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公開番号2025053862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162941
出願日2023-09-26
発明の名称ペン型液状アイライナー塗布具
出願人ケミコスクリエイションズ株式会社
代理人個人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20250331BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ツッパリ感を生じることなく、化粧料としては不快感を与えないペン型液状アイライナー塗布具を提供する。また、筆穂又はペン芯を用いるペン型アイライナー塗布用容器から液状化粧料の良好な吐出が得られる。涙や汗などの水分に対する耐久性が高く、水分で濡れても滲んだり流れたりしないペン型液状アイライナー塗布具を提供する。
【解決手段】
ゴムラテックスを用いた液状化粧料の調製において、そのゴムラテックスの種類やその他の成分組成を様々に変えた検討を行った。その結果、顔料を高分子分散剤あるいは界面活性剤で水に分散した液にcis-ポリイソプレンラテックスあるいは天然ゴムラテックスを加えて混合して得た組成物を液状化粧料として用いる。
【選択図】 なし

特許請求の範囲【請求項1】
液状化粧料組成物が、筆穂又はペン芯を用いる塗布用容器に充填されたペン型液状アイライナー塗布具であって、
前記液状化粧料組成物には、cis-ポリイソプレン及び着色剤を含み、
前記cis-ポリイソプレンは、ラテックスの状態で前記液状化粧料組成物に配合された、
ペン型液状アイライナー塗布具。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記cis-ポリイソプレンが、イソプレンの重合によって人為的に合成されたものである、
請求項1記載のペン型液状アイライナー塗布具。
【請求項3】
前記cis-ポリイソプレンが、天然ゴムであり、
前記天然ゴムがラテックスの状態で前記液状化粧料組成物に配合されたものである、
請求項1記載のペン型液状アイライナー塗布具。
【請求項4】
前記cis-ポリイソプレンが、前記液状化粧料組成物中に1~30質量%含まれる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペン型液状アイライナー塗布具。
【請求項5】
前記液状化粧料組成物中の前記cis-ポリイソプレンと前記着色剤との質量比は、1/10~30/1の割合である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペン型液状アイライナー塗布具。
【請求項6】
前記ペン型液状アイライナー塗布具が、圧力変動緩衝機構を具備し、
前記圧力変動緩衝機構は、前記液状化粧料組成物を保持するタンクに接続する緩衝空間を有し、前記タンクと前記緩衝空間との間における前記液状化粧料組成物と空気の流通によって前記タンクの圧力変動を緩衝するものである、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペン型液状アイライナー塗布具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アイライナーとして用いる着色剤の分散液及びこれを用いた液状化粧料組成物及び前記組成物を用いたペン型液状アイライナー塗布具に関する。特に、本発明は塗布具として筆穂又はペン芯等の塗布部材を用いるペン型液状アイライナー塗布具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、塗布具を使用するタイプの液状化粧料組成物において、着色剤としての染料や顔料などを界面活性剤や水溶性の樹脂で水に分散させたものが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-277232号
特開2010-168323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の液状化粧料組成物をペン型液状アイライナー塗布具など目周りに用いられる化粧料として用いた場合、着色剤としての染料や顔料などを界面活性剤や水溶性の樹脂で水に分散させた分散液のままでは涙や汗などの水分に対する耐久性が低く、水分で濡れると共に滲んだり流れたりしてしまう。
【0005】
(特開2003-277232号公報)
ゴム状物質のラテックスのひとつ、天然ゴムラテックスを含む製剤に関する技術として、特開2003-277232号公報に肌用絵具の技術が述べられている。すなわち同公報に記述されている肌用絵具は、人の肌に塗布されてその肌表面に可剥離性のゴム皮膜を形成するゴムラテックスに、前記ゴムラテックスを肌に塗布した際にタレが生じない程度に粘稠化させる増粘剤と、肌に彩色するための顔料とが配合されて成るものである。
【0006】
しかし、特開2003-277232号公報に述べられているようにタレが生じないことを目的として増粘剤の配合により粘度を高めた液状化粧料では、筆穂又はペン芯を用いるペン型塗布用容器からの良好な吐出は得られない。
【0007】
(特開2010-168323号公報)
また、天然ゴムラテックスを含むペン型液状アイライナー組成物としては、特開2010-168323号公報に記載がある。この発明では、天然ゴムラテックスを合成樹脂エマルションと共に用いることによって得られるまつ毛矯正効果のある化粧料が述べられており、ここに着色効果のある成分を配合することでまつ毛矯正効果を持ったアイライナーとなることが記されている。
【0008】
しかし、特開2010-168323号公報では、天然ゴムラテックスを合成樹脂エマルションと特定の比率で混合して配合することに着目されており、それによって生じる皮膜が皮膚上で収縮することを活用している。この収縮はツッパリ感を生じるものであり、化粧料としては不快感に繋がる。
また、同公報では、発明の組成物をアイライナーとして心地よく用いるための前記組成物の性状、塗布方法、塗布容器、あるいは塗布器具については記載がなく、その使い心地の良さから好まれる筆穂又はペン芯を用いるペン型塗布具と前記組成物との組み合わせについても記述されていない。
また、筆穂又はペン芯を用いるアイライナーとしてのペン型塗布具に適した液状化粧料組成物をなそうとする場合においては、特開2010-168323号公報で述べられている天然ゴムラテックスを単に用いるだけでは、塗布用容器からの液状化粧料の吐出が充分に起こらず、使い心地の良いペン型液状アイライナー塗布具は実現されない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者等は上記課題点を解決すべく鋭意研究を重ね、ゴムラテックスを用いた液状アイライナー組成物の調製において、そのゴムラテックスの種類やその他の成分組成を様々に変えた検討を行った。その結果、顔料を高分子分散剤あるいは界面活性剤で水に分散した液にcis-ポリイソプレンラテックスあるいは天然ゴムラテックスを加えて混合して得た組成物が、筆穂を付けたペン型液状アイライナー塗布用容器からの吐出において良好な結果を生むことを突き止めて、この発明に至った。
【0010】
すなわち、ポリイソプレンラテックスを用いて調製した液状化粧料組成物を用いることで、筆穂又はペン芯を用いるペン型液状アイライナー塗布用容器から良好に吐出し、使い勝手の良さと心地よい塗布感を伴って、充分な化粧のできるペン型液状アイライナー塗布具の実現に至らしめた。
(【0011】以降は省略されています)

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