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公開番号
2025053827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162891
出願日
2023-09-26
発明の名称
自動改札システム、自動改札機、サーバ装置、自動改札方法及び自動改札プログラム
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G06Q
50/40 20240101AFI20250331BHJP(計算;計数)
要約
【課題】サーバ装置と自動改札機との間の通信障害が発生した場合でも、通信障害中に通過した事業者ごとに異なる集計データを確実に作成する。
【解決手段】実施形態に係るシンクライアント型の自動改札システムは、自動改札機が上位のサーバ装置との通信復旧後に改札機内の記憶媒体に保存していた情報をサーバ装置へ送信し、サーバ装置が、受信した情報をもとに、通過可否判定を実施し、通信障害中に引去るはずであった精算額を算出し(再判定)、通信障害中に通過した利用者が翌日以降に、いずれかの駅の自動改札機で入場した際、算出した精算額の引去りを行い、通信障害中に利用者が通過した駅の鉄道事業者と、翌日以降に引去りを行った駅の鉄道事業者が異なる場合に、通信障害中に通過した利用者(乗客)数や乗降駅情報、精算金額などの事業者ごとに異なる集計データを作成することが可能となる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
駅に設置されている自動改札機が、鉄道利用者が通過する際に提示する情報記憶媒体から保持情報を取得して当該取得された情報をサーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から送信された情報に基づいて前記鉄道利用者の通過の可否を判定して当該判定結果を自動改札機に送信し、
前記自動改札機が、前記サーバ装置から送信された判定結果に基づいて前記鉄道利用者の通過を許可または拒否するシンクライアント型の自動改札システムであって、
前記自動改札機は、
前記サーバ装置との間に通信障害が発生した場合に、前記鉄道利用者の通過の可否を自ら判定して許可判定された鉄道利用者を通過させ、
通信障害中に通過した利用者情報、乗降駅情報を含む通信障害情報を保存し、
前記通信障害の復旧後に、前記通信障害情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、
前記通信障害の復旧後に、前記自動改札機から通信障害情報を収集し、通信障害発生中の清算額について再判定を実施し、清算額再判定結果から鉄道事業者毎の集計データを仮作成し、前記精算額の精算処理後に確定して前記鉄道事業者の集計システムに出力する
自動改札システム。
続きを表示(約 3,400 文字)
【請求項2】
前記自動改札機は、前記通信障害発生中に通過した鉄道利用者が通信障害の復旧後に前記情報記憶媒体を提示した際に、前記サーバ装置の再判定で得られた通信障害発生中の精算額を前記情報記憶媒体に書き込み、その書込完了通知を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記自動改札機から前記書込完了通知を受けて、書込結果に基づいて通信障害復旧後の再判定実施において仮作成された集計データを確定して、各鉄道事業者の集計システムに送信する、
請求項1記載の自動改札システム。
【請求項3】
駅に設置されている自動改札機が、鉄道利用者が通過する際に提示する情報記憶媒体から保持情報を取得して当該取得された情報をサーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から送信された情報に基づいて前記鉄道利用者の通過の可否を判定して当該判定結果を自動改札機に送信し、
前記自動改札機が、前記サーバ装置から送信された判定結果に基づいて前記鉄道利用者の通過を許可または拒否するシンクライアント型の自動改札システムに用いられる前記サーバ装置であって、
前記自動改札機との間に通信障害が発生した場合に、前記自動改札機が前記鉄道利用者の通過の可否を自ら判定して許可判定された鉄道利用者を通過させ、通信障害中に通過した利用者情報、乗降駅情報を含む通信障害情報を保存し、前記通信障害の復旧後に前記通信障害情報を送信するとき、
前記通信障害の復旧後に、前記自動改札機から送信される通信障害情報を収集し、通信障害発生中の清算額について再判定を実施する再判定実施手段と、
前記清算額の再判定結果から鉄道事業者毎の集計データを仮作成し、前記精算額の精算処理後に前記鉄道事業者の集計システムに出力する集計データ作成出力手段と
を具備する自動改札システムのサーバ装置。
【請求項4】
前記自動改札機が、前記通信障害発生中に通過した鉄道利用者が通信障害の復旧後に前記情報記憶媒体を提示した際に、前記再判定で得られた通信障害発生中の精算額を前記情報記憶媒体に書き込み、その書込完了通知を送信するとき、
前記集計データ作成出力手段は、前記自動改札機から前記書込完了通知を受けて、書込結果に基づいて通信障害復旧後の再判定実施において仮作成された集計データを確定して、各鉄道事業者の集計システムに送信する、
請求項3記載の自動改札システムのサーバ装置。
【請求項5】
駅に設置されている自動改札機が、鉄道利用者が通過する際に提示する情報記憶媒体から保持情報を取得して当該取得された情報をサーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から送信された情報に基づいて前記鉄道利用者の通過の可否を判定して当該判定結果を自動改札機に送信し、
前記自動改札機が、前記サーバ装置から送信された判定結果に基づいて前記鉄道利用者の通過を許可または拒否するシンクライアント型の自動改札システムに用いられる前記自動改札機であって、
前記サーバ装置との間に通信障害が発生した場合に、前記鉄道利用者の通過の可否を自ら判定して許可判定された鉄道利用者を通過させる判定手段と、
通信障害中に通過した利用者情報、乗降駅情報を含む通信障害情報を保存する通信障害情報保存手段と、
前記通信障害の復旧後に、前記通信障害情報を前記サーバ装置に送信する送信手段と
を具備し、
前記サーバ装置が、前記通信障害の復旧後に、前記通信障害情報を収集し、通信障害発生中の清算額について再判定を実施し、清算額再判定結果から鉄道事業者毎の集計データを仮作成し、前記精算額の精算処理後に確定して前記鉄道事業者の集計システムに出力する処理に寄与する
自動改札システムの自動改札機。
【請求項6】
さらに、前記通信障害発生中に通過した鉄道利用者が通信障害の復旧後に前記情報記憶媒体を提示した際に、前記サーバ装置の再判定で得られた通信障害発生中の精算額を前記情報記憶媒体に書き込み、その書込完了通知を前記サーバ装置に送信する復旧後処理手段を備え、
前記サーバ装置が、前記書込完了通知を受けて、書込結果に基づいて通信障害復旧後の再判定実施において仮作成された集計データを確定して、各鉄道事業者の集計システムに送信する処理に寄与する、
請求項5記載の自動改札システムの自動改札機。
【請求項7】
駅に設置されている自動改札機が、鉄道利用者が通過する際に提示する情報記憶媒体から保持情報を取得して当該取得された情報をサーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から送信された情報に基づいて前記鉄道利用者の通過の可否を判定して当該判定結果を自動改札機に送信し、
前記自動改札機が、前記サーバ装置から送信された判定結果に基づいて前記鉄道利用者の通過を許可または拒否するシンクライアント型の自動改札方法であって、
前記自動改札機が、前記サーバ装置との間に通信障害が発生した場合に、前記鉄道利用者の通過の可否を自ら判定して許可判定された鉄道利用者を通過させ、通信障害中に通過した利用者情報、乗降駅情報を含む通信障害情報を保存し、前記通信障害の復旧後に、前記通信障害情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記通信障害の復旧後に、前記自動改札機から通信障害情報を収集し、通信障害発生中の清算額について再判定を実施し、清算額再判定結果から鉄道事業者毎の集計データを仮作成し、前記精算額の精算処理後に確定して前記鉄道事業者の集計システムに出力し、
前記自動改札機が、前記通信障害発生中に通過した鉄道利用者が通信障害の復旧後に前記情報記憶媒体を提示した際に、前記サーバ装置の再判定で得られた通信障害発生中の精算額を前記情報記憶媒体に書き込み、その書込完了通知を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から前記書込完了通知を受けて、書込結果に基づいて通信障害復旧後の再判定実施において仮作成された集計データを確定して、各鉄道事業者の集計システムに送信する、
自動改札方法。
【請求項8】
駅に設置されている自動改札機が、鉄道利用者が通過する際に提示する情報記憶媒体から保持情報を取得して当該取得された情報をサーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から送信された情報に基づいて前記鉄道利用者の通過の可否を判定して当該判定結果を自動改札機に送信し、
前記自動改札機が、前記サーバ装置から送信された判定結果に基づいて前記鉄道利用者の通過を許可または拒否するシンクライアント型の自動改札システムの処理をコンピュータによって実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記自動改札機が、前記サーバ装置との間に通信障害が発生した場合に、前記鉄道利用者の通過の可否を自ら判定して許可判定された鉄道利用者を通過させ、通信障害中に通過した利用者情報、乗降駅情報を含む通信障害情報を保存し、前記通信障害の復旧後に、前記通信障害情報を前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記通信障害の復旧後に、前記自動改札機から通信障害情報を収集し、通信障害発生中の清算額について再判定を実施し、清算額再判定結果から鉄道事業者毎の集計データを仮作成し、前記精算額の精算処理後に確定して前記鉄道事業者の集計システムに出力するステップと、
前記自動改札機が、前記通信障害発生中に通過した鉄道利用者が通信障害の復旧後に前記情報記憶媒体を提示した際に、前記サーバ装置の再判定で得られた通信障害発生中の精算額を前記情報記憶媒体に書き込み、その書込完了通知を前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記自動改札機から前記書込完了通知を受けて、書込結果に基づいて通信障害復旧後の再判定実施において仮作成された集計データを確定して、各鉄道事業者の集計システムに送信するステップと、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、自動改札システム、自動改札機、サーバ装置、自動改札方法及び自動改札プログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、鉄道事業(列車を運行する事業)の自動改札システムでは、上位装置が複数の下位装置を一元管理するシンクライアント型の導入が検討されている。シンクライアント型では、例えば駅に設置されている自動改札機(下位装置)は、鉄道利用者が通過する際に提示するIC(Integrated Circuit)カードから保持されている情報を取得し、当該取得された情報をサーバ装置(上位)に送信する。サーバ装置は、自動改札機から送信された情報に基づいて利用者を通過させるか否か(つまり、利用者の駅入出場を許可するか否か)を判定し、当該判定結果を自動改札機に送信する。自動改札機は、サーバ装置から送信された判定結果に基づいて利用者を通過させる等の動作をする。
【0003】
このようなシンクライアント型の自動改札システムでは、利用者を通過させるか否かを判定する仕組みを自動改札機側に設ける必要がなくなるため、当該自動改札機のメンテナンスにかかるコストを削減できる等のメリットがある。しかしながら、上記したサーバ装置と自動改札機との間に通信障害が発生した場合に、当該サーバ装置側で利用者を通過させるか否かを判定することができなくなるため、通信障害発生に伴う様々な課題の解決が望まれている。その課題の一つとして、通信障害中に通過した利用者数や乗降駅情報、精算金額などの事業者ごとに異なる集計データの作成が困難になるため、その対応策が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-182262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように、従来の自動改札機では、改札機側で集計データを作成していため、通信障害中に通過した鉄道事業者と翌日以降の鉄道事業者が異なる場合、改札機側では、障害中に通過した事業者を知らないので、集計データ作成が困難となる。さらに、従来の自動改札システムでは、シンクライアント型の導入に際して、サーバ装置と自動改札機との間に通信障害が発生した場合に、通信障害中に通過した利用者数や乗降駅情報、精算金額などの事業者ごとに異なる集計データの作成が困難になる。
【0006】
実施形態の課題は、シンクライアント型において、サーバ装置と自動改札機との間の通信障害が発生した場合でも、通信障害中に通過した事業者ごとに異なる集計データを確実に作成可能な自動改札システム、自動改札機、サーバ装置、自動改札方法及び自動改札プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によれば、自動改札システムは、駅に設置されている自動改札機が、鉄道利用者が通過する際に提示する情報記憶媒体から保持情報を取得して当該取得された情報をサーバ装置に送信し、前記サーバ装置が、前記自動改札機から送信された情報に基づいて前記鉄道利用者の通過の可否を判定して当該判定結果を自動改札機に送信し、前記自動改札機が、前記サーバ装置から送信された判定結果に基づいて前記鉄道利用者の通過を許可または拒否するシンクライアント型の自動改札システムに適用される。前記自動改札機は、前記サーバ装置との間に通信障害が発生した場合に、前記鉄道利用者の通過の可否を自ら判定して許可判定された鉄道利用者を通過させ、通信障害中に通過した利用者情報、乗降駅情報を含む通信障害情報を保存し、前記通信障害の復旧後に、前記通信障害情報を前記サーバ装置に送信する。前記サーバ装置は、前記通信障害の復旧後に、前記自動改札機から通信障害情報を収集し、通信障害発生中の清算額について再判定を実施し、清算額再判定結果から鉄道事業者毎の集計データを仮作成し、前記精算額の精算処理後に確定して前記鉄道事業者の集計システムに出力する。
【0008】
さらに、前記自動改札機は、前記通信障害発生中に通過した鉄道利用者が通信障害の復旧後に前記情報記憶媒体を提示した際に、前記サーバ装置の再判定で得られた通信障害発生中の精算額を前記情報記憶媒体に書き込み、その書込完了通知を前記サーバ装置に送信する。
【0009】
前記サーバ装置は、前記自動改札機から前記書込完了通知を受けて、書込結果に基づいて通信障害復旧後の再判定実施において仮作成された集計データを確定して、各鉄道事業者の集計システムに送信する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る自動改札システムのネットワーク構成を示す概念図である。
図2は、図1に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、図1に示す自動改札機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、図1に示すシステムのサーバ装置及び自動改札機の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、図1に示すシステムにおいて、通信障害が発生しておらず、正常な通信が実行される様子を示すシーケンス図である。
図6は、図1に示すシステムにおいて、サーバ装置と自動改札機との間で通信障害が発生したときに実行される処理動作と、通信が復旧した後に実行される処理動作を示すシーケンス図である。
図7は、図1に示すシステムの自動改札機における障害通過時の主な保存データ(タンキングデータ)の一覧を示す図である。
図8は、図1に示すシステムのサーバ装置の再判定処理時の仮集計データ作成の流れを示すフローチャートである。
図9は、図1に示すシステムのサーバ装置の後日入場時の書込処理データ(再判定結果)の一例を示す図である。
図10は、図1に示すサーバ装置において、いずれかの自動改札機を通過して通信障害発生時の精算が完了した場合の後処理を示すフローチャートである。
図11は、図1に示すサーバ装置の再判定で作成された仮集計データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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