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公開番号
2025053802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162858
出願日
2023-09-26
発明の名称
制御装置および制御方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
53/66 20190101AFI20250331BHJP(車両一般)
要約
【課題】電力網における電力需給状態を調整するための要求に対応する電力伝送が可能な電力スタンドと電動車両との間において、ユーザが希望する電力伝送の規格による接続をすみやかに確立することが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】充電制御ECU10(制御装置)は、電動車両100との間において外部充電(電力伝送)が実行されるEVSE300(電力スタンド)と通信する通信部13を備える。通信部13は、ユーザが電力需給調整要求への応答を希望する場合に、電動車両100がISO15118-20(第1規格)に対応していることをEVSE300に通知し、ユーザが電力需給調整要求への応答を希望しない場合に、電動車両100がISO15118-2(第2規格)に対応していることをEVSE300に通知する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力網からの充電および前記電力網への放電の少なくとも一方を含む電力伝送を制御する制御装置であって、
前記電力網における電力需給状態を調整するための要求への応答を、電動車両のユーザが希望するか否かに関する情報を取得する取得部と、
前記電動車両との間において前記電力伝送が実行される電力スタンドと通信する通信部と、を備え、
前記電動車両は、前記要求に対応する前記電力伝送の規格である第1規格と、前記要求に対応しない前記電力伝送の規格である第2規格とに対応可能であり、
前記通信部は、
前記ユーザが前記要求への応答を希望する場合に、前記電動車両が前記第1規格に対応していることを前記電力スタンドに通知し、
前記ユーザが前記要求への応答を希望しない場合に、前記電動車両が前記第2規格に対応していることを前記電力スタンドに通知する、制御装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記通信部は、
前記電動車両が前記第1規格に対応していることを前記電力スタンドに通知した後に、前記電力スタンドが前記第1規格に対応していないことを示す情報を受け取った場合に、前記電動車両が前記第2規格に対応していることを前記電力スタンドに通知する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記通信部は、
前記ユーザが前記要求への応答を希望する場合に、前記第1規格、前記第2規格の順に、前記電力伝送に用いられる優先度が高いことを前記電力スタンドに通知し、
前記ユーザが前記要求への応答を希望しない場合に、前記第2規格、前記第1規格の順に、前記電力伝送に用いられる優先度が高いことを前記電力スタンドに通知する、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
電力網からの充電および前記電力網への放電の少なくとも一方を含む電力伝送を制御する制御方法であって、
前記電力網における電力需給状態を調整するための要求への応答を、電動車両のユーザが希望するか否かに関する情報を取得する工程と、
前記電動車両との間において前記電力伝送が実行される電力スタンドに、前記電動車両に対応する前記電力伝送の規格を通知する工程と、を備え、
前記電動車両は、前記要求に対応する前記電力伝送の規格である第1規格と、前記要求に対応しない前記電力伝送の規格である第2規格とに対応可能であり、
前記通知する工程は、前記ユーザが前記要求への応答を希望する場合に、前記電動車両が前記第1規格に対応していることを前記電力スタンドに通知し、前記ユーザが前記要求への応答を希望しない場合に、前記電動車両が前記第2規格に対応していることを前記電力スタンドに通知する工程を含む、制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2022-139080号公報(特許文献1)には、第1~第5の充電規格により外部充電が行われる車両および充電設備が開示されている。第1~第5の充電規格には、予め優先順位が設定されている。優先順位が高い充電規格から順に接続試行処理が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-139080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、上記のように、充電規格の優先順位が予め設定されている。また、上記特許文献1には記載されていないが、車両は、電力網における電力需給状態を調整するための要求に対応する充電(以下、VPP(Virtual Power Plant)充電とする)と、VPP充電に対応しない充電(非VPP充電)とを実行可能である。ここで、VPP充電に対応する充電規格の方が、非VPP充電に対応する充電規格よりも優先順位が予め高く設定されているとする。この場合、たとえばVPP充電をユーザが希望していない場合でも、VPP充電に対応する充電規格による接続が優先的に試行され、ユーザが希望する非VPP充電に対応する充電規格による接続が確立されるまでに要する時間が長くなると考えられる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力網における電力需給状態を調整するための要求に対応する電力伝送が可能な電力スタンドと電動車両との間において、ユーザが希望する電力伝送の規格による接続をすみやかに確立することが可能な制御装置および制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る制御装置は、電力網からの充電および電力網への放電の少なくとも一方を含む電力伝送を制御する制御装置であって、電力網における電力需給状態を調整するための要求への応答を、電動車両のユーザが希望するか否かに関する情報を取得する取得部と、電動車両との間において電力伝送が実行される電力スタンドと通信する通信部と、を備える。電動車両は、要求に対応する電力伝送の規格である第1規格と、要求に対応しない電力伝送の規格である第2規格とに対応可能である。通信部は、ユーザが要求への応答を希望する場合に、電動車両が第1規格に対応していることを電力スタンドに通知し、ユーザが要求への応答を希望しない場合に、電動車両が第2規格に対応していることを電力スタンドに通知する。
【0007】
本開示の第1の局面に係る制御装置では、上記のように、ユーザが上記要求への応答を希望する場合に、電動車両が第1規格に対応していることが電力スタンドに通知され、ユーザが上記要求への応答を希望しない場合に、電動車両が第2規格に対応していることが電力スタンドに通知される。これにより、電力スタンドと電動車両との接続処理が実行される際に、ユーザの上記要求への応答の希望に対応する規格を電力スタンドに通知することができる。その結果、ユーザの希望に対応していない電力伝送の規格による接続処理が実行されるのを抑制することができる。これにより、ユーザの希望に対応する電力伝送の規格により、電動車両と電力スタンドとの接続をすみやかに確立することができる。
【0008】
上記第1の局面に係る制御装置において、好ましくは、通信部は、電動車両が第1規格に対応していることを電力スタンドに通知した後に、電力スタンドが第1規格に対応していないことを示す情報を受け取った場合に、電動車両が第2規格に対応していることを電力スタンドに通知する。このように構成すれば、電力スタンドが第1規格に対応していない場合でも、第2規格により電力スタンドと電動車両とをすみやかに接続することができる。
【0009】
上記第1の局面に係る制御装置において、好ましくは、通信部は、ユーザが上記要求への応答を希望する場合に、第1規格、第2規格の順に、電力伝送に用いられる優先度が高いことを電力スタンドに通知し、ユーザが上記要求への応答を希望しない場合に、第2規格、第1規格の順に、電力伝送に用いられる優先度が高いことを電力スタンドに通知する。このように構成すれば、電力スタンドに通知される電力伝送の規格の優先順位を、ユーザの上記要求への希望に合わせて変更することができる。
【0010】
本開示の第2の局面に係る制御方法は、電力網からの充電および電力網への放電の少なくとも一方を含む電力伝送を制御する制御方法であって、電力網における電力需給状態を調整するための要求への応答を、電動車両のユーザが希望するか否かに関する情報を取得する工程と、電動車両との間において電力伝送が実行される電力スタンドに、電動車両に対応する電力伝送の規格を通知する工程と、を備える。電動車両は、要求に対応する電力伝送の規格である第1規格と、要求に対応しない電力伝送の規格である第2規格とに対応可能である。通知する工程は、ユーザが要求への応答を希望する場合に、電動車両が第1規格に対応していることを電力スタンドに通知し、ユーザが要求への応答を希望しない場合に、電動車両が第2規格に対応していることを電力スタンドに通知する工程を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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