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公開番号2025043533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023150864
出願日2023-09-19
発明の名称接着剤組成物、接着剤フィルム、積層体及び回路接続構造体の製造方法
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09J 9/02 20060101AFI20250325BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】ハーフカット性に優れる接着剤フィルムを形成できる接着剤組成物を提供すること。
【解決手段】ラジカル重合性化合物と、ラジカル重合開始剤と、分子内に少なくとも一つのエポキシ基を有し、重量平均分子量が5000以上であるアクリル樹脂と、を含有する、接着剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ラジカル重合性化合物と、ラジカル重合開始剤と、分子内に少なくとも一つのエポキシ基を有し、重量平均分子量が5000以上であるアクリル樹脂と、を含有する、接着剤組成物。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記アクリル樹脂の含有量が、前記接着剤組成物に含まれる固形分全量を基準として、1~15質量%である、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項3】
前記アクリル樹脂のエポキシ当量が1000以下である、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項4】
前記ラジカル重合性化合物が、分子内に少なくとも一つのリン酸基を有する(メタ)アクリレート化合物を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項5】
フェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、ブチラール樹脂、アクリル樹脂及びポリイミド樹脂からなる群より選択される少なくとも一種の熱可塑性樹脂をさらに含有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項6】
導電粒子をさらに含有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の接着剤組成物からなる第1の接着剤層を含む、接着剤フィルム。
【請求項8】
前記第1の接着剤層上に積層された第2の接着剤層をさらに含み、
前記第1の接着剤層及び前記第2の接着剤層のうちの少なくとも一方が導電粒子を含有する、請求項7に記載の接着剤フィルム。
【請求項9】
基材と、該基材上に設けられた、請求項7に記載の接着剤フィルムと、を備える、積層体。
【請求項10】
請求項9に記載の積層体の前記接着剤フィルムを、接着剤フィルム片の外形を成す外形線に沿って裁断するハーフカット工程と、
前記ハーフカット工程によって形成された前記接着剤フィルム片を前記基材から剥離する工程と、
第1の電極を有する第1の回路部材と第2の電極を有する第2の回路部材との間に、前記接着剤フィルム片を介在させ、前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材を熱圧着して、前記第1の電極及び前記第2の電極を互いに電気的に接続する工程と、を備える、回路接続構造体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接着剤組成物、接着剤フィルム、積層体及び回路接続構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回路接続を行うために各種の接着材料が使用されている。例えば、液晶ディスプレイとテープキャリアパッケージ(TCP)との接続、フレキシブルプリント配線基板(FPC)とTCPとの接続、又はFPCとプリント配線板との接続のための接着材料として、接着剤中に導電粒子が分散された異方導電性を有する回路接続用接着剤フィルム(フィルム状の接着剤)が使用されている(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2005/54388号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、回路接続用接着剤フィルムは基材上に配置され、テープ状に裁断して用いられる。その際、回路接続用接着剤フィルムのみを裁断し、基材自体は裁断しない「ハーフカット」という手法が用いられることがある。しかしながら、従来の回路接続用接着剤フィルムはハーフカット性が充分でない。すなわち、従来の回路接続用接着剤フィルムでは、ハーフカットにより裁断された接着剤フィルムの一方のみを使用する場合に、該一方の接着剤フィルムのみを剥離する必要があるにもかかわらず、裁断面で接着剤フィルムが再結着し、他方の接着剤フィルムも同時に剥離してしまうことがある。
【0005】
そこで、本開示のいくつかの側面は、ハーフカット性に優れる接着剤フィルム、該接着剤フィルムを形成できる接着剤組成物、該接着剤フィルムを基材上に備える積層体、及び、該積層体を用いた回路接続構造体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のいくつかの側面は、下記[1]~[10]を提供する。
【0007】
[1] ラジカル重合性化合物と、ラジカル重合開始剤と、分子内に少なくとも一つのエポキシ基を有し、重量平均分子量が5000以上であるアクリル樹脂と、を含有する、接着剤組成物。
【0008】
[2] 前記アクリル樹脂の含有量が、前記接着剤組成物に含まれる固形分全量を基準として、1~15質量%である、[1]に記載の接着剤組成物。
【0009】
[3] 前記アクリル樹脂のエポキシ当量が1000以下である、[1]又は[2]に記載の接着剤組成物。
【0010】
[4] 前記ラジカル重合性化合物が、分子内に少なくとも一つのリン酸基を有する(メタ)アクリレート化合物を含む、[1]~[3]のいずれかに記載の接着剤組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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