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公開番号2025047806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156524
出願日2023-09-21
発明の名称スパウト付容器
出願人イーエヌ大塚製薬株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 33/38 20060101AFI20250326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器外部から酸素が侵入することを防止できるとともに、スパウト周囲に酸素が残留する空間が形成され難く、その結果、酸素がスパウトを透過して収容部内に侵入することを防止して収容物の酸化を防止できるスパウト付容器を提供する。
【解決手段】ガスバリア性を有する可撓性の包材からなる容器壁11により形成された収容部12と、容器壁11に接合された立体形状のスパウト20と、を備えたスパウト付容器10であり、スパウト20は、容器壁11に接合されたスパウト本体22と、スパウト本体22を閉塞するようにスパウト本体22に取外し可能に配置された閉塞部23と、を備え、閉塞部23の上部及び側周囲がガスバリア性を有する可撓性の包材からなる被覆材21により密着して覆われるとともに、被覆材21と容器壁11とが連続するようにスパウト20の側周囲で重ねて配置されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
ガスバリア性を有する可撓性の包材からなる容器壁により形成された収容部と、前記容器壁に接合された立体形状のスパウトと、を備えたスパウト付容器であって、
前記スパウトは、前記容器壁に接合されたスパウト本体と、前記スパウト本体を閉塞するように該スパウト本体に取外し可能に配置された閉塞部と、を備え、
前記閉塞部の上部及び側周囲がガスバリア性を有する可撓性の包材からなる被覆材により密着して覆われるとともに、該被覆材と前記容器壁とが連続するように前記スパウトの側周囲で重ねて配置されていることを特徴とするスパウト付容器。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記被覆材が前記閉塞部を被覆し、前記容器壁が少なくとも前記閉塞部の側周囲まで延長して前記被覆材と重ねて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付容器。
【請求項3】
前記スパウト本体における前記閉塞部側の側周囲と、前記閉塞部における前記スパウト本体側の側周囲とが、段差なく隣接配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付容器。
【請求項4】
前記閉塞部が前記スパウト本体に螺合するとともに該閉塞部に前記包材が接合されてなり、前記スパウト本体に対して前記閉塞部を回動させることで前記包材が破断可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付容器。
【請求項5】
前記スパウト本体及び前記閉塞部は平面視船形形状を有するとともに、少なくとも一方の平面視における長手方向の端部には板状の回動用突出片が突出して設けられていることを特徴とする請求項4に記載のスパウト付容器。
【請求項6】
前記閉塞部は平面視船形形状を有するとともに、前記上部には厚みが中間部に向けて漸減する側面視凹形状を有し、前記閉塞部の前記上部及び側周囲が1枚の前記被覆材により隙間なく密着して覆われている、請求項1に記載のスパウト付容器。
【請求項7】
前記収容部には酸化により変化を生じる収容物が収容されていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はスパウト付容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
従来、収容物が収容されて密封される可撓性のスパウト付容器として、スパウトにおけるガスバリア性を向上させたものが知られている。
【0003】
例えば下記特許文献1では、ガスバリア性の中間層を設けて成形したスパウトやキャップが提案されている。また下記特許文献2では、包装袋のガスバリア性を有する本体フィルムを延長して口栓を覆った口栓付包装袋が提案されている。さらに下記特許文献3では、平たい基部に注筒部を設けて注筒部の先端を開封部材で閉塞したスパウト部材が、スパウト部材よりガスバリア性の高い一対のフィルム内に配置されたスパウト付袋体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-162272号公報
特開2014-218274号公報
特開2016-88527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら従来の容器では、外部から収容部内に酸素が侵入することは防止できるものの、スパウト周囲には酸素が残留していた。例えば特許文献1ではガスバリア性の低いスパウトの上面をキャップで覆うが、キャップ内には空間が存在するため酸素が残留していた。特許文献2では口栓を収容して覆う本体フィルムの延長部分の内部には空間が存在するため酸素が残留していた。特許文献3では開封部材の平たい羽根部を覆う一対のフィルム内には空間が存在するため酸素が残留していた。
【0006】
そのため収容物を収容して密封した後で、スパウト周囲に残留している酸素が徐々にスパウトを透過して収容部内に侵入して、収容物が徐々に酸化されるという問題点があった。特にスパウトが立体形状であると周囲の空間が大きく、残留する酸素量も多くなるため、スパウトを透過して侵入する酸素による酸化が起こり易かった。
【0007】
そこで本発明では、容器外部から酸素が侵入することを防止できるとともに、スパウト周囲に酸素が残留する空間が形成され難く、その結果、酸素がスパウトを透過して収容部内に侵入することを防止して収容物の酸化を防止できるスパウト付容器を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明の請求項1に記載のスパウト付容器は、ガスバリア性を有する可撓性の包材からなる容器壁により形成された収容部と、容器壁に接合された立体形状のスパウトと、を備えたスパウト付容器であって、スパウトは、容器壁に接合されたスパウト本体と、スパウト本体を閉塞するようにスパウト本体に取外し可能に配置された閉塞部と、を備え、閉塞部の上部及び側周囲がガスバリア性を有する可撓性の包材からなる被覆材により密着して覆われるとともに、被覆材と容器壁とが連続するようにスパウトの側周囲で重ねて配置されていることを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、容器壁に接合された立体形状のスパウトが、スパウト本体とスパウト本体に取外し可能に配置された閉塞部とを備え、閉塞部の上部及び側周囲が被覆材により覆われているので、容器壁とは別の被覆材により閉塞部を被覆することができ、被覆材を閉塞部に沿って配置し易い。そのため被覆材を閉塞部に密着させて覆うことができ、これにより被覆材と閉塞部との間に隙間が生じない。
しかも、この閉塞部に密着した被覆材と収容部を形成する容器壁とが連続するように重ねて配置されているので、容器壁に接合されたスパウト全体を確実にガスバリア性の包材により被覆できるとともに、収容部及びスパウトを含む容器全体をガスバリア性の包材により包囲できる。
そのため容器外部から酸素が侵入することを防止できるとともに、スパウトの周囲に酸素が残留しないため、酸素がスパウトを透過して収容部内に侵入することを防止でき、収容物が酸化されることを確実に防止できる。
【0010】
本発明の請求項2に記載のスパウト付容器は、被覆材が閉塞部を被覆し、容器壁が少なくとも閉塞部の側周囲まで延長して被覆材と重ねて配置されていることを特徴としている。
このようにすれば、スパウト本体と閉塞部との境界付近を容器壁のみで覆うことができ、容器壁と被覆材とを重ねる必要がない。そのため、境界付近を覆う包材を破断させ易くでき、開封し易くすることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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