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公開番号2025037015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143723
出願日2023-09-05
発明の名称発券機
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類B41J 15/04 20060101AFI20250310BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】紙詰りが生じた場合でも券媒体を容易に再装填でき、また、券媒体の無駄を少なくすることが可能な発券機を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、発券機は、帯状の券媒体が捲回された媒体ロールが装填される装填部と、券媒体の切断、印刷を含む処理を行う券媒体処理部と、媒体ロールから送り出された券媒体を券媒体処理部に送る搬送路と、搬送路における券媒体の通過を検知する第1センサと、搬送機構と、を備えている。搬送機構は、装填部に装填された媒体ロールの外周面に転接する搬送ローラと、搬送ローラを駆動する第1モータと、搬送ローラと第1モータとの間に設けられ、搬送ローラに所定値以上の回転トルクが作用した際に第1駆動モータから搬送ローラへの駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタと、を含んでいる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
帯状の券媒体が捲回された媒体ロールが装填される装填部と、
前記券媒体の切断、印刷を含む処理を行う券媒体処理部と、
前記媒体ロールから送り出された券媒体を前記券媒体処理部に送る搬送路と、
前記搬送路における前記券媒体の通過を検知する通過センサと、
前記装填部に装填された前記媒体ロールの外周面に転接する搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動する第1モータと、前記搬送ローラと前記第1モータとの間に設けられ、前記搬送ローラに所定値以上の回転トルクが作用した際に前記第1モータから前記搬送ローラへの駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタと、を含む搬送機構と、
を備える発券機。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記搬送路は、前記装填部に位置する挿入口を有し、
前記搬送ローラは、それぞれ前記媒体ロールの外周面に転接する第1搬送ローラおよび第2搬送ローラと、前記挿入口に設けられた一対の第3搬送ローラと、を備え、
前記第1搬送ローラ、第2搬送ローラ、および一方の第3搬送ローラは、前記トルクリミッタを介して前記第1モータに接続されている、請求項1に記載の発券機。
【請求項3】
前記搬送機構は、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間に設けられ前記媒体ロールの外周面に当接したスクレーパを含んでいる、請求項2に記載の発券機。
【請求項4】
所定時間経過するまでに前記通過センサにより前記券媒体の通過が検知されない場合、前記券媒体の詰りを検知し前記第1モータの駆動を停止するコントローラを備えている、請求項1に記載の発券機。
【請求項5】
前記券媒体の詰りを報知する報知器を備え、
前記コントローラは、前記券媒体の詰りを検知した際、前記報知器により前記券媒体の詰りを報知し、前記第1モータを逆転駆動する、請求項4に記載の発券機。
【請求項6】
前記媒体ロールの近傍に設けられ、前記券媒体の弛みを検知するレバーセンサを更に備えている、請求項1に記載の発券機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、発券機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
駅係員が使用する窓口処理機、定期券発行機や一般客が使用する自動券売機には発券機が搭載されており、ロール紙を自動装填可能な発券機が提案されている。この発券機では、自動装填部にロール紙を装填すると、ロール紙先端がロール紙挿入口に自動で挿入され、印刷部付近まで自動で搬送される。その後、ロール紙は、発券時に各切符、媒体にカットされ、駅名、日付等を印刷し、磁気処理された後、発券される。
ロール紙の自動装填時、装填中のロール紙が紙詰りとなった場合、紙詰りを検知して搬送を停止するまである程度時間がかかる。しかし、ロール紙は、搬送が停止するまでの間、ロール紙先端が詰まったままで送り出され、搬送路内で蛇腹状に折れ曲がった状態と成り得る。そのため、搬送停止後、係員では紙詰りを取り除くことが困難であり、保守員による対応が必要となる。また、ロール紙自体もある程度の長さを切除しないと次回使用できないため、ロール紙の無駄が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-30911号公報
特開2008-40554号公報
特開2016-212590号公報
特開2017-162383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の実施形態の課題は、装填中、紙詰りが起きた場合でも容易に再装填でき、また、券媒体の無駄を少なくすることが可能な発券機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、発券機は、帯状の券媒体が捲回された媒体ロールが装填される装填部と、前記券媒体の切断、印刷を含む処理を行う券媒体処理部と、前記媒体ロールから送り出された券媒体を前記券媒体処理部に送る搬送路と、前記搬送路における前記券媒体の通過を検知する第1センサと、前記装填部に装填された前記媒体ロールの外周面に転接する搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動する第1モータと、前記搬送ローラと前記第1モータとの間に設けられ、前記搬送ローラに所定値以上の回転トルクが作用した際に前記第1駆動モータから前記搬送ローラへの駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタと、を含む搬送機構と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る発券機の斜視図。
図2は、前扉を開けた状態の前記発券機の斜視図。
図3は、前記発券機の内部構造を模式的に示す発券機の一方側の側面図。
図4は、前記発券機の内部構造を模式的に示す発券機の他方側の側面図。
図5は、前記発券機のロール紙の搬送機構を示す側面図。
図6は、前記発券機の制御系の構成を示すブロック図。
図7は、前記発券機の処理動作の一例を示すフローチャート。
図8は、第2実施形態に係る発券機のロール紙搬送機構を示す側面図。
図9は、第2実施形態に係る発券機のジャム発生時のロール紙搬送機構を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下図面を参照しながら、実施形態に係る発券機ついて説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略あるいは簡略化することがある。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る発券機の外観を示す斜視図、図2は、前扉を開けた状態の発券機の斜視図である。
本実施形態では、一例として、駅務室に設置され、駅員により操作可能な発券機を示している。発券機は、帯状の券媒体(ロール紙)をロール状に捲回して構成されたロールからロール紙を送り出して先端部を切断し、切断した券媒体に対して乗車券情報の磁気書込み及び印字などの発券処理を行った後、券媒体を乗車券として発券する。
【0009】
図1および図2に示すように、第1実施形態に係る発券機10は、矩形箱状の筐体12を備えている。筐体12の前面に開閉扉14が設けられている。開閉扉14を開けることにより、筐体12の内部にアクセス可能となる。開閉扉14には、開閉ラッチレバー16が回動可能に取り付けられている。開閉扉14には、投入開口18が設けられている。
筐体12の前面開口OP1の近傍に、扉キャッチ20が設けられている。扉キャッチ20の近傍に開閉扉14の開閉を検知する開閉スイッチSWが設けられている。開閉扉14を閉じると、開閉ラッチレバー16が扉キャッチ20に係合し、開閉扉14を閉状態にロックする。同時に、開閉スイッチSWがONとなる。
【0010】
前面開口OP1の上側部分に挿入発券部22が設けられている。挿入発券部22は、挿入発券口22aを有している。挿入発券口22aは、前面開口OP1から前方に延出している。開閉扉14を閉じた状態において、挿入発券部22の挿入発券口22aの部分は、開閉扉14の投入開口18を通って外部に延出している。
筐体12の内部に、券媒体のロールR1を装填可能なロール装填部24が設けられている。図2に示すように、開閉扉14を開いた状態で、ロールR1をロール装填部24内に装填可能となる。なお、ロールR1は、券媒体となる帯状のロール紙PPを円筒形の芯材26に捲回して形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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