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公開番号2025059429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169510
出願日2023-09-29
発明の名称医療デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 17/3207 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シャフトの柔軟性低下を抑えつつ、血管壁との摩擦を小さくすることのできる医療デバイスを提供する。
【解決手段】長尺なシャフト70を有する医療デバイス10であって、シャフト70は、金属製の先端チューブ73を有し、先端チューブ73は、先端部の外表面に設けられる凹凸形状を有した先端側粗面部73aと、基端部の外表面に設けられる凹凸形状を有した基端側粗面部73bと、先端側粗面部73aと基端側粗面部73bとの間の領域であって外表面が平滑な中間部73cと、を備え、先端チューブ73は、外表面を樹脂製の被覆材74で覆われ、被覆材74は、先端側粗面部73aおよび基端側粗面部73bと密着している医療デバイス10である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
長尺なシャフトを有する医療デバイスであって、
前記シャフトは、金属製の先端チューブを有し、
前記先端チューブは、先端部と基端部とを有し、前記先端部の外表面に設けられる凹凸形状を有した先端側粗面部と、前記基端部の外表面に設けられる凹凸形状を有した基端側粗面部と、前記先端側粗面部と前記基端側粗面部との間の領域であって外表面が平滑な中間部と、を備え、
前記先端チューブは、外表面を樹脂製の被覆材で覆われ、
前記被覆材は、前記先端側粗面部および前記基端側粗面部と密着している医療デバイス。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記シャフトは、前記先端チューブの前記中間部に湾曲部を有する請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項3】
前記先端側粗面部は、前記被覆材の先端に先端位置を有し、
前記基端側粗面部は、前記被覆材の基端より基端側に基端位置を有する請求項1または2に記載の医療デバイス。
【請求項4】
前記先端側粗面部と基端側粗面部の少なくとも一方は、凹凸形状の凹部に前記被覆材が入り込んでいる請求項1または2に記載の医療デバイス。
【請求項5】
前記中間部は、スリットと外表面が平滑な平滑部とを有し、前記平滑部と前記被覆材とが固定されている請求項4に記載の医療デバイス。
【請求項6】
前記先端側粗面部と基端側粗面部は、凹凸形状の凹部に前記被覆材が入り込んでおり、
前記先端側粗面部は、前記基端側粗面部より前記凹部に前記被覆材がより深く入り込んでいる請求項1または2に記載の医療デバイス。
【請求項7】
前記シャフトは、前記先端チューブの基端側に金属製の基端チューブを有し、
前記基端チューブは、外表面を樹脂製の基端側被覆材で覆われ、
前記被覆材は、前記基端側被覆材より柔軟である請求項1または2に記載の医療デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺なシャフトを有する医療デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
血管に生じた狭窄や閉塞などの病変を治療する方法として、血管に経皮的に挿入されたデバイスを使用して血管内から治療を行う血管内治療がある。血管内治療において、病変部に処置を行うための部位を到達させるために、カテーテルが使用される。
【0003】
例えば、血管内の血栓、プラーク、石灰化病変などの狭窄部を切削して除去するためのカテーテルは、長尺なシャフトに金属製のチューブが用いられることがある。血管は屈曲しているため、シャフトを病変部に向かって挿入する際には、シャフトが血管壁に摺接する。血管壁とシャフトとの摩擦が大きいと、血管への挿入に伴ってシャフトにはトルクが蓄積する。
【0004】
例えば特許文献1には、金属製のチューブを有するカテーテルにおいて、金属製のチューブの表面に樹脂製の被覆材を設けることが記載されている。被覆材は、金属より摩擦係数が低いため、血管への挿入時において、血管壁との摩擦を抑え、シャフトにトルクが蓄積することを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第8628549号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、チューブの先端部の表面に樹脂製の被覆材を設け、これが金属製のチューブの表面と密着していることで、シャフト全体としては柔軟性が低下し、血管内における通過性が低下する。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、シャフトの柔軟性低下を抑えつつ、血管壁との摩擦を小さくすることのできる医療デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する医療デバイスは、長尺なシャフトを有する医療デバイスであって、前記シャフトは、金属製の先端チューブを有し、前記先端チューブは、先端部の外表面に設けられる凹凸形状を有した先端側粗面部と、基端部の外表面に設けられる凹凸形状を有した基端側粗面部と、前記先端側粗面部と前記基端側粗面部との間の領域であって外表面が平滑な中間部と、を備え、前記先端チューブは、外表面を樹脂製の被覆材で覆われ、前記被覆材は、前記先端側粗面部および前記基端側粗面部と密着している。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した医療デバイスは、被覆材が先端側粗面部と基端側粗面部でそれぞれ先端チューブの凹凸形状に入り込んで密着固定するので、血管壁との摩擦を小さくする被覆材の先端チューブに対する固定強度を高くすることができる。また、医療デバイスは、先端チューブの中間部の外表面は平滑であるため、被覆材が凹凸形状に入り込むことがなく柔軟性の低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る医療デバイスを示す正面図である。
医療デバイスの先端部を、切削部および収容部を透過して示す斜視図である。
医療デバイスの先端部を示す断面図である。
医療デバイスの先端部を示し、(a)は図3のA-A線に沿う断面図、(b)は図3のB-B線に沿う断面図、(c)は図3のC-C線に沿う断面図である。
医療デバイスの図3より基端側の部分を示す断面図であって、駆動シャフトを正面図とした図である。
先端チューブの正面図である。
先端チューブの基端側粗面部と被覆材とが密着した状態の断面図である。
先端チューブの先端側粗面部と被覆材とが密着した状態の断面図である。
被覆材が先端チューブの中間部に固定された状態の断面図である。
医療デバイスにより切削を行っている状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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