TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025045992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154112
出願日2023-09-21
発明の名称層転写装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65C 9/25 20060101AFI20250326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】粘弾性層を転写する際に基材層をユーザが手作業で剥がす手間を無くすことを目的とする。
【解決手段】層転写装置は、本体筐体と、第1供給リールと、巻取リールと、巻取リールを駆動させるモータと、転写部と、を備える。第1供給リールは本体筐体に着脱可能である。第1供給リールは、フィルムが巻回された巻芯を有する。粘弾性層フィルムPFは、第1基材層PF1と、第1基材層PF1上に形成された第1剥離層PF2と、第1剥離層PF2上に形成された粘弾性層PF3と、を有する。巻取リールは、第1供給リールから供給された粘弾性層フィルムPFを巻き取る。転写部は、加熱ローラを有する。転写部は、第1供給リールから供給されるフィルムに、第2基材層PS1と第2基材層PS1上に印刷された印刷層Tとを有する転写印刷シートPSを重ねて加熱ローラにより加熱することにより、転写印刷シートPSの印刷層Tに粘弾性層PF3を転写する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
本体筐体と、
前記本体筐体に着脱可能な第1供給リールであって、第1基材層と、前記第1基材層上に形成された第1剥離層と、前記第1剥離層上に形成された粘弾性層と、を有するフィルムが巻回された巻芯を有する第1供給リールと、
前記第1供給リールから供給された前記フィルムを巻き取る巻取リールと、
前記巻取リールを駆動させるモータと、
加熱回転体を有し、前記第1供給リールから供給される前記フィルムに、第2基材層と、前記第2基材層上に印刷された印刷層とを有するシートを重ねて前記加熱回転体により加熱することにより、シートの印刷層に前記フィルムの前記粘弾性層を転写する転写部と、を備えることを特徴とする層転写装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記フィルムは、前記粘弾性層が前記第1供給リールの前記巻芯を向くように前記第1供給リールに巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
【請求項3】
前記シートは、前記第2基材層と前記印刷層との間に、第2剥離層をさらに有し、
前記粘弾性層から前記第1基材層を剥がすことが可能な温度である第1温度において、前記粘弾性層から前記第1基材層を剥がすのに必要な力である前記第1剥離層の第1剥離力は、前記印刷層から前記第2基材層を剥がすのに必要な力である前記第2剥離層の第2剥離力よりも、小さいことを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
【請求項4】
前記層転写装置は、
前記第1供給リールに代えて、前記本体筐体に、箔を含む箔フィルムが巻回された第2供給リールを装着することが可能であり、
前記転写部は、前記第2供給リールから供給された箔フィルムにシートを重ねて前記シートに形成された印刷層に箔を転写可能であることを特徴とする請求項3に記載の層転写装置。
【請求項5】
制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1供給リールが前記本体筐体に装着された場合、前記粘弾性層から前記第1基材層を剥がす剥離位置において、前記フィルムが前記第1温度となるように制御し、
前記第2供給リールが前記本体筐体に装着された場合、前記箔フィルムから基材層を剥がす剥離位置において、前記箔フィルムが前記第1温度と異なる第2温度となるように制御することを特徴とする請求項4に記載の層転写装置。
【請求項6】
前記第2温度は、前記第1温度より低いことを特徴とする請求項5に記載の層転写装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記加熱回転体の温度を制御することで、前記剥離位置における前記フィルムの温度を第1温度に制御し、前記剥離位置における前記箔フィルムの温度を前記第2温度に制御することを特徴とする請求項5に記載の層転写装置。
【請求項8】
前記本体筐体内の空気を前記本体筐体外に排出するファンをさらに備え、
前記制御部は、前記ファンを駆動または停止することで前記剥離位置における前記フィルムの温度を第1温度に制御し、前記剥離位置における前記箔フィルムの温度を前記第2温度に制御することを特徴とする請求項5に記載の層転写装置。
【請求項9】
前記加熱回転体を覆うフレームをさらに備え、
前記フレームは、前記加熱回転体から発生した熱が前記剥離位置に届くような位置に形成されたフレーム開口を有することを特徴とする請求項5に記載の層転写装置。
【請求項10】
前記モータから前記巻取リールに供給する駆動力のトルクを制限するトルクリミッタをさらに備え、
前記トルクリミッタは、前記粘弾性層から前記第1基材層を剥離可能な大きさのトルクを前記巻取リールに与えることを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘弾性層を転写する層転写装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
トナー像などの印刷層が形成された第1のシートに、基材層と粘弾性層を有する第2のシートを重ね合わせた状態で、加熱・圧接し、粘弾性層の圧着後に第2のシートの基材層を剥がすことで、印刷層に粘弾性層を転写する層転写装置が知られている(特許文献1参照)。この層転写装置によって第1のシートの印刷層に第2のシートの粘弾性層を圧着した後、プレス機で粘弾性層が転写された印刷層をTシャツなどの布地に転写する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-059086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の層転写装置では、第1のシートの印刷層に粘弾性層を圧着した後、ユーザが基材層を手作業で剥がす必要があるため、剥がす作業が手間となっていた。また、手作業で剥がすことで、剥離を失敗してしまう可能性があった。
【0005】
そこで、シートの印刷層に粘弾性層を転写する際に、ユーザが粘弾性層を支持していた基材層を剥がす手間を無くすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る層転写装置は、本体筐体と、第1供給リールと、巻取リールと、モータと、転写部と、を備える。
第1供給リールは、本体筐体に着脱可能である。第1供給リールは、フィルムが巻回された巻芯を有する。フィルムは、第1基材層と、第1基材層上に形成された第1剥離層と、第1剥離層上に形成された粘弾性層と、を有する。
巻取リールは、第1供給リールから供給されたフィルムを巻き取る。
モータは、巻取リールを駆動させる。
転写部は、加熱回転体を有する。転写部は、第1供給リールから供給されるフィルムに、第2基材層と、第2基材層上に印刷された印刷層とを有するシートを重ねて加熱回転体により加熱することにより、シートの印刷層にフィルムの粘弾性層を転写する。
【0007】
層転写装置は粘弾性層をシートの印刷層に圧着した後、フィルムの基材層を巻取リールに巻き取る。このため、シートの印刷層に粘弾性層を転写する際に、粘弾性層を支持していた基材層をユーザが手作業で剥がす手間を無くすことができる。また、剥離角度を一定に保つことが容易となり、剥離の失敗を抑制することができる。
【0008】
また、フィルムは、粘弾性層が第1供給リールの巻芯を向くように第1供給リールに巻回されていてもよい。
【0009】
粘弾性層が第1供給リールの巻芯を向くように巻回されているため、フィルムが第1供給リールに巻回された状態において、粘弾性層が第1基材層に覆われて保護される。
【0010】
また、シートは、第2基材層と印刷層との間に、第2剥離層をさらに有し、粘弾性層から第1基材層を剥がすことが可能な温度である第1温度において、粘弾性層から第1基材層を剥がすのに必要な力である第1剥離層の第1剥離力は、印刷層から第2基材層を剥がすのに必要な力である第2剥離層の第2剥離力よりも、小さくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ブラザー工業株式会社
工作機械
今日
ブラザー工業株式会社
工作機械
今日
ブラザー工業株式会社
印刷装置
今日
ブラザー工業株式会社
印刷カセット
今日
ブラザー工業株式会社
残量管理装置
今日
ブラザー工業株式会社
印刷用カセット
今日
ブラザー工業株式会社
画像形成システム
今日
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
今日
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
今日
ブラザー工業株式会社
印刷装置、テープカセット
今日
ブラザー工業株式会社
サービス切替管理装置及び印刷サービス切替システム
今日
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置、その制御装置、制御方法及びプログラム
今日
ブラザー工業株式会社
管理システム、管理プログラム、及び印刷装置プログラム
今日
個人
6か月前
個人
ゴミ箱
5か月前
個人
包装体
6か月前
個人
収納用具
10か月前
個人
ゴミ収集器
8日前
個人
段ボール箱
6日前
個人
容器
2か月前
個人
物品収納具
9か月前
個人
段ボール箱
16日前
個人
土嚢運搬器具
1か月前
個人
折り畳み水槽
6か月前
個人
宅配システム
8日前
個人
パウチ補助具
5か月前
個人
コード類収納具
1か月前
個人
ダンボール宝箱
6か月前
個人
閉塞装置
3か月前
株式会社和気
包装用箱
2か月前
個人
圧縮収納袋
6か月前
個人
貯蔵サイロ
12日前
個人
ゴミ処理機
2か月前
個人
粘着テープ剥がし具
7か月前
株式会社イシダ
包装装置
6か月前
個人
搬送システム
今日
続きを見る