
請求項11に記載の発明は、静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体で形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、前記現像手段によるトナー像を記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、を含み、前記現像手段は、トナーおよびキャリアを含む現像剤であって静電潜像を形成する像保持体に供給される当該現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体に保持される現像剤が前記像保持体に供給される位置である現像位置よりも下流側に設けられる第1部材と、前記現像剤保持体と前記像保持体と前記第1部材との間にて当該現像剤保持体に対向する面を有し、当該現像剤保持体に印加される電位と当該第1部材に印加される電位との間にある電位である中間電位が印加される第2部材と、を備える画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、正規電極トナーを回収する一方で逆極性トナーを回収しない電界を備える場合に比べ、現像器内の浮遊トナーを効率的に回収することができる。
請求項2の発明によれば、現像剤保持体は、現像剤のキャリアを含んで構成されるブラシが第1部材の中心方向に向けて形成するための磁石を有する構成を備えない場合に比べて、第1部材に付着した現像剤の回収効率を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、磁石は、現像剤保持体における磁石の上流側及び下流側に配置され磁石とは異なる磁極の異極磁石と隣り合う構成を採用しない場合に比べて、第1部材に付着した現像剤の回収効率を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、ブラシのうち中心方向に対して上流側及び下流側の各々のブラシが予め定められている角度である範囲において現像剤が第1部材に接する構成を採用しない場合に比べて、現像剤保持体に対する第1部材の位置決め精度を下げることができる。
請求項5の発明によれば、第2部材の中間電位は、第2部材と現像剤保持体との距離と第2部材と第1部材との距離のうち近い距離の方の電位差が遠い距離の方よりも小さくなるように設定されない場合に比べて、浮遊トナーの器外への漏れを抑制することができる。
請求項6の発明によれば、設定は、第2部材と現像剤保持体との距離と、第2部材と第1部材との距離の比に応じて行われる構成を採用しない場合に比べて、浮遊トナーの器外への漏れを抑制することができる。
請求項7の発明によれば、第2部材は、面を斜面に持つ多角形であるという構成を採用しない場合に比べて、浮遊トナーの器外への漏れを抑制することができる。
請求項8の発明によれば、多角形は、第1部材に隣接する位置に現像剤保持体を向く面を有するという構成を採用しない場合に比べて、回収する浮遊トナーの量を増やすことができる。
請求項9の発明によれば、現像剤保持体を向く面は、第1部材の中心方向に延びるという構成を採用しない場合に比べて、回収する浮遊トナーの量を増やすことができる。
請求項10の発明によれば、斜面は、斜面の一方の端部から他方の端部に行っても現像剤保持体との距離が変わらないように現像剤保持体の接線方向に設けられているという構成を採用しない場合に比べて、回収する浮遊トナーの量を増やすことができる。
請求項11の発明によれば、正規電極トナーを回収する一方で逆極性トナーを回収しない電界を備える場合に比べ、現像器内の浮遊トナーを効率的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する図である。
画像形成装置の現像器を説明する図である。
第1の実施の形態に係る現像器を説明する図であり、(a)は、感光体ドラムと共に現像器を示し、(b)は電極部材を単独で示し、(c)はシールロールと電極部材との位置関係を示す。
第1の実施の形態に係る電極部材に印加される電位の作用を説明する図である。
比較例に係る電極部材に印加される電位の作用を説明する図である。
現像ロールが保持する現像剤がシールロールに接する場合を説明する図である。
現像ロールが保持する現像剤層の磁界を説明する図である。
現像ロールが保持する現像剤層の磁気ブラシを説明する図である。
第1の実施の形態に係る電極部材の変形例を説明する図であり、(a)は一の変形例、(b)は他の変形例である。
第2の実施の形態に係る現像器を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、画像形成装置1を説明する図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、給紙ユニット1Aと、印刷ユニット1Bと、排紙ユニット1Cとを備える。
給紙ユニット1Aは、記録媒体の一例としての用紙Pを収容する第1用紙収容部11~第4用紙収容部14を備える。
また、給紙ユニット1Aには、第1用紙収容部11~第4用紙収容部14の各々に対応して設けられ、各用紙収容部に収容された用紙Pを印刷ユニット1Bに接続された搬送経路に送り出す送り出しロール15~18が設けられている。
【0009】
印刷ユニット1Bは、用紙Pに画像を形成する画像形成部20を備える。また、印刷ユニット1Bには、画像形成装置1の各部を制御する制御部21が設けられている。
また、印刷ユニット1Bは、画像処理部22を備える。画像処理部22は、画像読取装置4やパーソナルコンピュータ(PC)5から送信されてきた画像データに対して画像処理を施す。
また、印刷ユニット1Bには、タッチパネルなどから構成され、ユーザに対する情報の通知を行うとともにユーザからの情報の入力を受け付けるUI(User Interface)23が設けられている。
【0010】
画像形成手段の一例としての画像形成部20には、一定の間隔を置いて並列的に配置される6つの画像形成ユニット30T,30P,30Y,30M,30C,30K(以下、単に「画像形成ユニット30」と称する場合がある)が設けられている。
各画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器33、感光体ドラム31表面のトナー等を除去するドラムクリーナ34を備える。
感光体ドラム31は、像保持体の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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