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公開番号
2025056815
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2022044658
出願日
2022-03-18
発明の名称
止血器具
出願人
テルモ株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
A61B
17/135 20060101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】隣接する指の間に位置する指間部に配置される第1帯体部により患者の不快感を軽減させることができる止血器具を提供する。
【解決手段】止血器具10が備えるカバー部材100は、拡張部材210が位置する本体部110と、患者の指同士の間に配置されるように構成され、本体部から第1方向に延在する第1帯体部410と、本体部から第1方向と異なる第2方向に延在する第2帯体部420と、拡張部材を挟んで第2帯体部と対向し、本体部から第1方向及び第2方向と異なる第3方向に延在する第3帯体部430と、を備え、第1帯体部は、第1帯体部の長軸方向に延在するスリット部415を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
患者に形成された穿刺部位を覆うように構成されたカバー部材と、
前記カバー部材に配置され、前記穿刺部位を圧迫するように構成された押圧部材と、を有し、
前記カバー部材は、前記押圧部材が位置する本体部と、前記患者の指同士の間に配置されるように構成され、前記本体部から第1方向に延在する第1帯体部と、前記本体部から前記第1方向と異なる第2方向に延在する第2帯体部と、前記押圧部材を挟んで前記第2帯体部と対向し、前記本体部から前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延在する第3帯体部と、を備え、
前記第1帯体部は、前記第1帯体部の長軸方向に延在するスリット部を有する、止血器具。
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【請求項2】
前記第1帯体部は、前記本体部側に位置する一端部と、前記一端部と反対側に位置する他端部と、前記一端部と前記他端部の間に位置する中間部と、を有し、前記スリット部は、前記中間部から前記一端部まで延在する、請求項1に記載の止血器具。
【請求項3】
前記第1帯体部の前記一端部は、第1一端部と、前記スリット部を挟んで前記第1一端部と対向する第2一端部と、を備え、前記第1一端部は、前記本体部の外表面に固定され、前記第2一端部は、前記本体部の内表面に固定される、請求項2に記載の止血器具。
【請求項4】
前記中間部は、前記スリット部側に向かって湾曲している、請求項2又は請求項3に記載の止血器具。
【請求項5】
前記スリット部は、前記スリット部の端部に隙間部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の止血器具。
【請求項6】
前記押圧部材は、流体の注入によって拡張可能な拡張部材と、前記拡張部材に流体を注入するための注入部材と、を備え、
前記注入部材は、コネクタ部と、前記コネクタ部と前記拡張部材とを接続するチューブ部材と、を有し、前記チューブ部材は、前記スリット部を挿通している、請求項1~5のいずれか1項に記載の止血器具。
【請求項7】
患者に形成された穿刺部位を覆うように構成されたカバー部材と、
前記カバー部材に配置され、前記穿刺部位を圧迫するように構成された押圧部材と、を有し、
前記カバー部材は、前記押圧部材が位置する本体部と、前記患者の指同士の間に配置されるように構成され、前記本体部から第1方向に延在する第1帯体部と、前記本体部から前記第1方向と異なる第2方向に延在する第2帯体部と、前記押圧部材を挟んで前記第2帯体部と対向し、前記本体部から前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延在する第3帯体部と、を備え、
前記第1帯体部は、第1部材と第2部材の2つの帯状の部材で構成されており、前記第1部材の前記本体部側に位置する第1一端部と前記第2部材の前記本体部側に位置する第2一端部とが重なった状態で、前記本体部に固定されている、止血器具。
【請求項8】
患者に形成された穿刺部位を覆うように構成されたカバー部材と、
前記カバー部材に配置され、前記穿刺部位を圧迫するように構成された押圧部材と、を有し、
前記カバー部材は、前記押圧部材が位置する本体部と、前記患者の指同士の間に配置されるように構成され、前記本体部から第1方向に延在する第1帯体部と、前記本体部から前記第1方向と異なる第2方向に延在する第2帯体部と、前記押圧部材を挟んで前記第2帯体部と対向し、前記本体部から前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延在する第3帯体部と、を備え、
前記第1帯体部は、前記本体部側に位置する一端部と、前記一端部と反対側に位置する他端部と、を有し、
前記第1帯体部の前記一端部は、前記第1帯体部の長手方向に延在するスリット部を有し、
前記第1帯体部は、前記第1帯体部の前記一端部の前記スリット部を含む領域で、前記本体部に固定される、止血器具。
【請求項9】
前記押圧部材は、流体の注入によって拡張可能な拡張部材と、前記拡張部材に流体を注入するための注入部材と、を備え、
前記注入部材は、コネクタ部と、前記コネクタ部と前記拡張部材とを接続するチューブ部材と、を有し、前記チューブ部材は、前記スリット部を挿通している、請求項8に記載の止血器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、止血器具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
カテーテル手技の1つとして、患者の腕や手等の肢体の血管を穿刺して形成された穿刺部位を介して各種の医療用長尺体を血管内に導入し、病変部位に対する診断や治療を行う手技が知られている。例えば、特許文献1には、手を走行する血管(遠位橈骨動脈を含む)へのアクセスを可能にするために形成された穿刺部位を止血する止血器具が開示されている。
【0003】
特許文献1の止血器具は、患者の手に形成された穿刺部位(以下、単に「穿刺部位」とも記載する)に対して圧迫力を付与する押圧部材と、押圧部材を覆うように構成されたカバー部材と、を備える。また、カバー部材は、押圧部材を患者の手に固定するための複数の帯体部と、押圧部材を患者の手に押さえ付ける支持部材と、を備える。複数の帯体部は、患者の手指の間の指間部に引っ掛けるように配置される第1帯体部(指用帯体)と、患者の手の外周に沿って配置される第2帯体部及び第3帯体部(固定用帯体)と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2019/0133602号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
医師等の術者(以下、「術者」とする)は、患者の肢体に形成した穿刺部位を止血するに際し、穿刺部位をカバー部材で覆うように止血器具を患者の肢体に配置する。その際、術者は、押圧部材が穿刺部位に位置するように止血器具を患者の肢体に配置する。術者は、カバー部材で穿刺部位を覆うように止血器具を配置した状態で、第1帯体部を患者の手の親指と人差し指の間の指間部に配置し、第2帯体部及び第3帯体部を患者の手の外周に沿って巻き付けるように配置する。術者は、各帯体部を相互に接続することにより、患者の手に止血器具を固定することができる。
【0006】
上記の止血器具を使用して止血を行う際、止血器具は、指間部に配置される第1帯体部の幅の大きさに応じて様々な課題が生じる。
【0007】
止血器具は、第1帯体部の幅が過度に小さく形成されていると、指間部に対する第1帯体部の固定力が小さくなり、固定が外れる可能性がある。また、第1帯体部を指間部に強く締め付けると、第1帯体部が指間部に食い込むため、患者が痛みを感じる。一方で、第1帯体部の幅を過度に大きく形成した場合、指間部に掛かる締め付け力が分散するため、指間部に対する食い込みを低減させることができる。ただし、親指と人差し指の動作が第1帯体部によって制限されてしまうため、患者に不快感を生じさせる。また、第1帯体部の幅をある程度適切な幅に調整した場合、上記のような各課題の発生は防止し得るが、第1帯体部がある程度の幅を持つため、第1帯体部の支持部材側の端部と支持部材との接続部位でカバー部材の柔軟性(曲がり易さ)が低下し、患者が2本の指を近づける方向に動かした際、カバー部材が手の曲面に沿って追従しづらく、患者に不快感を生じさせる場合がある。また、患者が親指や人差し指を動かした際、第1帯体部の幅方向の両端部(エッジ部)が親指や人差し指に接触して、患者が痛みを感じる場合もある。
【0008】
本発明は、上記課題に基づいてなされたものであり、隣接する指の間に位置する指間部に配置される第1帯体部により患者の不快感を軽減させることができる止血器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一の形態に係る止血器具は、患者に形成された穿刺部位を覆うように構成されたカバー部材と、前記カバー部材に配置され、前記穿刺部位を圧迫するように構成された押圧部材と、を有し、前記カバー部材は、前記押圧部材が位置する本体部と、前記患者の指同士の間に配置されるように構成され、前記本体部から第1方向に延在する第1帯体部と、前記本体部から前記第1方向と異なる第2方向に延在する第2帯体部と、前記押圧部材を挟んで前記第2帯体部と対向し、前記本体部から前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延在する第3帯体部と、を備え、前記第1帯体部は、前記第1帯体部の長軸方向に延在するスリット部を有する。
【0010】
本発明の他の形態に係る止血器具は、患者に形成された穿刺部位を覆うように構成されたカバー部材と、前記カバー部材に配置され、前記穿刺部位を圧迫するように構成された押圧部材と、を有し、前記カバー部材は、前記押圧部材が位置する本体部と、前記患者の指同士の間に配置されるように構成され、前記本体部から第1方向に延在する第1帯体部と、前記本体部から前記第1方向と異なる第2方向に延在する第2帯体部と、前記押圧部材を挟んで前記第2帯体部と対向し、前記本体部から前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延在する第3帯体部と、を備え、前記1帯体部は、前記本体部側に位置する一端部と、前記一端部と反対側に位置する他端部と、を有し、前記第1帯体部の前記一端部は、前記第1帯体部の長手方向に延在するスリット部を有し、前記第1帯体部は、前記第1帯体部の前記一端部のスリット部を含む領域で、前記本体部に固定される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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