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公開番号2025042664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023149721
出願日2023-09-15
発明の名称鏡餅セット
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人東京UIT国際特許
主分類B65D 75/02 20060101AFI20250321BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装体内において鏡餅形パックを回転しにくくする。
【解決手段】鏡餅セット10は,鏡餅形パック50と,上記鏡餅形パックの上段部52に被せられ,上段部52の周面形状に対応する形状の周側面部を備える保護キャップ60と,鏡餅形パック50を包装する包装体20とを備えている。包装体20は,鏡餅形パック50が載置される底面部の前縁および後縁の間において,上記底面部と離れる向きに凸に湾曲する,上記鏡餅形パック50に対応する形の窓31があけられた湾曲上面部22,ならびに湾曲上面部22にあけられた窓31の縁部の一部に連続する舌片32を備えている。湾曲上面部22の窓31を通じて外部に露出する鏡餅形パック50の周面と,上記鏡餅形パック50に被せられた保護キャップ60の周側面部の間に,上記包装体20の舌片32が挟まれている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
鏡餅形パックと，上記鏡餅形パックの少なくとも最上段部に被せられ，上記最上段部の周面形状に対応する形状の周側面部を備える保護キャップと，上記鏡餅形パックの一部を包装する包装体とを備え，
上記包装体は，
上記鏡餅形パックが載置される底面部の前縁および後縁の間において，上記底面部と離れる向きに凸に湾曲する，上記鏡餅形パックに対応する形の窓があけられた湾曲上面部，ならびに上記湾曲上面部にあけられた窓の縁部の一部に連続する舌片を備えており，
上記湾曲上面部の窓を通じて外部に露出する上記鏡餅形パックの周面と，上記鏡餅形パックに被せられた保護キャップの周側面部の間に，上記包装体の舌片が挟まれている，
鏡餅セット。
続きを表示（約 530 文字）【請求項２】
上記湾曲上面部は，側方からみて，前面側の傾斜が小さく，後面側の傾斜が大きく形成されており，
上記舌片は上記湾曲上面部にあけられた窓の後面側の縁部に設けられている，
請求項１に記載の鏡餅セット。
【請求項３】
上記保護キャップの周側面部の上端部に中空の頭部が連続しており，
上記鏡餅形パックの最上段部上に載置された鏡餅飾りが上記頭部中空内に収められている，
請求項１に記載の鏡餅セット。
【請求項４】
上記鏡餅形パックの最上段部とその下段部の間にくびれが形成されており，
上記保護キャップの周側面部の下端部が，上記くびれに入り込むようにすぼんで形成されている，
請求項１に記載の鏡餅セット。
【請求項５】
上記包装体の底面部の一部に目視用窓があけられており，
上記鏡餅形パックの底面において，上記包装体の底面部の目視用窓に対応する位置に，賞味期限が印字されている
請求項１に記載の鏡餅セット。
【請求項６】
上記目視用窓が，上記包装体の底面部の中心にあけられている，
請求項５に記載の鏡餅セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は，鏡餅セットに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
省資源，省力化の観点から簡素な包装が望まれている。
【０００３】
特許文献１には，内容物が見える組立式の包装容器であって，内容物が固定されている組立容器を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実用新案登録第３０２２０６０号公報
【０００５】
この組立容器は内部が前後の側方からしか見えず，鏡餅を包装した状態でそのままお供えするには適していない。
【０００６】
また，この組立容器は，内容物を固定する（組立容器から飛び出さないようにする）ために，開口する前後方向に係止片（前係止片および後係止片）を設け，係止片によって開口の一部を塞いでいる。係止片の存在によって内部が見えにくくなり，また簡素さにも欠ける。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
この発明は，簡素な構成を有しつつ，包装体内において鏡餅形パックが回転しにくくする（包装体内に鏡餅形パックを固定する）ことを目的とする。
【０００８】
この発明による鏡餅セットは，鏡餅形パックと，上記鏡餅形パックの少なくとも最上段部に被せられ，上記最上段部の周面形状に対応する形状の周側面部を備える保護キャップと，上記鏡餅形パックの一部を包装する包装体とを備え，上記包装体は，上記鏡餅形パックが載置される底面部の前縁および後縁の間において，上記底面部と離れる向きに凸に湾曲する，上記鏡餅形パックに対応する形の窓があけられた湾曲上面部，ならびに上記湾曲上面部にあけられた窓の縁部の一部に連続する舌片を備えており，上記湾曲上面部の窓を通じて外部に露出する上記鏡餅形パックの周面と，上記鏡餅形パックに被せられた保護キャップの周側面部の間に，上記包装体の舌片が挟まれている。
【０００９】
包装体内に鏡餅形パックが収められる。鏡餅形パックはその一部が包装体の湾曲上面部にあけられた窓から外部に露出しているので，包装体を取り外すことなく，そのままの形で供えることが可能である。
【００１０】
この発明によると，包装体につながる（包装体の一部である）舌片が，鏡餅形パックの周面と保護キャップの周側面部の間に挟まれているので，舌片を鏡餅形パックに押しつけることができ，これによって包装体内において鏡餅形パックを回転しにくくする（固定する）ことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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