TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025054708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163850
出願日2023-09-26
発明の名称現像装置および画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250331BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】排出される現像剤量の変動を抑制する。
【解決手段】現像剤を保持する現像剤保持体と、現像剤保持体に供給される現像剤を収容する収容部と、収容部の内部に回転可能に設けられる回転軸と、回転軸に設けられ、現像剤を回転軸の軸方向と交差する方向に搬送する第1搬送部と、回転軸に設けられ、現像剤を軸方向に搬送する第2搬送部と、収容部に設けられ、軸方向において第1搬送部が設けられている位置に対応する位置にて現像剤の一部を外部に排出する排出口と、収容部に設けられ、排出口の第1搬送部の回転方向であり軸方向において第1搬送部が設けられている位置に対応する位置にて、収容部の圧力を調整する圧力調整口と、を備える現像装置である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤を保持する現像剤保持体と、
前記現像剤保持体に供給される現像剤を収容する収容部と、
前記収容部の内部に回転可能に設けられる回転軸と、
前記回転軸に設けられ、現像剤を当該回転軸の軸方向と交差する方向に搬送する第1搬送部と、
前記回転軸に設けられ、現像剤を前記軸方向に搬送する第2搬送部と、
前記収容部に設けられ、前記軸方向において前記第1搬送部が設けられている位置に対応する位置にて現像剤の一部を外部に排出する排出口と、
前記収容部に設けられ、前記排出口の前記第1搬送部の回転方向であり前記軸方向において当該第1搬送部が設けられている位置に対応する位置にて、前記収容部の圧力を調整する圧力調整口と、
を備える現像装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1搬送部は、前記回転軸が回転するとともに現像剤を前記交差する方向に搬送する面である搬送面部を備え、
前記排出口は、前記軸方向の少なくとも一部が、前記搬送面部と重なり合う位置に設けられ、
前記圧力調整口は、前記軸方向の少なくとも一部が、前記搬送面部と重なり合う位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記排出口と前記圧力調整口とは、前記軸方向の少なくとも一部が前記第1搬送部の回転方向で重なり合うことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第2搬送部は、現像剤を攪拌しながら一方向に搬送する撹拌搬送部と、前記回転軸の軸方向の端部に設けられ、当該撹拌搬送部により一方向に搬送された現像剤を当該一方向とは逆の方向に搬送する切り返し部と、を備え、
前記第1搬送部は、前記軸方向において前記切り返し部が配置されている位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第2搬送部は、前記回転軸に螺旋状に設けられた羽根であり、
前記第1搬送部は、螺旋状の前記羽根の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項6】
前記第1搬送部は、前記羽根の間であって、当該羽根が現像剤を搬送する面側に偏って配置されることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
【請求項7】
前記羽根と前記第1搬送部との間に隙間を有することを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
【請求項8】
前記第1搬送部の先端は、前記羽根の先端より前記回転軸の中心側に位置することを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
【請求項9】
前記排出口の開口と前記圧力調整口の開口とは、前記収容部に設けられた1つの開口である共通開口と、当該共通開口の一部を塞ぐ塞ぎ部とによって形成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項10】
前記塞ぎ部は、前記収容部に収容される現像剤の特性に応じて、前記排出口と前記圧力調整口との位置および/または形状が異なることを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、撹拌室の第1方向の下流側に配置され、且つ、返し羽根よりも第1方向の下流側に配置され、現像剤の一部を現像装置から排出する排出部と、撹拌室の返し羽根よりも上方の部位と排出部とを連通して、現像剤を排出部に排出する第1経路と、第1経路と仕切り壁によって仕切られ、撹拌室における撹拌室に収容された現像剤の剤面よりも上方の部位と排出部とを連通して、撹拌室から排出部に空気を流通可能にする第2経路と、を有する現像機が開示されている。
特許文献2には、現像室の現像剤が第一搬送スクリューの回転に伴って一方向に搬送され、ホッパーから現像室にトナーとキャリアを補給すると、現像剤排出口から循環する現像剤の一部がオーバーフローして排出され、第一搬送スクリューは、現像室の現像剤排出口に沿った領域を除いて螺旋羽根が形成され、その領域には、第一搬送スクリューの回転に伴って現像剤排出口に沿った領域の現像剤を攪拌もしくは加振するリブが局所的に形成されていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-96400号公報
特開2012-234153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、像保持体に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として現像する。このような現像装置では、現像剤の劣化を抑制する目的で、余剰な現像剤を排出口から排出し、新たな現像剤を補給して現像剤を徐々に入れ替える所謂トリクル機構が用いられている。トリクル機構を採用し、現像剤を排出口から排出させている場合に、排出口において圧力の変動が生じると、排出される現像剤の量が変動する。
本発明は、排出される現像剤量の変動を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体に供給される現像剤を収容する収容部と、前記収容部の内部に回転可能に設けられる回転軸と、前記回転軸に設けられ、現像剤を当該回転軸の軸方向と交差する方向に搬送する第1搬送部と、前記回転軸に設けられ、現像剤を前記軸方向に搬送する第2搬送部と、前記収容部に設けられ、前記軸方向において前記第1搬送部が設けられている位置に対応する位置にて現像剤の一部を外部に排出する排出口と、前記収容部に設けられ、前記排出口の前記第1搬送部の回転方向であり前記軸方向において当該第1搬送部が設けられている位置に対応する位置にて、前記収容部の圧力を調整する圧力調整口と、を備える現像装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1搬送部は、前記回転軸が回転するとともに現像剤を前記交差する方向に搬送する面である搬送面部を備え、前記排出口は、前記軸方向の少なくとも一部が、前記搬送面部と重なり合う位置に設けられ、前記圧力調整口は、前記軸方向の少なくとも一部が、前記搬送面部と重なり合う位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項3に記載の発明は、前記排出口と前記圧力調整口とは、前記軸方向の少なくとも一部が前記第1搬送部の回転方向で重なり合うことを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2搬送部は、現像剤を攪拌しながら一方向に搬送する撹拌搬送部と、前記回転軸の軸方向の端部に設けられ、当該撹拌搬送部により一方向に搬送された現像剤を当該一方向とは逆の方向に搬送する切り返し部と、を備え、前記第1搬送部は、前記軸方向において前記切り返し部が配置されている位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第2搬送部は、前記回転軸に螺旋状に設けられた羽根であり、前記第1搬送部は、螺旋状の前記羽根の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項6に記載の発明は、前記第1搬送部は、前記羽根の間であって、当該羽根が現像剤を搬送する面側に偏って配置されることを特徴とする請求項5に記載の現像装置である。
請求項7に記載の発明は、前記羽根と前記第1搬送部との間に隙間を有することを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
請求項8に記載の発明は、前記第1搬送部の先端は、前記羽根の先端より前記回転軸の中心側に位置することを特徴とする請求項6に記載の現像装置である。
請求項9に記載の発明は、前記排出口の開口と前記圧力調整口の開口とは、前記収容部に設けられた1つの開口である共通開口と、当該共通開口の一部を塞ぐ塞ぎ部とによって形成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
請求項10に記載の発明は、前記塞ぎ部は、前記収容部に収容される現像剤の特性に応じて、前記排出口と前記圧力調整口との位置および/または形状が異なることを特徴とする請求項9に記載の現像装置である。
請求項11に記載の発明は、前記塞ぎ部は、前記圧力調整口の開口に入った現像剤を前記収容部へ向けて移動させる斜面を有することを特徴とする請求項9に記載の現像装置。である。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載された現像装置を備え、感光体により形成された静電潜像を、前記現像装置により電荷が安定した現像剤によって現像することで、記録材に画像を形成する画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、排出される現像剤量の変動を抑制する。
請求項2の発明によれば、搬送面部を有しない場合に比べて現像剤量を安定的に排出することで現像剤量の変動を抑制する。
請求項3の発明によれば、排出口と圧力調整口とが一部で重なり合わない場合に比べて空気の流れが良くなり、圧力の調整が良好となる。
請求項4の発明によれば、収容部内の現像剤の量が増えた場合に、速やかに現像剤を排出する。
請求項5の発明によれば、現像剤を羽根によって搬送する機構を利用して現像剤の排出を実現できる。
請求項6の発明によれば、羽根が現像剤を搬送する面から離れて第1搬送部が設けられている場合に比べて、現像剤の排出量を大きくする。
請求項7の発明によれば、羽根と第1搬送部との間に隙間を有さない場合に比べて、現像剤の排出量の変動を抑制する。
請求項8の発明によれば、羽根の先端より第1搬送部の先端が伸びている場合に比べ、圧力調整口から現像剤が排出されることを抑制する。
請求項9の発明によれば、排出口の形状と圧力調整口との形状の変更を容易にする。
請求項10の発明によれば、現像剤の種類に応じて、排出される現像剤量の変動を抑制する。
請求項11の発明によれば、圧力調整口から空気の流れを許容する一方で、現像剤の排出を抑制する。
請求項12の発明によれば、記録材に画像を形成する品質を向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する図である。
現像器を説明する図である。
収容部の内部を説明するための図であり、図2の上下方向の上側から収容部の内部構造を示している。
軸方向に伸びる収容部の手前の端部側を示す斜視図である。
図4の斜視図にて、塞ぎ部を取り除いた状態を示す図である。
図4に示す塞ぎ部を詳細に示した図である。
撹拌路の内部を図4のVII方向から眺めた模式図であり、軸方向における排出パドルと、排出口と、圧力調整口との位置関係を説明する図である。
図3のVIII―VIII断面の一部を示す図であり、軸方向に対して交差する方向における排出パドルと、排出口と、圧力調整口との位置関係を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔画像形成装置の説明〕
図1は、画像形成装置1を説明する図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、給紙ユニット1Aと、印刷ユニット1Bと、排紙ユニット1Cとを備える。
給紙ユニット1Aは、記録媒体の一例としての用紙Pを収容する第1用紙収容部11~第4用紙収容部14を備える。
また、給紙ユニット1Aには、第1用紙収容部11~第4用紙収容部14の各々に対応して設けられ、各用紙収容部に収容された用紙Pを印刷ユニット1Bに接続された搬送経路に送り出す送り出しロール15~18が設けられている。
【0009】
印刷ユニット1Bは、用紙Pに画像を形成する画像形成部20を備える。また、印刷ユニット1Bには、画像形成装置1の各部を制御する制御部21が設けられている。
また、印刷ユニット1Bは、画像処理部22を備える。画像処理部22は、画像読取装置4やパーソナルコンピュータ(PC)5から送信されてきた画像データに対して画像処理を施す。
また、印刷ユニット1Bには、タッチパネルなどから構成され、ユーザに対する情報の通知を行うとともにユーザからの情報の入力を受け付けるUI(User Interface)23が設けられている。
【0010】
画像形成手段の一例としての画像形成部20には、一定の間隔を置いて並列的に配置される6つの画像形成ユニット30T,30P,30Y,30M,30C,30K(以下、単に「画像形成ユニット30」と称する場合がある)が設けられている。
各画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像装置である現像器33、感光体ドラム31表面のトナー等を除去するドラムクリーナ34を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
スクリーン
9日前
株式会社リコー
撮影装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
個人
露光機振動・MSDの同定方法
1か月前
株式会社トプコン
全周カメラ
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
23日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
トナー
今日
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
今日
キヤノン株式会社
トナー
今日
キヤノン株式会社
トナー
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
10日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
14日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
14日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
8日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
16日前
個人
露光装置、及び露光方法
7日前
株式会社ユピテル
撮像装置等
8日前
キヤノン株式会社
画像形成制御装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
続きを見る