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公開番号2025042269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149176
出願日2023-09-14
発明の名称基板収納装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類H05K 7/14 20060101AFI20250319BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】所望の基板がラックの予め特定された収納位置に収納されたことを正確に検出する基板収納装置を提供する。
【解決手段】基板30に、一方の表面における所定の複数箇所のうちの回路の種類又は回路の動作に対応して決まる少なくとも1箇所に基板の両表面間を光学的に貫通する光貫通部(貫通穴32a~eのいずれか)を有する基板収納装置は、基板が所定の格納位置に収納された時に基板の一方の表面側において所定の複数箇所に各々対向配置され、各々発光する複数の発光素子21a~e、基板が所定の格納位置に収納された時に基板の他方の表面側において複数の発光素子と所定の複数箇所を挟んで各々対向配置され、各々が複数の発光素子のうちの対向する1の発光素子が発した光を光貫通部を介して受光して受光信号を生成する複数の受光素子22a~e及び複数の受光素子の出力信号が示す受信コードが所定の参照コードと一致するか判別する判別部を備える。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
回路が形成された基板が所定の格納位置に着脱自在に収納される基板収納装置であって、
前記基板は、前記基板の両表面のうちの一方の表面における所定の複数箇所のうちの前記回路の種類又は前記回路の動作に対応して決まる少なくとも1箇所に前記基板の前記両表面間を光学的に貫通する光貫通部を有し、
前記基板収納装置は、
前記基板が前記所定の格納位置に収納された時に前記基板の前記一方の表面側において前記所定の複数箇所に各々対向するように配置され、各々発光する複数の発光素子と、
前記基板が前記所定の格納位置に収納された時に前記基板の他方の表面側において前記複数の発光素子と前記所定の複数箇所を挟んで各々対向するように配置され、各々が前記複数の発光素子のうちの対向する1の発光素子が発した光を前記光貫通部を介して受光すると受光信号を生成する複数の受光素子と、
前記受光信号を含む前記複数の受光素子の出力信号が示す受信コードが所定の参照コードと一致するか否かを判別する判別部と、を備えることを特徴とする基板収納装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記光貫通部は貫通孔からなることを特徴とする請求項1記載の基板収納装置。
【請求項3】
前記基板の前記所定の複数箇所の各々に貫通孔が形成され、前記回路の種類又は前記回路の動作に対応して前記貫通孔のいずれかに遮光材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の基板収納装置。
【請求項4】
前記受信コードは前記複数の受光素子の出力信号の有無パターンを示すことを特徴とする請求項1記載の基板収納装置。
【請求項5】
前記受信コードが前記所定の参照コードと一致するときに前記基板に電源供給し、前記受信コードが前記所定の参照コードと一致しないときに前記基板への当該電源供給を停止する電源部と、を更に備えることを特徴とする請求項1記載の基板収納装置。
【請求項6】
前記所定の参照コードは、前記回路の種類又は前記回路の動作に対応して予め決まることを特徴とする請求項1又は5記載の基板収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は回路が形成された基板が着脱自在に収納される基板収納装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の基板収納装置として、基板上の所定の位置に貫通穴を開け、その貫通穴の位置に対応する基板格納ラック内の両側部の位置に発光素子と受光素子を設置する基板誤挿入防止機構が特許文献1に開示されている。この基板誤挿入防止機構では、基板が基板格納ラックの所望の位置に正しく収納された場合には発光素子からの光が貫通穴を通過して受光素子に達するので、受光素子による受光検出信号に応じて制御装置が電源供給回路を制御して基板に電源を供給する。一方、基板がラックの所望の位置に正しく収納されない誤挿入の場合には発光素子からの光が貫通穴を通過せず、受光素子による受光検出信号が得られないので、制御装置の基板への電源供給が停止される。
【0003】
このような構成により、同一形状の複数の基板がラックにそれぞれ収納される場合に、それらの基板が正しく収納されると、基板各々に電源を供給することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平2-102788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の基板誤挿入防止機構では、同一形状の複数の回路基板があり、それら複数の基板に形成された回路が同一でなく、形成された回路の種類によって基板のラックにおける収納位置が予め割り当てられている場合には、所望の基板が予め割り当てられた収納位置に収納されたか否かについての検出ができないという課題があった。
【0006】
また、複数の基板に形成された回路が同一であっても動作パラメータやソフトウエアの違いによって互いに異なる動作を行う場合があり、そのような場合にも同様に、所望の基板が予め割り当てられた収納位置に収納されたか否かについての検出ができないという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、このような課題に着目し、所望の基板がラックの予め特定された収納位置に収納されたことを正確に検出することができる基板収納装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の基板収納装置は、回路が形成された基板が所定の格納位置に着脱自在に収納される基板収納装置であって、前記基板は、前記基板の両表面のうちの一方の表面における所定の複数箇所のうちの前記回路の種類又は前記回路の動作に対応して決まる少なくとも1箇所に前記基板の前記両表面間を光学的に貫通する光貫通部を有し、前記基板収納装置は、前記基板が前記所定の格納位置に収納された時に前記基板の前記一方の表面側において前記所定の複数箇所に各々対向するように配置され、各々発光する複数の発光素子と、前記基板が前記所定の格納位置に収納された時に前記基板の他方の表面側において前記複数の発光素子と前記所定の複数箇所を挟んで各々対向するように配置され、各々が前記複数の発光素子のうちの対向する1の発光素子が発した光を前記光貫通部を介して受光すると受光信号を生成する複数の受光素子と、前記受光信号を含む複数の受光素子の出力信号が示す受信コードが所定の参照コードと一致するか否かを判別する判別部と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の基板収納装置によれば、所望の基板がラックの予め特定された収納位置に収納されたことを正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明による基板収納装置のラック部分を示す側面図である。
図1のA-A断面を示す断面図である。
図1のB-B断面を示す断面図である。
図1内の受光アレイを除去して基板に形成された貫通孔を示す図である。
本発明による基板収納装置の電気回路部分を示すブロック図である。
図4の制御回路の基板判定動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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