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公開番号
2025043082
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150399
出願日
2023-09-15
発明の名称
折り畳み脚構造
出願人
ヨシ電子株式会社
代理人
個人
主分類
A47J
37/07 20060101AFI20250321BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】
本発明は、本体の底部で内側に折り畳める三本脚構造でありながら、従来構造よりも脚の長さを確保できるとともに、コンパクトな収納も可能にする折り畳み式脚構造の提供を課題とするものである。
【解決手段】
本発明は、容体本体の底部に備えられる三本の折り畳み脚構造であって、該折り畳み脚構造は、脚本体と、回動軸と、結合金具とから成り、前記折り畳み脚構造の配置は、該脚本体を折り畳んだ状態に於いてそれぞれの前記脚本体の付け根側端部から先端側端部に向かう三本の線又はその延長線Eを交差させて正三角形を描くよう配置し、前記容体本体と前記脚本体を前記結合金具と前記回動軸を介して前記容体本体の前記底部に取り付け、前記脚本体の長さが、前記付け根側端部から前記容体本体の前記底部の中心までの長さよりも長い構成を採用した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容体本体(10)の底部(20)に備えられる三本の折り畳み脚構造(1)であって、
該折り畳み脚構造(1)は、
脚本体(30)と、
回動軸(40)と、
結合金具(50)とから成り、
前記折り畳み脚構造(1)の配置は、該脚本体(30)を折り畳んだ状態に於いてそれぞれの前記脚本体(30)の付け根側端部(31)から先端側端部(32)とを繋ぐ三本の線(L)又はその延長線(E)を交差させて正三角形を描くよう配置し、
前記容体本体(10)と前記脚本体(30)を前記結合金具(50)と前記回動軸(40)を介して前記容体本体(10)の前記底部(20)に取り付け、
前記脚本体(30)の長さ(H)が、前記付け根側端部(31)から前記容体本体(10)の前記底部(20)の中心までの長さ(T)よりも長いことを特徴とする折り畳み脚構造(1)。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記脚本体(30)が前記結合金具(50)に対して回動する際、当該角度(K)を保持するための弾性部材(60)を備え、該弾性部材(60)は、前記回動軸(40)を跨いで前記脚本体(30)と前記結合金具(50)の隙間に挟持して配置され、該弾性部材(60)の形状が平面視において略コの字状であり、側面視において湾曲して形成された弾性部材(60)であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み脚構造(1)。
【請求項3】
前記脚本体(30)の前記付け根側端部(31)に立脚時(R)と収納時(S)のそれぞれにおいて前記容体本体(10)の前記底部(20)に当接して動作を規制する立脚時用ストッパー部(RS)と、収納時用ストッパー部(SS)が設けられている前記脚本体(30)であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳み脚構造(1)。
【請求項4】
前記折り畳み脚構造(1)を備えた焚き火台(F)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、三本脚の折り畳み構造に関し、詳しくは、従来構造のように脚の付け根側端部から中心までよりも長い脚を確保しつつ、重なることなくそのまま内側に折り畳める折り畳み脚構造の技術に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
平板や何かの物体を平行に保ちつつ、底上げするための有効な手段として、底部に脚を付けることは周知技術となっている。但し、単に脚といっても様々な形状があり、例えば、スクエア、Aライン、Iライン、Xライン、角柱など多種多様である。また、脚の本数によっても安定性は変わってくるといえ、用途によって適宜選択することとなる。特に、アウトドアなど戸外で使うテーブル、椅子、焚き火台やバーベキューコンロなどにおいては、車に容易に積み込めるような組み立て式や、折り畳み式の脚構造であることが望ましいといえる。
【0003】
特に、アウトドア用品の焚き火台やバーベキューコンロなどでは、キャンプ場によって、容体底部の高さには規定があり、「およそ地面から20センチ以上であること」という条件がある場合がある。20センチ以下である場合には耐火材など別途底上げのための部材が必要となってくる。組み立て式の大型バーベキューコンロなどにおいては、20センチ以上の脚の長さを確保し易いといえるが、少人数で行われるバーベキューや焚き火などに持っていくものでは対応できないといえる。また、三本脚の場合、四本脚と比較して地面が平坦でなくても全ての脚先が接触するため、安定性が得られ、シンプルな構成とすることができるというメリットがあるが、底部で折り畳み式とする場合は、付け根部分から底部中心までの長さとなるため、そのままの構成であると底上げ高さを大きくできないというデメリットがある。
【0004】
また、アウトドアにおける手間を考えると、複雑な組み立て式の構造より脚が折り畳める構造が有効であるといえる。しかしながら、特に小型のバーベキューコンロなどでは、円形のものが多く、この場合は内側に折り込む既存の構造であると、20センチを超える脚の長さを確保するには、本体の直径がおよそ40センチ以上は必要となる。そこで、本体の直径を大きくしなくても内側に折り畳めて、立脚時には地面から底部の高さを20センチ以上確保できる新しい脚の構造が望まれるものである。
【0005】
このような現状に鑑み、従来からも種々の技術提案がなされている。発明の名称を「アイロン台」とし、解決しようとする課題を「一対の支持脚の折り畳み・立脚操作をワンタッチで簡単に且つ確実に行うことができるとともに、立 脚時には開脚した支持脚を確実に固定でき、安心してアイロンがけできるようにすることにある。」とするもので、具体的な解決手段を「アイロン台本体の裏面に、一対の支持脚を止め部材を介して折り畳み、立脚可能に取り付けてある。各支持脚はバネによって常にアイロン台本体の先端側に付勢されている。各支持脚には係止ピンが立設してある。各支持脚を折り畳み又は立脚した時、係止ピンは止め部材に形成した係止穴部に係合する。また各支持脚の折り畳み・立脚する時は、各支持脚をバネの付勢に抗してアイロン台本体の後方に引くことによって、係止穴部に対する係止ピンの係合関係を解除することができる構成にしてある」としたものである。しかしながら、係る技術は、脚を畳んだ状態で脚部が重畳的に配置されている。これに対して本発明では、脚部が折り畳んだ場合でも重なることはない。従って、折り畳んだ状態での厚さが大きく相違する。
【0006】
また、発明の名称を「三脚設置補助具」とし、解決しようとする目的を「設置面の傾斜方向や凹凸の状態に関わらず、三脚の台座を水平状態に安定して設置可能とする三脚設置補助具」とするもので、具体的な解決手段を「台座と、三本の脚部を備える三脚を、設置面に設置する際に用いられる三脚設置補助具であって、三脚を載置するための載置部と、載置部を下方から支持する三本の支持脚を備え、載置部は、その上面側に三脚の脚部の下端をそれぞれ保持する三個の保持部が設けられ、支持脚は、それぞれ設置面から載置部までの鉛直高さを調節する高さ調節構造を備える。」というものである。係る技術は、三本の脚がそれぞれ脚の長手方向に対して伸縮し、その高さをそれぞれ垂直方向に調整することによって全体の平行度を出すものであると考えられ、三本の脚が同じ長さであって、その角度で高さ方向をアジャストする本発明とは課題解決の技術的手段が相違するものである。
【0007】
また、発明の名称を「テーブル」とし、解決しようとする目的を「円盤状の天板と三本の脚とを構成要素とするテーブルにおいて、天板の折り畳み領域を広く設定する際のテーブルの安定化技術を提供する。」とするもので、具体的な解決手段を「テーブルは、天板の裏面に三本の脚が立設された構成にされている。天板は、第一の天板構成体と第二の天板構成体とが天板の裏面において蝶番により連結された円盤形状に構成されており、天板の外周を弧とする円の中心から外れた位置に折線を有する。即ち、天板は、第二の天板構成体を下方に折り畳むことが可能な構成にされている。一方、脚は、第一の天板構成体の裏面において、天板の外周を弧とする円と同一中心の同心円上に立設され、天板の裏面と脚との接続地点を結んでなる三角形が非正三角形であって二等辺三角形となるように配置されている。」というものである。係る技術は、三本足という点で本発明と構成の一部は共通する。しかしながら、折り畳み式でないため、本発明の課題解決のための技術的手段と異なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開H11-114300号
特開2021-169984号
特開2011-115539号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、三本脚の折り畳み構造において、従来の折り畳み脚の構造と比較して、脚の付け根側端部から中心までよりも長い脚を確保しつつ、重なることなくそのまま内側へコンパクトに折り畳める折り畳み脚構造の技術の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、容体本体の底部に備えられる三本の折り畳み脚構造であって、該折り畳み脚構造は、脚本体と、回動軸と、結合金具とから成り、前記折り畳み脚構造の配置は、該脚本体を折り畳んだ状態に於いてそれぞれの前記脚本体の付け根側端部から先端側端部に向かう三本の線又はその延長線Eを交差させて正三角形を描くよう配置し、前記容体本体と前記脚本体を前記結合金具と前記回動軸を介して前記容体本体の前記底部に取り付け、前記脚本体の長さが、前記付け根側端部から前記容体本体の前記底部の中心までの長さよりも長い構成を採用する。
(【0011】以降は省略されています)
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