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公開番号
2025051200
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160191
出願日
2023-09-25
発明の名称
車両衝突試験用のドーリー装置
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G01M
7/08 20060101AFI20250328BHJP(測定;試験)
要約
【課題】牽引物の重量が重くなったり、牽引時の引張力が大きくなったりした場合であっても、牽引ロープをより強固且つ安定的に挟持できる車両衝突試験用のドーリー装置を提供する。
【解決手段】本体フレームと、車両連結部と、挟持部をそれぞれ有する第1挟持体及び第2挟持体によって、牽引ロープを本体フレームに取付ける牽引ロープ取付部と、を備え、第1挟持体は、第1部分と、第2部分と、を有し、第1部分は、調整ボルトの締結量を調整することによって、本体フレームとの間の距離が調整可能に構成されるとともに、第1部分の移動方向に対して傾斜する第1傾斜面が形成され、第2部分は、第1傾斜面と当接する第2傾斜面が形成され、調整ボルトによる第1部分の移動に応じて、挟持部が第2挟持体に近接する取付方向にスライド移動する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
本体フレームと、
前記本体フレームを車両側に連結する車両連結部と、
牽引手段により牽引される牽引ロープを挟持する、第1挟持部を有する第1挟持体及び第2挟持部を有する第2挟持体によって、前記牽引ロープを前記本体フレームに取付ける牽引ロープ取付部と、を備え、
前記第1挟持体は、前記本体フレームに調整ボルトを介して固定される第1部分と、前記牽引ロープの牽引方向と直交する方向にスライド移動可能となるように前記第1部分に支持されて、前記第1挟持部が設けられた第2部分と、を有し、
前記第1部分は、前記調整ボルトの締結量を調整することによって、前記本体フレームとの間の距離が調整可能に構成されるとともに、前記第1部分の移動方向に対して傾斜する第1傾斜面が形成され、
前記第2部分は、前記第1傾斜面と当接する第2傾斜面が形成され、前記調整ボルトによる前記第1部分の移動に応じて、前記第1挟持部が前記第2挟持部に近接する取付方向にスライド移動する、
車両衝突試験用のドーリー装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記第1傾斜面及び第2傾斜面を、前記第2部分の移動方向に対して45度傾斜させた、
請求項1に記載の車両衝突試験用のドーリー装置。
【請求項3】
前記第1挟持体及び前記第2挟持体を、前記牽引ロープの延在方向に沿って長くした、
請求項1に記載の車両衝突試験用のドーリー装置。
【請求項4】
前記第1挟持部及び前記第2挟持部には、前記牽引ロープの断面形状に沿った円弧状の溝部が形成された、
請求項1に記載の車両衝突試験用のドーリー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両衝突試験用のドーリー装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、テスト用の車両を衝突体に衝突させる車両衝突試験として、車両をモータ等の駆動力を利用して牽引する方法や、重錘を利用してテスト車両を牽引する方法が知られている。例えば、特許文献1には、重錘と、重錘塔と、重錘に連結される牽引ロープと、牽引ロープを介して牽引される車両と、を備え、重錘を所定高さまで持ち上げた後、重錘を落下させることにより走行させた車両を衝突予定地点で衝突させる車両用衝突試験が開示されている。
【0003】
特許文献2には、牽引手段によって牽引される牽引ワイヤロープと車両とを連結する牽引装置として、フレームに固定される第1クランプ部材と、当該第1クランプ部材と協働して牽引ワイヤロープのクランプが可能なように回動可能に支持される第2クランプ部材と、当該第2クランプ部材による牽引ワイヤロープのクランプ及びその解除を行うためのレバー部材と、を有するクランプ装置を備えた牽引装置の構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-114384号公報
特開2012-242251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、試験車両の大型化に伴い、試験車両の質量が増加する傾向がみられる。また、前方もしくは後方から車両を衝突体に衝突させる試験だけでなく、車両の側方に衝突体を衝突させるいわゆる側突試験の需要も増えている。側突試験の代表的な例としてポール側突試験などが挙げられる。ポール側突試験では、移動方向に対して側面を向いた試験車両の下部に、車両を運搬するための低床台車を設置し、低床台車とその上部の試験車両を同時に牽引ロープで牽引し、試験車両を衝突壁面に取付けた半円状のポール衝突体に衝突させる。この場合、試験車両に低床台車の質量が加わるため、大幅な質量増となる。
特許文献2では、牽引装置は、車両との間を連結するとともに、牽引装置が牽引ワイヤロープをクランプすることによって車両を牽引し、牽引走行する車両がバリアに衝突する直前に、牽引ワイヤロープのクランプを解除することにより、車両の衝突精度を高めることを目的としている。しかし上記の様に質量の増加傾向のある試験車両や、前記ポール側突試験などを実施するために、牽引物の重量が重くなると、牽引時の引張力が大きくなるため、車両を牽引した際に牽引装置による牽引ワイヤロープのクランプが外れる虞があるという課題がある。
【0006】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、牽引物の重量が重くなったり、牽引時の引張力が大きくなったりした場合であっても、牽引ロープをより強固且つ安定的に挟持できる車両衝突試験用のドーリー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 本体フレームと、
前記本体フレームを車両側に連結する車両連結部と、
牽引手段により牽引される牽引ロープを挟持する、第1挟持部を有する第1挟持体及び第2挟持部を有する第2挟持体によって、前記牽引ロープを前記本体フレームに取付ける牽引ロープ取付部と、を備え、
前記第1挟持体は、前記本体フレームに調整ボルトを介して固定される第1部分と、前記牽引ロープの牽引方向と直交する方向にスライド移動可能となるように前記第1部分に支持されて、前記第1挟持部が設けられた第2部分と、を有し、
前記第1部分は、前記調整ボルトの締結量を調整することによって、前記本体フレームとの間の距離が調整可能に構成されるとともに、前記第1部分の移動方向に対して傾斜する第1傾斜面が形成され、
前記第2部分は、前記第1傾斜面と当接する第2傾斜面が形成され、前記調整ボルトによる前記第1部分の移動に応じて、前記第1挟持部が前記第2挟持部に近接する取付方向にスライド移動する、
車両衝突試験用のドーリー装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1挟持部及び第2挟持部は、牽引ロープを牽引方向と直交する方向で挟持し、牽引ロープを挟持する力が調整ボルトの締結力によって付与されるため、牽引物の重量が重くなったり、牽引時の引張力が大きくなったりした場合であっても、牽引ロープをより強固且つ安定的に挟持できる。また、回動作動するクランプによって牽引ロープを挟持する従来技術と比較して、牽引ロープを傷つけない方向から挟持できるため、牽引ロープの摩耗を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るドーリー装置が用いられた車両衝突試験装置の概略図である。
図2は、ドーリー装置に車両が載置された台車が連結された状態を示す要部平面図である。
図3は、ドーリー装置の右側面図である。
図4は、ドーリー装置の正面図である。
図5は、ドーリー装置の側面斜視図である。
図6は、ドーリー装置の正面斜視図である。
図7は、ドーリー装置の挟持状態を示すモデル図である。
図8は、ドーリー装置のロック解除状態を示すモデル図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明を適用した車両衝突試験用のドーリー装置の構成を説明する。なお、各図は、本発明の説明のために作成されたものであり、本発明の実施形態は図示の内容に限られない。
(【0011】以降は省略されています)
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