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公開番号
2025044065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023151758
出願日
2023-09-19
発明の名称
電子部品及び荷電粒子ビーム照射装置
出願人
株式会社東芝
,
株式会社ニューフレアテクノロジー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/027 20060101AFI20250325BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】偏向電界の強度を増加させ、偏向電界の強度のバラツキを低減させる電子部品を提供する。
【解決手段】複数の荷電粒子ビームの各々が通過する複数の第1貫通孔を有する第1基板と、複数の第1貫通孔にそれぞれ設けられ、それぞれが第1端部と第2端部とを有する複数の第1電極と、複数の第1電極にそれぞれ対向し、第1端部に対向する第3端部と、第2端部に対向する第4端部と、を有する複数の第2電極と、第1端部にそれぞれ接続され、第3端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第3電極と、第2端部にそれぞれ接続され、第4端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第4電極と、第3端部にそれぞれ接続され、第3電極とそれぞれ離間して設けられ、第1端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第5電極と、第4端部にそれぞれ接続され、第4電極とそれぞれ離間して設けられ、第2端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第6電極と、を備える電子部品である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の荷電粒子ビームのそれぞれが通過する複数の第1貫通孔を有し、第1基板面と、前記第1基板面に対向する第2基板面と、を有する第1基板と、
前記複数の第1貫通孔にそれぞれ設けられ、それぞれが、第1端部と、第2端部と、を有する複数の第1電極と、
前記複数の第1貫通孔にそれぞれ設けられ、前記複数の第1電極にそれぞれ対向し、それぞれが、前記第1端部に対向する第3端部と、前記第2端部に対向する第4端部と、を有する複数の第2電極と、
前記第1端部にそれぞれ接続され、前記第3端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第3電極と、
前記第2端部にそれぞれ接続され、前記第4端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第4電極と、
前記第3端部にそれぞれ接続され、前記第3電極とそれぞれ離間して設けられ、前記第1端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第5電極と、
前記第4端部にそれぞれ接続され、前記第4電極とそれぞれ離間して設けられ、前記第2端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第6電極と、
を備える電子部品。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第3電極と前記第5電極の距離は、前記第1電極と前記第2電極の距離の10%以上40%以下であり、
前記第4電極と前記第6電極の距離は、前記第1電極と前記第2電極の距離の10%以上40%以下である、
請求項1記載の電子部品。
【請求項3】
前記第5電極に対向する前記第3電極の第5端部と前記第6電極に対向する前記第4電極の第6端部の距離は、前記第3電極に対向する前記第5電極の第7端部と前記第4電極に対向する前記第6電極の第8端部の距離と等しい、
請求項1記載の電子部品。
【請求項4】
前記第1電極の長さと前記第2電極の長さは等しい、
請求項1記載の電子部品。
【請求項5】
前記第3電極の長さと前記第5電極の長さは等しく、
前記第4電極の長さと前記第6電極の長さは等しい、
請求項1記載の電子部品。
【請求項6】
前記複数の第1電極、前記複数の第2電極、前記複数の第3電極、前記複数の第4電極、前記複数の第5電極及び前記複数の第6電極は、前記複数の第1貫通孔内にそれぞれ設けられている、
請求項1記載の電子部品。
【請求項7】
前記第1基板はSi(シリコン)を含み、
前記複数の第1電極、前記複数の第2電極、前記複数の第3電極、前記複数の第4電極、前記複数の第5電極及び前記複数の第6電極は、金属窒化物またはW(タングステン)を含む、
請求項1記載の電子部品。
【請求項8】
前記複数の第1電極、前記複数の第2電極、前記複数の第3電極、前記複数の第4電極、前記複数の第5電極及び前記複数の第6電極と、前記第1基板の間に設けられた絶縁膜をさらに備える、
請求項6記載の電子部品。
【請求項9】
前記絶縁膜は酸化シリコンを含む、
請求項8記載の電子部品。
【請求項10】
前記第1基板は半導体基板であり、
前記第2基板面の近傍において、前記複数の第1貫通孔の側面はそれぞれ露出している部分を有する、
請求項8記載の電子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、電子部品及び荷電粒子ビーム照射装置に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)
【背景技術】
【0002】
リソグラフィー技術は、半導体デバイスの微細化の進展を担うプロセス技術である。リソグラフィー技術は、極めて重要なプロセス技術である。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は、年々微細化されてきている。電子線(電子ビーム)描画技術は、本質的に優れた解像性を有している。そのため、電子線を用いて、マスクブランクスへマスクパターンを描画することが、行われている。
【0003】
マルチ電子ビーム(マルチビーム)を用いた照射装置は、1本の電子ビームを用いる場合に比べて、スループットを大幅に向上させることができる。例えば、マルチビームを用いた描画装置においては、電子銃から放出された電子ビームを、複数の穴を持った成形アパーチャに通して、マルチビームを形成する。マルチビームを構成するそれぞれの電子ビームは、ブランキングアパーチャアレイにより、ブランキング制御される。ブランキングアパーチャアレイにより偏向されなかった電子ビームは、マスクブランクス等の試料に照射される。一方、ブランキングアパーチャアレイにより偏向された電子ビームは、遮蔽される(ブランキング)。
【0004】
ブランキングアパーチャアレイは、それぞれの電子ビームが通過する貫通孔を有する。貫通孔の周囲には、一対の電極対が設けられている。かかる一対の電極対の間には、電子ビームを偏向させるための電界(偏向電界)が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3145149号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、偏向電界の強度を増加させ、偏向電界の強度のバラツキを低減させる電子部品及び荷電粒子ビーム照射装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の電子部品は、複数の荷電粒子ビームのそれぞれが通過する複数の第1貫通孔を有し、第1基板面と、第1基板面に対向する第2基板面と、を有する第1基板と、複数の第1貫通孔にそれぞれ設けられ、それぞれが、第1端部と、第2端部と、を有する複数の第1電極と、複数の第1貫通孔にそれぞれ設けられ、複数の第1電極にそれぞれ対向し、それぞれが、第1端部に対向する第3端部と、第2端部に対向する第4端部と、を有する複数の第2電極と、第1端部にそれぞれ接続され、第3端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第3電極と、第2端部にそれぞれ接続され、第4端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第4電極と、第3端部にそれぞれ接続され、第3電極とそれぞれ離間して設けられ、第1端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第5電極と、第4端部にそれぞれ接続され、第4電極とそれぞれ離間して設けられ、第2端部に向かってそれぞれ延伸する複数の第6電極と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の電子ビーム描画装置の模式断面図である。
第1実施形態の電子部品の要部の模式図である。
第1実施形態の他の態様における電子部品の要部の模式断面図である。
第1実施形態の電子部品の製造方法を示す模式断面図である。
第1実施形態の電子部品の製造方法を示す模式断面図である。
第1実施形態の電子部品の製造方法を示す模式断面図である。
第1実施形態の電子部品の製造方法を示す模式断面図である。
電極の形状の違いによる、平均電界強度と電界強度バラツキの変化を示すグラフである。
第1実施形態の比較形態である、図8に記載した構造Aにかかる電極を示す模式上面図である。
第1実施形態の比較形態である、図8に記載した構造Bにかかる電極を示す模式上面図である。
第1実施形態の比較形態である、図8に記載した構造Cにかかる電極を示す模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図8に記載した構造Dにかかる電極を示す模式上面図である。
第1電極の長さ及び第2電極の長さの違いによる、平均電界強度の変化を示すグラフである。
第1電極の長さ及び第2電極の長さの違いによる、電界強度バラツキの変化を示すグラフである。
図13及び図14に示した構造Eの一例であり、第1実施形態の比較形態である、構造E1にかかる電極の一例を示す模式上面図である。
図13及び図14に示した構造Eの一例であり、第1実施形態の電極である、構造E2にかかる電極の一例を示す模式上面図である。
図13及び図14に示した構造Eの一例であり、第1実施形態の電極である、構造E3にかかる電極の一例を示す模式上面図である。
図13及び図14に示した構造Fの一例であり、第1実施形態の比較形態である、構造F1にかかる電極の一例を示す模式上面図である。
図13及び図14に示した構造Fの一例であり、第1実施形態の比較形態である、構造F2にかかる電極の一例を示す模式上面図である。
図13及び図14に示した構造Fの一例であり、第1実施形態の比較形態である、構造F3にかかる電極の一例を示す模式上面図である。
第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
3
/d
2
)と、平均電界強度の関係を示すグラフである。
第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
3
/d
2
)と、電界強度バラツキの関係を示すグラフである。
第1実施形態の電極である、第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
3
/d
2
)が0.09である場合の電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
3
/d
2
)が0.27である場合の電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d2の比(d
3
/d
2
)が0.45である場合の電極の模式上面図である。
第1実施形態の比較形態である、第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
3
/d
2
)が0.63である場合の電極の模式上面図である。
第1実施形態の比較形態である、第3電極と第5電極の距離d
1
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
1
/d
2
)、及び、第4電極と第6電極の距離d
3
に対する、第1電極と第2電極の距離d
2
の比(d
3
/d
2
)が0.82である場合の電極の模式上面図である。
第3電極、第4電極、第5電極及び第6電極を有しない電極の模式上面図である。
第3電極の端部の位置、第4電極の端部の位置、第5電極の端部の位置及び第6電極の端部の位置の差異と、平均電界強度及び電界強度バラツキの関係を示すグラフである。
第1実施形態の比較形態である、図29の構造Gにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図29の構造Hにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図29の構造Iにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図29の構造Jにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の比較形態である、図29の構造Kにかかる電極の模式上面図である。
Y方向の電極長さと平均電界強度及び電界強度バラツキの関係を示す図である。
第1実施形態の電極である、図35の構造Lにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図35の構造Mにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図35の構造Nにかかる電極の模式上面図である。
第1端部付近の第1電極及び第3電極の構造、第2端部付近の第1電極及び第4電極の構造、第3端部付近の第2電極及び第5電極の構造、及び第4端部付近の第2電極及び第6電極の構造の違いに依存する、平均電界強度及び電界強度バラツキの関係を示すグラフである。
第1実施形態の電極である、図39の構造Oにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図39の構造Pにかかる電極の模式上面図である。
第1実施形態の電極である、図39の構造Qにかかる電極の模式上面図である。
第2実施形態の電子部品の要部の模式上面図である。
第3実施形態の電子部品の要部の模式上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて実施の形態を説明する。尚、図面中、同一又は類似の箇所には、同一又は類似の符号を付している。
【0010】
本明細書中、同一又は類似する部材については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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