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公開番号2025061395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025006120,2023191324
出願日2025-01-16,2017-06-08
発明の名称酸素測定デバイス及び酸素測定システム
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61B 5/00 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【解決手段】酸素測定デバイス10Lfは、尿道カテーテル18jfと、酸素センサ本体422aを有する酸素センサ400aとを備える。シャフト22jfには、膀胱140内の尿を流入させる導尿口28aと、尿路416と、側方ルーメン406とが設けられている。側方ルーメンの先端には、尿路に連通する開口部426が設けられ、酸素センサは、酸素センサ本体が側方ルーメンの開口部又は導尿口から流入した尿に接触するように側方ルーメンに配設されている。尿路は、導尿ルーメン402を有し、側方ルーメンと導尿ルーメンとの間には、仕切壁408が設けられ、仕切壁の先端部には、貫通孔410が設けられ、側方ルーメンのうちの貫通孔よりも基端側を形成するセンサルーメン412には、酸素センサをシャフトに固定するための固定部432aが設けられている。
【選択図】図36
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有する中空状のシャフトを含む尿道カテーテルと、
尿中の酸素を検出可能な酸素センサ本体を有する酸素センサと、を備え、
前記シャフトには、
膀胱内の前記尿を流入させる導尿口と、
前記導尿口に連通して前記尿が流通する尿路と、
前記シャフトの軸線方向に沿って延在した側方ルーメンと、が設けられ、
前記側方ルーメンの先端には、前記尿路に連通する開口部が設けられ、
前記酸素センサは、前記酸素センサ本体が前記側方ルーメンの前記開口部又は前記導尿口から流入した前記尿に接触するように前記側方ルーメンに配設され、
前記尿路は、前記側方ルーメンに並設された導尿ルーメンを有し、
前記側方ルーメンと前記導尿ルーメンとの間には、前記導尿ルーメンに沿って延在した仕切壁が設けられ、
前記仕切壁の先端部には、前記導尿ルーメンと前記側方ルーメンとを互いに貫通させる貫通孔が設けられ、
前記側方ルーメンのうちの前記貫通孔よりも基端側を形成するセンサルーメンには、前記酸素センサを前記シャフトに固定するための固定部が設けられている、酸素測定デバイス。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の酸素測定デバイスであって、
前記開口部は、前記シャフトの軸方向において前記導尿口の基端よりも先端側に位置し、
前記開口部の開口面積は、前記導尿口の開口面積よりも小さい、酸素測定デバイス。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の酸素測定デバイスであって、
前記センサルーメンには、温度センサが配設され、
前記固定部は、前記センサルーメンを構成する内面に前記温度センサを固定する、酸素測定デバイス。
【請求項4】
請求項3に記載の酸素測定デバイスであって、
前記温度センサの先端部が前記固定部によって前記センサルーメンを構成する内面に固定されている、酸素測定デバイス。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の酸素測定デバイスであって、
前記固定部は、前記センサルーメンの先端部に設けられている、酸素測定デバイス。
【請求項6】
請求項3~5のいずれか1項に記載の酸素測定デバイスであって、
前記固定部は、前記尿路から前記センサルーメンにおける前記固定部よりも基端側への前記尿の流入が阻止されるように前記センサルーメンを構成する内面に液密に接触している、酸素測定デバイス。
【請求項7】
請求項3~6のいずれか1項に記載の酸素測定デバイスであって、
前記尿道カテーテルは、前記シャフトの先端側に設けられて拡張用流体により拡張及び収縮が可能なバルーンを有する、酸素測定デバイス。
【請求項8】
請求項7に記載の酸素測定デバイスであって、
前記酸素センサ本体は、前記シャフトの軸線方向において前記バルーンよりも先端側に位置している、酸素測定デバイス。
【請求項9】
請求項8に記載の酸素測定デバイスであって、
前記温度センサは、前記尿路内を流通する前記尿の温度を検出するための温度センサ本体を有し、
前記温度センサ本体は、前記シャフトの軸線方向において前記酸素センサ本体と前記バルーンとの間に位置している、酸素測定デバイス。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の酸素測定デバイスであって、
前記固定部のうち前記尿路側に露出している面に凹部が設けられている、酸素測定デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、腎臓から排出された尿中の酸素を検出する酸素測定デバイス及び酸素測定システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、尿道カテーテルの尿路を通じて酸素センサを膀胱内に挿入して留置する酸素測定デバイスが開示されている。この酸素測定デバイスは、酸素センサの酸素センサ本体を尿道カテーテルの先端部に形成された導尿口から導出させて膀胱の上皮壁に接触させることにより、上皮壁の酸素を検出するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2739880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、尿中の酸素状況が腎臓の組織酸素状況を反映していると仮定し、尿中の酸素を測定することにより腎臓の状態を予測する研究が行われている。上述した特許文献1のような酸素測定デバイスは、膀胱の上皮壁の酸素を検出するものであるため、尿中の酸素を検出しているとは限らない。
【0005】
仮に、前記酸素センサを用いて尿中の酸素を検出しようとした場合、膀胱内において酸素センサの酸素センサ本体が尿道カテーテルの導尿口から露出しているため酸素センサ本体が変位して膀胱壁に当接することがある。そして、酸素センサ本体が膀胱壁に当接するとノイズとして検出されるため、尿中の酸素を精度よく測定することは容易ではない。
【0006】
さらに、膀胱内において尿が排出されずに残留している箇所に酸素センサ本体が位置すると、腎臓から排出された尿中の酸素を確実に測定することができないおそれがある。
【0007】
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、腎臓から膀胱内を経由して体外に排出される新しい尿中の酸素を精度よく且つ確実に測定することができる酸素測定デバイス及び酸素測定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、可撓性を有する中空状のシャフトを含む尿道カテーテルと、尿中の酸素を検出可能な酸素センサ本体を有する酸素センサと、を備え、前記シャフトには、膀胱内の前記尿を流入させる導尿口と、前記導尿口に連通して前記尿が流通する尿路と、前記シャフトの軸線方向に沿って延在した側方ルーメンと、が設けられ、前記側方ルーメンの先端には、前記尿路に連通する開口部が設けられ、前記酸素センサは、前記酸素センサ本体が前記側方ルーメンの前記開口部又は前記導尿口から流入した前記尿に接触するように前記側方ルーメンに配設され、前記尿路は、前記側方ルーメンに並設された導尿ルーメンを有し、前記側方ルーメンと前記導尿ルーメンとの間には、前記導尿ルーメンに沿って延在した仕切壁が設けられ、前記仕切壁の先端部には、前記導尿ルーメンと前記側方ルーメンとを互いに貫通させる貫通孔が設けられ、前記側方ルーメンのうちの前記貫通孔よりも基端側を形成するセンサルーメンには、前記酸素センサを前記シャフトに固定するための固定部が設けられている、酸素測定デバイスである。
【0009】
本発明の他の態様は、上述した酸素測定デバイスと、モニタリングシステムとを備える酸素測定システムであって、前記モニタリングシステムは、前記流速センサの出力信号に基づいて尿量を算出する尿量算出部と、前記尿量に基づいて急性腎障害のステージを判定する尿量判定部と、を備える、酸素測定システムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、尿路を流通する尿に酸素センサ本体を接触させることができるため、腎臓から膀胱内を経由して体外に排出される新しい尿中の酸素を精度よく且つ確実に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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