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公開番号2025057882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167702
出願日2023-09-28
発明の名称印刷カセット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B65D 77/26 20060101AFI20250402BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】印刷カセット本体が収納箱の内面に擦れないように保護した印刷カセットを提供する。
【解決手段】テープカセット8は保護部材9を装着し、収納箱1に収納される。テープカセット8のケース81は上壁86と下壁85に突起部861,851を有する。保護部材9は位置決部93と、位置決部93の上端931,下端932に接続する保護部91,92を有する。位置決部93は、ケース81の前壁82に係合する。保護部91,92は突起部861,851の形成領域を覆う。収納箱1に収納した場合に、保護部91,92は突起部861,851が天壁,底壁に接触するのを防ぐ。保護部91,92の裏面にはコーティング部が形成されており、突起部861,851と擦れても紙粉を生じにくい。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
印刷装置に装着されて被印刷媒体への印刷に用いられる印刷カセット本体と、
保護部材と、
前記印刷カセット本体および前記保護部材を収納する収納箱と
を有し、
前記印刷カセット本体は、
前記被印刷媒体と、
前記被印刷媒体を収容するケースと、
前記ケースの外面に設けられ、前記ケースの外側へ向けて突起する突起部と
を備え、
前記保護部材は紙材であり、
前記収納箱内で、前記ケースの前記突起部が形成された突起形成面に対向する位置に配置される保護部と、
前記保護部の表面のうち、前記ケースの前記突起形成面に対向する対向面に形成され、当該対向面を覆うコーティング部と
を備えたこと
を特徴とする印刷カセット。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記保護部材は、
前記収納箱内で、前記ケースの前記突起形成面とは異なる外面である位置決面に対向する位置に配置され、前記保護部に接続し、前記収納箱内で前記保護部を位置決めする位置決部を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の印刷カセット。
【請求項3】
印刷装置に装着されて被印刷媒体への印刷に用いられる印刷カセット本体と、
保護部材と、
前記印刷カセット本体および前記保護部材を収納する収納箱と
を有し、
前記印刷カセット本体は、
前記被印刷媒体と、
前記被印刷媒体を収容するケースと、
前記ケースの外面に設けられ、前記ケースの外側へ向けて突起する突起部と
を備え、
前記保護部材は紙材であり、
前記収納箱内で、前記ケースの前記突起部が形成された突起形成面に対向する位置に配置される保護部と、
前記収納箱内で、前記ケースの前記突起形成面とは異なる外面である位置決面に対向する位置に配置され、前記保護部に接続し、前記収納箱内で前記保護部を位置決めする位置決部と、
前記位置決部に形成され、前記ケースの前記位置決面に係合する少なくとも1つの係合部と
を備え、
前記ケースの前記位置決面には、前記係合部に係合する少なくとも1つの被係合部が形成されていること
を特徴とする印刷カセット。
【請求項4】
前記収納箱は、
第一方向と交差するように延び且つ前記第一方向に互いに並んで配置される第一壁および第二壁と、前記第一方向に交差する第二方向と交差するように延び且つ前記第二方向に互いに並んで配置される第三壁および第四壁を少なくとも含み、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁と、を有し、前記第一壁と前記第二壁と前記周壁とで囲まれた空間に前記印刷カセット本体と前記保護部材が配置される箱本体を備え、
前記第一壁は、
前記第一方向のうち前記第二壁から前記第一壁に向かう第一特定方向における前記第三壁の第一接続端に接続し、前記第一接続端から、前記第二方向のうち前記第三壁から前記第四壁に向かう第二特定方向に延びる雄本体部と、前記雄本体部の前記第二特定方向の端部から、前記第一方向のうち前記第一特定方向とは反対方向に突出する差込部とを有する雄フラップによって構成される雄フラップ層と、
前記第一特定方向における前記第四壁の第二接続端に直接または間接的に接続し、前記差込部が差し込まれる差込口が前記第二接続端の近傍に設けられる雌フラップによって構成される雌フラップ層と
を少なくとも含み、前記雄フラップ層および前記雌フラップ層が、前記第一特定方向に向かって、前記雌フラップ層、前記雄フラップ層の順に積層されることで構成され、
前記保護部材は1枚のシートからなり、前記保護部と前記位置決部とが接続する接続部分において前記シートを折り曲げて構成されており、
前記印刷カセット本体と前記保護部材とが前記収納箱に収納される場合に、
前記位置決部は、前記ケースと前記第三壁との間に配置され、
前記保護部は前記ケースと前記第一壁および前記第二壁の少なくとも一方との間に配置され、
前記保護部と前記位置決部との接続部分は、前記第二特定方向とは反対側に位置すること
を特徴とする請求項2または3に記載の印刷カセット。
【請求項5】
前記収納箱は板状の紙材を折り曲げ箱状に組み立てて構成されたものであり、少なくとも前記収納箱の内面には、紙材の表面を覆って保護するためのコーティング部が非形成であること
を特徴とする請求項4に記載の印刷カセット。
【請求項6】
前記印刷カセット本体と前記保護部材とが前記収納箱に収納された場合において、
前記保護部は、前記第一方向に交差する面が前記突起部の形成領域の全体を覆い、且つ、前記第二方向において、前記保護部の長さは前記ケースの長さよりも短いこと
を特徴とする請求項4に記載の印刷カセット。
【請求項7】
前記印刷カセット本体と前記保護部材とが前記収納箱に収納された場合において、
前記保護部は、前記第一方向に交差する面が前記突起部の形成領域の全体を覆い、且つ、前記第一方向および前記第二方向に交差する第三方向において、前記保護部の長さは前記ケースの長さよりも短いこと
を特徴とする請求項4に記載の印刷カセット。
【請求項8】
前記印刷カセット本体は、前記ケースの前記位置決面に、ラベルを貼付するための貼付部を有し、
前記位置決部は、前記位置決面に対向する位置に配置された場合に、前記貼付部を露出するための切欠部を有すること
を特徴とする請求項4に記載の印刷カセット。
【請求項9】
前記突起部は、
前記印刷カセット本体を前記印刷装置に装着した場合に、前記印刷装置が備えるフックに掛け留められる部分であり、
前記ケースの前記突起形成面において、前記突起形成面を構成する部位のうち、最も外方に突出する部位であること
を特徴とする請求項4に記載の印刷カセット。
【請求項10】
前記ケースは、
前記ケースの内部に収容する前記被印刷媒体を前記ケースの外部へ排出する排出部を備え、
前記突起形成面は、
前記ケースの外面のうち、前記排出部が形成された第一外面および前記第一外面とは反対側の第二外面の少なくとも一方の外面であること
を特徴とする請求項9に記載の印刷カセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷カセットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
引用文献1には、印刷に用いられるインクが充填され印刷装置に装着されるインクカートリッジを収納する収納箱が開示されている。インクカートリッジは包装袋に入れられて減圧包装された状態で収納箱に収納される。収納箱はインクカートリッジに限らず、例えば、印刷に用いられる被印刷媒体が収容された印刷カセット本体を収納するパッケージとしても利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-208785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の観点から、包装袋を用いずに印刷カセット本体を収納箱に収納する試みが検討されている。しかしながら、印刷カセット本体の外面に形成された突起部等が収納箱の壁面に擦れると、紙粉が生ずる場合がある。紙粉が付着した印刷カセット本体が印刷装置に装着されると、紙粉による印刷結果への影響が生ずる可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、印刷カセット本体が収納箱の内面に擦れないように保護した印刷カセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様によれば、印刷装置に装着されて被印刷媒体への印刷に用いられる印刷カセット本体と、保護部材と、前記印刷カセット本体および前記保護部材を収納する収納箱とを有し、前記印刷カセット本体は、前記被印刷媒体と、前記被印刷媒体を収容するケースと、前記ケースの外面に設けられ、前記ケースの外側へ向けて突起する突起部とを備え、前記保護部材は紙材であり、前記収納箱内で、前記ケースの前記突起部が形成された突起形成面に対向する位置に配置される保護部と、前記保護部の表面のうち、前記ケースの前記突起形成面に対向する対向面に形成され、当該対向面を覆うコーティング部とを備えたことを特徴とする印刷カセットが提供される。
【0007】
収納箱に印刷カセット本体と保護部材が収納された場合に、保護部は、ケースの突起形成面に設けられた突起部が、収納箱の内面に直接接触しないように保護する。ケースの突起形成面を向く保護部の対向面にはコーティング部が形成されている。故に保護部材は、突起部が保護部に擦れても紙粉の発生を抑制する。よって収納箱に収納された印刷カセット本体は、紙粉の付着による印刷品質の低下を防ぎ、品質を担保することができる。
【0008】
第一態様の前記保護部材は、前記収納箱内で、前記ケースの前記突起形成面とは異なる外面である位置決面に対向する位置に配置され、前記保護部に接続し、前記収納箱内で前記保護部を位置決めする位置決部を備えてもよい。保護部材は、保護部に接続する位置決部を備える。位置決部はケースの位置決面に係合することで、突起部に対して保護部を位置決めする。よって保護部材は、印刷カセット本体と共に収納箱に収納された場合に、保護部の位置ずれを抑制することができる。輸送等で収納箱が揺れても、突起部と保護部との位置関係が維持されるので、保護部材は、突起部と保護部との擦れを抑制することができる。
【0009】
本発明の第二態様によれば、印刷装置に装着されて被印刷媒体への印刷に用いられる印刷カセット本体と、保護部材と、前記印刷カセット本体および前記保護部材を収納する収納箱とを有し、前記印刷カセット本体は、前記被印刷媒体と、前記被印刷媒体を収容するケースと、前記ケースの外面に設けられ、前記ケースの外側へ向けて突起する突起部とを備え、前記保護部材は紙材であり、前記収納箱内で、前記ケースの前記突起部が形成された突起形成面に対向する位置に配置される保護部と、前記収納箱内で、前記ケースの前記突起形成面とは異なる外面である位置決面に対向する位置に配置され、前記保護部に接続し、前記収納箱内で前記保護部を位置決めする位置決部と、前記位置決部に形成され、前記ケースの前記位置決面に係合する少なくとも1つの係合部とを備え、前記ケースの前記位置決面には、前記係合部に係合する少なくとも1つの被係合部が形成されていることを特徴とする印刷カセットが提供される。
【0010】
収納箱に印刷カセット本体と保護部材が収納された場合に、保護部は、ケースの突起形成面に設けられた突起部が、収納箱の内面に直接接触しないように保護する。位置決部はケースの位置決面に係合することで、突起部に対して保護部を位置決めする。輸送等で収納箱が揺れても、突起部と保護部との位置関係が維持されるので、保護部材は、突起部と保護部との擦れを抑制することができる。よって収納箱に収納された印刷カセット本体は、紙粉の付着による印刷品質の低下を防ぎ、品質を担保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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