TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025054976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164241
出願日2023-09-27
発明の名称医療用シート及び医療用シートの製造方法
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61L 31/06 20060101AFI20250401BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ヨレ又はズレの発生を防止又は抑制でき、打ち抜き性を向上でき、貫通孔を容易に形成できる医療用シート及び医療用シートの製造方法を提供する。
【解決手段】医療用シート100は、生分解性材料で構成される繊維を含む第1の面10a及び第2の面10bを有するシート状の本体部10と、本体部の第1の面及び第2の面に開口11a、11bを有する複数の貫通孔11と、を有する。医療用シートはさらに、複数の貫通孔の開口同士の間に形成され、繊維同士が面方向YZに融着されてなる融着部60を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
生分解性材料で構成される繊維を含む第1の面及び第2の面を有するシート状の本体部と、
前記本体部の前記第1の面及び前記第2の面に開口を有する複数の貫通孔と、
前記複数の前記貫通孔の前記開口同士の間に形成され、前記繊維同士が面方向に融着されてなる融着部と、を有する医療用シート。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記融着部は、複数の前記貫通孔のうち少なくとも一部の前記貫通孔の前記開口の周囲に形成されてなる請求項1に記載の医療用シート。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記本体部の厚さ方向に沿うように形成された内表面を有し、
前記内表面の少なくとも一部に形成され、前記繊維同士が前記厚さ方向に融着されてなる他の融着部をさらに有する請求項1に記載の医療用シート。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記本体部の厚さ方向に沿うように形成された内表面を有し、
前記内表面は、前記繊維の切断面である断面部を有する請求項1に記載の医療用シート。
【請求項5】
前記融着部は、前記断面部に形成されている請求項4に記載の医療用シート。
【請求項6】
前記本体部は、前記第1の面及び前記第2の面に熱可塑性材料を含んでなる請求項1に記載の医療用シート。
【請求項7】
生分解性材料で構成される繊維を含む第1の面及び第2の面を有するシート部材の前記第1の面及び前記第2の面に加圧しながら熱を加え、前記第1の面及び前記第2の面の少なくとも一方の面の一部に前記繊維同士が面方向に融着されてなる融着部を形成し、
前記融着部を形成した後の前記シート部材に対して、前記第1の面及び前記第2の面に複数の貫通孔を形成する医療用シートの製造方法。
【請求項8】
前記繊維が溶融する温度以上に前記シート部材を加熱して前記融着部を形成する請求項7に記載の医療用シートの製造方法。
【請求項9】
前記繊維の融点以上に前記シート部材を加熱して前記融着部を形成する請求項7に記載の医療用シートの製造方法。
【請求項10】
前記シート部材は、前記繊維を含むシート素材を複数枚重ねて形成されてなる請求項7に記載の医療用シートの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用シート及び医療用シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
医療分野において生体器官を外科的手術により接合する手技(例えば消化管の吻合術)が知られている。上記のような手技が行われた場合、生体器官同士が接合された接合部における癒合の遅延が生じないことが術後の予後決定因子として重要であることが知られている。
【0003】
生体器官を吻合する手技では種々の方法や医療器具が用いられるが、例えば生分解性の縫合糸により生体器官を縫合する方法や、ステープラーによる吻合を行う機械式の吻合装置を利用する方法が提案されている。特に、機械式の吻合装置を利用して吻合術を行う場合、縫合糸を用いた方法と比較して接合部における生体器官同士の接合力を高めることができるため、縫合不全のリスクを低減させることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2008-516678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の吻合装置では吻合部位における漏出又は断裂等を防止するために支持構造体等のシート状の部材(以下、医療用シートと呼ぶ)を挟むことによって吻合部位の癒合を促進している。
【0006】
また、医療用シートの癒着効果を促進させるために、医療用シートに貫通孔を形成する技術も知られている。
【0007】
このような医療用シートは比較的柔らかい。このため、ハンドリング時や生体器官に配置する際に医療用シートのヨレ(曲がったり折れたりして扁平でない状態)又はズレが発生しやすい。機械式の吻合装置を利用して吻合術を行う場合、医療用シートの一部を打ち抜くときに、繊維を打ち抜けず(切り切れず)、繊維にほつれ(繊維の切断した端部で繊維がほどけている状態)が生じやすい。さらに、貫通孔を形成し難く、形成した貫通孔の形状も崩れやすい。
【0008】
そこで本発明は、ヨレ又はズレの発生を防止又は抑制でき、打ち抜き性を向上でき、貫通孔を容易に形成できる医療用シート及び医療用シートの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下記(1)~(11)のいずれか1つの手段によって達成される。
【0010】
(1)生分解性材料で構成される繊維を含む第1の面及び第2の面を有するシート状の本体部と、前記本体部の前記第1の面及び前記第2の面に開口を有する複数の貫通孔と、前記複数の前記貫通孔の前記開口同士の間に形成され、前記繊維同士が面方向に融着されてなる融着部と、を有する医療用シートである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

テルモ株式会社
保持具
5日前
テルモ株式会社
止血器具
6日前
テルモ株式会社
止血器具
6日前
テルモ株式会社
生体留置物
5日前
テルモ株式会社
ガイドワイヤ
7日前
テルモ株式会社
医療デバイス
5日前
テルモ株式会社
医療デバイス
5日前
テルモ株式会社
医療デバイス
5日前
テルモ株式会社
光照射デバイス
6日前
テルモ株式会社
生体情報検出装置
6日前
テルモ株式会社
生体挿入デバイス
6日前
テルモ株式会社
投与装置及び投与方法
6日前
テルモ株式会社
カテーテル用バルーン
7日前
テルモ株式会社
カテーテルおよびその製造方法
7日前
テルモ株式会社
止血器具、及び止血器具セット
5日前
テルモ株式会社
Mg合金及びMg合金の製造方法
5日前
テルモ株式会社
カテーテルおよびカテーテルの製造方法
7日前
テルモ株式会社
カテーテルの製造方法およびカテーテル
7日前
テルモ株式会社
医療用シート及び医療用シートの製造方法
7日前
テルモ株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
8日前
テルモ株式会社
医療デバイスの位置決め方法および医療デバイス
5日前
テルモ株式会社
血液製剤の検査装置、検査方法、およびプログラム
6日前
テルモ株式会社
体外循環血液システム、および体外循環血液システムの使用方法
5日前
テルモ株式会社
酸素測定デバイス及び酸素測定システム
5日前
個人
健康器具
1か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
鼾防止用具
1か月前
個人
歯の掃除具
5か月前
個人
白内障治療法
1か月前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
洗井間専家。
18日前
個人
導電香
2か月前
個人
身体牽引装置
5か月前
個人
マッサージ機
2か月前
個人
塗り薬塗り具
4か月前
続きを見る