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公開番号
2025043699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023151146
出願日
2023-09-19
発明の名称
研削方法及び研削装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B24B
55/02 20060101AFI20250325BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】被加工物の内径研削において、砥石軸を短くして砥石軸の剛性を確保しつつ、被加工物の研削箇所に研削液を十分に供給できるようにする。
【解決手段】研削装置(100)は、台金(11)から突出した砥石軸(12)に取り付けられた砥石(13)を回転させて被加工物(1)の内径研削を行う。研削液を噴射する噴射ユニット(21)が、台金(11)の外周面を覆うように設置される。噴射ユニット(21)から放出された研削液が、被加工物(1)の研削箇所に供給されるように、噴射ユニット(21)に噴射穴(22)が設けられる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
台金(11)から突出した砥石軸(12)に取り付けられた砥石(13)を回転させて被加工物(1)の内径研削を行う研削方法であって、
研削中の前記台金(11)と前記被加工物(1)との距離は変化し、前記被加工物(1)の最奥部を研削するときの前記距離は5mm以下であり、
前記台金(11)の外周面を覆うように設置した噴射ユニット(21)から放出された研削液が、前記被加工物(1)の研削箇所に供給される、
研削方法。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
台金(11)から突出した砥石軸(12)に取り付けられた砥石(13)を回転させて被加工物(1)の内径研削を行う研削装置であって、
前記台金(11)の外周面を覆うように設置され、研削液を噴射する噴射ユニット(21)を備え、
前記噴射ユニット(21)から放出された前記研削液が、前記被加工物(1)の研削箇所に供給されるように、前記噴射ユニット(21)に噴射穴(22)が設けられる、
研削装置。
【請求項3】
請求項2の研削装置において、
前記噴射穴(22)として、2mm以下の小径の複数の穴(22)が、前記台金(11)の前記外周面の近傍に配置される、
研削装置。
【請求項4】
請求項3の研削装置において、
前記複数の穴(22)の中心線の前記砥石軸(12)に対する傾斜角αは、20度以下であり、
前記中心線の延長線が前記砥石(13)の外周面に当たるように、前記複数の穴(22)が穿孔されている、
研削装置。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか1項の研削装置において、
前記台金(11)は、頂部に前記砥石軸(12)が設けられた円錐台部(15)を有し、
前記円錐台部(15)の前記頂部において前記円錐台部(15)の外周面の前記砥石軸(12)に対する傾斜角θは、0°以上20°以下である、
研削装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、研削方法及び研削装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、被加工物の内径研削を行う研削装置には、ホイールヘッドによって回転する砥石軸に砥石を取り付けた軸付き砥石が用いられてきた(特許文献1参照)。
【0003】
内径研削では砥石に研削荷重がかかるため、砥石軸に撓みが発生する。この撓みは、研削に要求される加工精度と比べて無視できない大きさであるので、高精度な内径研削のためには、この撓みがなくなるまで、砥石軸の軸方向の移動を数秒間中止するスパークアウトを行う必要がある。加工穴が細長いと、それに合わせて、使用する砥石軸も細長いものが必要となる。その場合、砥石軸の剛性が低くなり、砥石軸の撓みを回復するためのスパークアウトに時間がかかるので、加工時間が長くなる。
【0004】
また、内径研削では被加工物の研削箇所に研削液を供給する必要がある。小径の細長い穴を加工する場合、砥石軸と加工穴との隙間に研削液がうまく入るように研削液の噴射口を配置する必要がある。加工穴が止まり穴であれば、被加工物の研削箇所に砥石軸と同じ側から研削液を供給する必要がある。特許文献1には、砥石軸の軸方向に沿うように研削液の供給管を曲げ、研削液の噴射口を加工穴に向けて配置することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-69303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、スパークアウトに要する時間を短くして加工時間を短縮するために、砥石軸を短くして砥石軸の剛性を確保しようとすると、加工穴の最奥部を研削するときに、被加工物とホイールヘッドとの距離が短くなりすぎて、研削液の噴射口を適切に配置することが難しくなる。研削箇所に研削液を十分に供給できないと、例えば、研削箇所の温度が500℃以上に達するような研削焼けが生じたり、砥石の寿命が短くなったりするなどの不具合が生じる。
【0007】
本開示の目的は、砥石軸を短くして砥石軸の剛性を確保しつつ、被加工物の研削箇所に研削液を十分に供給できる研削方法及び研削装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様は、台金(11)から突出した砥石軸(12)に取り付けられた砥石(13)を回転させて被加工物(1)の内径研削を行う研削方法であって、研削中の前記台金(11)と前記被加工物(1)との距離は変化し、前記被加工物(1)の最奥部を研削するときの前記距離は5mm以下であり、前記台金(11)の外周面を覆うように設置した噴射ユニット(21)から放出された研削液が、前記被加工物(1)の研削箇所に供給される。
【0009】
第1の態様では、研削中の台金(11)と被加工物(1)との距離が5mm以下であるように砥石軸(12)を短くしても、台金(11)の外周面を覆う噴射ユニット(21)から、被加工物(1)の研削箇所に研削液を十分に供給できる。このため、研削焼けを抑制できると共に、砥石(13)の摩耗を抑制して軸付き砥石を長寿命化できる。
【0010】
第2の態様は、台金(11)から突出した砥石軸(12)に取り付けられた砥石(13)を回転させて被加工物(1)の内径研削を行う研削装置であって、前記台金(11)の外周面を覆うように設置され、研削液を噴射する噴射ユニット(21)を備え、前記噴射ユニット(21)から放出された前記研削液が、前記被加工物(1)の研削箇所に供給されるように、前記噴射ユニット(21)に噴射穴(22)が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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