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公開番号
2025052782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161678
出願日
2023-09-25
発明の名称
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
1/045 20060101AFI20250328BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】血管に関する代表値を精度よく算出するプログラム等を提供すること。
【解決手段】プログラムは、血管の内部に挿入されたカテーテルにより撮影された前記血管の横断層像58を、前記血管の長手方向に沿う異なる位置で複数枚取得し、それぞれの前記横断層像58から一つまたは複数のオブジェクトを検出し、複数枚の前記横断層像58からそれぞれ検出した前記オブジェクトに基づいて、前記オブジェクトの立体形状を構築し、一つの前記オブジェクトの立体形状の重心線68を決定し、前記オブジェクトの立体形状を、前記重心線68に対して垂直な平面で切断した断面図に基づいて、前記平面における前記一つまたは複数のオブジェクトの代表値を決定する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
血管の内部に挿入されたカテーテルにより撮影された前記血管の横断層像を、前記血管の長手方向に沿う異なる位置で複数枚取得し、
それぞれの前記横断層像から一つまたは複数のオブジェクトを検出し、
複数枚の前記横断層像からそれぞれ検出した前記オブジェクトに基づいて、前記オブジェクトの立体形状を構築し、
一つの前記オブジェクトの立体形状の重心線を決定し、
前記オブジェクトの立体形状を、前記重心線に対して垂直な平面で切断した断面図に基づいて、前記平面における前記一つまたは複数のオブジェクトの代表値を決定する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記オブジェクトは血管内腔、外弾性板、血管外膜、またはステントを含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記立体形状は、
複数枚の前記横断層像からそれぞれ検出した前記オブジェクトを前記横断層像に対応する位置に配置し、
配置した前記オブジェクトを平滑化処理する
処理により構築する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記重心線は、
前記立体形状を前記横断層像に対応する平面で切断した平滑化後オブジェクトの重心点を算出し、
複数の前記横断層像に対応する平面でそれぞれ算出した前記重心点を接続するように決定する
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
それぞれの前記横断層像において、前記横断層像と前記重心線との交点と、前記カテーテルの中心との間の距離を算出し、
算出した距離に基づいて、前記血管を前記血管の長手方向に沿って複数のセグメントに分割する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
分割したそれぞれの前記セグメントについて、前記重心線と、前記カテーテルの中心線との関係に基づいて前記セグメントの属性を判定し、
判定した前記属性に基づいて、前記断面図における前記オブジェクトの代表値を決定するか、または、前記横断層像における前記オブジェクトの代表値を決定するかを定める
請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記セグメントごとに前記オブジェクトの立体形状を構築し、
隣接する前記セグメントの間で、前記立体形状を補間する
請求項5に記載のプログラム。
【請求項8】
取得した複数枚の前記横断層像から、一枚の横断層像の選択を受け付け、
選択を受け付けた横断層像が含まれる前記セグメントを判定し、
判定した前記セグメントに含まれる前記横断層像を用いて、前記オブジェクトの立体形状を構築する
請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
前記断面図に基づいて決定されたオブジェクトの代表値と、前記横断層像における前記オブジェクトの代表値とを異なる態様で表示する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
第1軸に前記血管の長手方向に沿った前記横断層像の位置を使用し、前記第1軸と直交する第2軸に、前記横断層像と前記重心線との交点を通り前記重心線に対して垂直な平面における前記オブジェクトの代表値を使用したグラフを表示する
請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
血管に挿入した画像取得用カテーテルを用いて撮影した複数の断層像に基づいて、血管の最小管腔面積を提示する方法が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-62212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法においては、画像取得用カテーテルは血管に対して平行に挿入されており、撮影された断層像は血管に対して垂直であることを前提として、最小管腔面積を算出する。
【0005】
しかしながら血管は屈曲しているため、画像取得用カテーテルは血管の内部で血管に対して傾く場合がある。その場合、撮影された断層像も血管に対して傾く。血管に対して傾いた断層像では、管腔面積等の血管に関する代表値を正しく算出できない。
【0006】
一つの側面では、血管に関する代表値を精度よく算出するプログラム等の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
(1)血管の内部に挿入されたカテーテルにより撮影された前記血管の横断層像を、前記血管の長手方向に沿う異なる位置で複数枚取得し、
それぞれの前記横断層像から一つまたは複数のオブジェクトを検出し、
複数枚の前記横断層像からそれぞれ検出した前記オブジェクトに基づいて、前記オブジェクトの立体形状を構築し、
一つの前記オブジェクトの立体形状の重心線を決定し、
前記オブジェクトの立体形状を、前記重心線に対して垂直な平面で切断した断面図に基づいて、前記平面における前記一つまたは複数のオブジェクトの代表値を決定する
処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0008】
ここで、本発明の実施形態は、
(2)上記(1)に記載のプログラムは、
前記オブジェクトは血管内腔、外弾性板、血管外膜、またはステントを含むことが好ましい。
【0009】
(3)上記(1)または(2)に記載のプログラムは、
前記立体形状は、
複数枚の前記横断層像からそれぞれ検出した前記オブジェクトを前記横断層像に対応する位置に配置し、
配置した前記オブジェクトを平滑化処理する
処理により構築することが好ましい。
【0010】
(4)上記(1)から(3)のいずれか一つに記載のプログラムは、
前記重心線は、
前記立体形状を前記横断層像に対応する平面で切断した平滑化後オブジェクトの重心点を算出し、
複数の前記横断層像に対応する平面でそれぞれ算出した前記重心点を接続するように決定することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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