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公開番号2025042704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023149793
出願日2023-09-15
発明の名称搬送用チェーン
出願人アサヒ機装株式会社
代理人個人
主分類B65G 19/08 20060101AFI20250321BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 簡易な構造で、搬送路における搬送物の残留を削減することが可能な搬送用チェーンを提供する。
【解決手段】 少なくとも一部のチェーン本体3には、搬送路に設置した際に幅方向に向けて両側に突出するように延びるアタッチメント7が固定される。アタッチメント7は板状であり、進行方向の前方には、スクレーパ9aが配置され、押さえ板8によって固定される。チェーン本体3のY側において、チェーン1の進行方向の前面に傾斜面11が設けられる。傾斜面11は、前方からの搬送物から受ける力によって、チェーン本体3をX方向に幅寄せする機構を幅寄せ機構とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のチェーン本体が連結された搬送用チェーンであって、
少なくとも一部の前記チェーン本体には、搬送路の幅方向に延びるアタッチメントが固定され、
前記アタッチメントには第1スクレーパが固定され、
チェーンの移動方向の所定の範囲に位置する少なくとも一部の前記チェーン本体には、前方からの搬送物から受ける力によって前記チェーン本体を幅方向の一方の方向又は他方の方向へ幅寄せする力を発生させる幅寄せ機構が設けられ、
幅方向の前記一方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構と、幅方向の前記他方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構とが、チェーンの移動方向に対して所定の間隔で異なる位置に配置されることを特徴とする搬送用チェーン。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
幅方向の前記一方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構において、一部の前記チェーン本体には、前記アタッチメントの幅方向の少なくとも一方の端部に第2スクレーパが固定され、幅方向の前記他方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構において、一部の前記チェーン本体には、前記アタッチメントの幅方向の少なくとも他方の端部に第2スクレーパが固定されることを特徴とする請求項1記載の搬送用チェーン。
【請求項3】
幅方向の前記一方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構は、チェーンの進行方向の前面において、前記他方の側から前記一方の側に向けて、移動方向前方に向けて傾斜する傾斜面であり、
幅方向の前記他方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構は、チェーンの進行方向の前方において、前記一方の側から前記他方の側に向けて、移動方向前方に向けて傾斜する傾斜面であり、
前記傾斜面が、チェーンの前面の少なくとも一部に形成されることを特徴とする請求項1記載の搬送用チェーン。
【請求項4】
前記傾斜面は、前記アタッチメントの前方に固定されるスクレーパの少なくとも一部の厚み変化によって形成されることを特徴とする請求項3記載の搬送用チェーン。
【請求項5】
前記傾斜面は、前記アタッチメントの少なくとも一部が、進行方向に垂直な面に対して傾斜して形成され、前記第1スクレーパが、前記アタッチメントに沿って配置されることによって形成されることを特徴とする請求項3記載の搬送用チェーン。
【請求項6】
幅方向の前記一方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構は、前記アタッチメントの前記他方の側の端部が後方に向けて屈曲する屈曲部であり、
幅方向の前記他方の方向へ幅寄せする前記幅寄せ機構は、前記アタッチメントの前記一方の側の端部が後方に向けて屈曲する屈曲部であることを特徴とする請求項1記載の搬送用チェーン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送路において搬送物を搬送するための搬送用チェーンに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、港などにおいて、大麦、小麦、大豆、菜種、トウモロコシなどを受け入れて、それぞれの貯蔵庫へ搬入する、または貯蔵庫から搬出する際には、搬送物は、搬送路においてチェーンによって搬送される。
【0003】
図9(a)は、従来の搬送路101におけるチェーン100を示す概略図であり、図9(b)は、図9(a)のP-P線断面図である。また、図10は、搬送路101内を移動するチェーン100の一部を示す拡大平面図である。なお、通常は、搬送路101には蓋が被せられて、内部の搬送空間は閉空間となるが、以降の説明において、搬送路101の蓋は図示を省略する。
【0004】
所定の長さの搬送路101には、チェーン100が無限軌道として配置される。すなわち、チェーン100は、搬送物の搬送方向に向かって搬送路101の下部を移動するとともに、搬送路101の上方において逆方向へ戻る。なお、戻り方向のチェーン100については図示を省略する。
【0005】
図10に示すように、チェーン100は、複数のチェーン本体3が連結されて構成される。また、一部のチェーン本体103には、アタッチメント109が固定される。図示した例では、チェーン本体103の一つおきにアタッチメント109が固定される。アタッチメント109は、チェーン本体103に対して移動方向(図10の矢印S方向)に垂直な方向(図10の上下方向であって、以下幅方向とする)に突出する。
【0006】
アタッチメント109の移動方向前面または後面には、押さえ板107によってスクレーパ105が固定される。スクレーパ105は、例えば樹脂製であり、アタッチメント109(及び押さえ板107)よりも、下方及び側方にわずかにはみ出すように固定され、搬送路101内の搬送物(図示省略)を掻き出す部位となる。例えば、スクレーパ105が搬送路101の底面と接触することで、搬送路101の底部の搬送物を搬送方向に搬送することができる。
【0007】
ここで、搬送路101は、数十m~100m程度の長さがある場合がある。このため、搬送路101は多少の蛇行が生じる場合があり、また搬送路101の内幅を、全長にわたって完全に精密に一定に保つことは困難である。このため、例えば、スクレーパ105の全幅を搬送路101の内幅と完全に一致させてしまうと、部分によってはスクレーパ105と搬送路101とが噛み合ってしまい、チェーン100の移動が困難となるおそれがある。
【0008】
このため、チェーン100(スクレーパ105)の全幅(図9(b)の幅Q)は、通常、搬送路101の内幅(図9(b)の幅R)に対してやや短めに設定され、この結果、図10に示すように、スクレーパ105と搬送路101の内側面との間には隙間が生じる。このように隙間が生じると、この隙間を通って、搬送物が後方に漏れ出す(図10の矢印T方向)。すなわち、搬送物の一部が、搬送路101に残留する恐れがある。
【0009】
通常、同一の搬送路101において、複数種類の搬送物を搬送する可能性があるため、このように搬送物が搬送路101内に残留すると、搬送物の中に、その前に搬送を行った他の搬送物が混入する恐れがある。このように、複数の種類の搬送物が混ざってしまうと、例えばアレルギーなどの問題のおそれがある。このため、搬送後に、搬送路101内の特に幅方向の端部に残留した搬送物を取り除く作業が必要となる。
【0010】
これに対し、アタッチメントに取り付けられたクリーナ(スクレーパ)を、搬送路の内側面に向けて付勢する付勢手段を用いたチェーンコンベアが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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