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公開番号
2025054550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163654
出願日
2023-09-26
発明の名称
カテーテルの製造方法およびカテーテル
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
25/00 20060101AFI20250331BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】チューブの縮径加工を行っても、径の異なる領域で肉厚が変化しないようにしたカテーテルの製造方法およびカテーテルを提供する。
【解決手段】先端と基端を有し樹脂で形成された管体を備えるカテーテル10の製造方法であって、一定の肉厚を有する第1チューブ301と、第1チューブ301より肉厚が大きい第2チューブ302と、を長軸方向に沿って隣接配置した未加工チューブ300を用意する工程と、未加工チューブ300の第2チューブ302に対して縮径加工を行い、加工後の第2チューブ302の外径を第1チューブ301の外径より小さくするとともに、加工後の第2チューブ302の肉厚を第1チューブ301の肉厚と同じとすることで、管体を形成する工程と、を含むカテーテル10の製造方法である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
先端と基端を有し樹脂で形成された管体を備えるカテーテルの製造方法であって、
一定の肉厚を有する第1チューブと、前記第1チューブより肉厚が大きい第2チューブと、を長軸方向に沿って隣接配置した未加工チューブを用意する工程と、
前記未加工チューブの前記第2チューブに対して縮径加工を行い、加工後の前記第2チューブの外径を前記第1チューブの外径より小さくするとともに、加工後の前記第2チューブの肉厚を前記第1チューブの肉厚と同じとすることで、前記管体を形成する工程と、
を含むカテーテルの製造方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記未加工チューブは、前記先端から基端までの全長に渡って金属の素線で形成された繰り返し構造を有する補強体を備える請求項1に記載のカテーテルの製造方法。
【請求項3】
前記未加工チューブの前記第2チューブは、前記第1チューブより硬度が大きい樹脂で形成されている請求項1または2に記載のカテーテルの製造方法。
【請求項4】
前記未加工チューブの前記第2チューブは、前記第1チューブより外径が大きい請求項1または2に記載のカテーテルの製造方法。
【請求項5】
先端と基端を有する樹脂の管体を備えたカテーテルであって、
前記管体は、第1領域と、前記第1領域の基端に第2領域と、を備え、
前記第2領域の外径は、前記第1領域の外径よりも小さく、
前記第2領域の少なくとも一部は、先端から基端に向かって外径が小さくなるテーパ部を有し、
前記第2領域を形成する樹脂は、前記第1領域を形成する樹脂よりも硬度が大きく、
前記テーパ部は、前記第1領域を形成する樹脂よりも硬度が大きいカテーテル。
【請求項6】
前記第2領域の内径は、前記第1領域の内径よりも小さい請求項5に記載のカテーテル。
【請求項7】
前記第1領域と前記第2領域の少なくとも一部は、肉厚が同じである請求項5または6に記載のカテーテル。
【請求項8】
前記管体は、肉厚方向に複数の層を有し、前記管体の内側の層は、前記管体の外側の層と異なる樹脂を有する請求項5または6に記載のカテーテル。
【請求項9】
前記管体は、前記第1領域から前記第2領域にわたって延在する補強体を有する請求項5または6に記載のカテーテル。
【請求項10】
前記管体は、基端部に牽引ワイヤが固定され、
前記管体は、前記牽引ワイヤに牽引されることで、基端に向かって移動可能である請求項5または6に記載のカテーテル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、処置のために生体管腔内に挿入されるカテーテルの製造方法およびカテーテルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
血管に生じた狭窄や閉塞などの病変を治療する方法として、血管に経皮的に挿入されたデバイスを使用して血管内から治療を行う血管内治療がある。血管内治療において、病変部に診断用の造影剤やガイドワイヤあるいは処置部などを到達させるために、カテーテルが使用される。
【0003】
例えば心筋梗塞や狭心症の治療では、カテーテルを用いて冠動脈の病変部(狭窄部)にステントを留置し、冠動脈内の空間を確保する方法が行われており、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の生体管腔内に生じた狭窄部の改善についても同様の方法が行われることがある。ステントは、機能および留置方法によって、バルーン拡張型ステントと、自己拡張型ステントとに区別される。
【0004】
バルーン拡張型ステントは、ステント自体に拡張機能はなく、目的部位に到達後、バルーンにより拡張されて、管腔内に密着して固定される。これに対し、自己拡張型ステントは、ステント自体が拡張機能を有し、カテーテル内に予め縮径した状態で収容されている。自己拡張型ステントは、目的部位に到達後、カテーテルから解放(リリース)されて、自己の拡張力により拡張して、管腔内に密着して固定される。
【0005】
特許文献1には、自己拡張型ステントを管腔の目的部位まで搬送し、自己拡張型ステントを管腔内に密着して固定させるRX型(Rapid exchange type)のステントデリバリーシステムが記載されている。特許文献1のステントデリバリーシステムを構成するカテーテルは、ステントを収容する先端部の外径が、基端部の外径より大きくなるように形成されており、先端部と基端部との間には、先端側に向かって拡径するテーパ部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5697935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一定の外径および肉厚を有する未加工チューブから、先端部と基端部とで外径が異なるチューブを形成するには、外径の小さい基端部となる部分に縮径加工を行うことが考えられる。縮径加工は、未加工チューブを、当該未加工チューブの外径より小さい内径を有する金型に挿入し、金型によって加熱しつつ長軸方向に引き延ばすことによって行うことができる。この場合、縮径加工された基端部は、加工前より肉厚が小さくなるが、縮径加工されていない先端部は、加工前と同じ肉厚であることから、チューブの肉厚が長軸方向に沿って変化する。肉厚が小さくなった基端部においては、物性において局所的な変化を生じる可能性があり、チューブの引張り強度などに影響を与える可能性がある。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、チューブの縮径加工を行っても、径の異なる領域で肉厚が変化しないようにしたカテーテルの製造方法およびカテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する(1)カテーテルの製造方法は、先端と基端を有し樹脂で形成された管体を備えるカテーテルの製造方法であって、一定の肉厚を有する第1チューブと、前記第1チューブより肉厚が大きい第2チューブと、を長軸方向に沿って隣接配置した未加工チューブを用意する工程と、前記未加工チューブの前記第2チューブに対して縮径加工を行い、加工後の前記第2チューブの外径を前記第1チューブの外径より小さくするとともに、加工後の前記第2チューブの肉厚を前記第1チューブの肉厚と同じとすることで、前記管体を形成する工程と、を含む。
【0010】
上記目的を達成する(5)カテーテルは、先端と基端を有する樹脂の管体を備えたカテーテルであって、前記管体は、第1領域と、前記第1領域の基端に第2領域と、を備え、前記第2領域の外径は、前記第1領域の外径よりも小さく、前記第2領域の少なくとも一部は、先端から基端に向かって外径が小さくなるテーパ部を有し、前記第2領域を形成する樹脂は、前記第1領域を形成する樹脂よりも硬度が大きく、前記テーパ部は、前記第1領域を形成する樹脂よりも硬度が大きい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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