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公開番号
2025042171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149025
出願日
2023-09-14
発明の名称
紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
C08L
83/07 20060101AFI20250319BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】離型性を有する硬化物を与える紫外線硬化型シリコーン組成物を提供すること。
【解決手段】(A)(a)式(1)
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(R
1
は一価炭化水素基、R
2
は酸素原子等、R
3
はアクリロイルオキシアルキル基等、pは0≦p≦10、aは1≦a≦3を表す。)
の単位と、
(b)R
1
Rf
1
SiO
2/2
(R
1
は前記と同じ。Rf
1
は炭素数1~8のフッ化アルキル基を表す。)の単位を有し、Si上の一価有機基の5%以上が前記フッ化アルキル基であるポリシロキサン
(B)Si上の一価有機基の5%以上がCF
3
基である特定構造のポリシロキサンレジン
(C)光重合開始剤
を含有するシリコーン組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)(a)下記一般式(1)
TIFF
2025042171000011.tif
20
80
(式中、R
1
は、互いに独立して炭素原子数1~20の一価炭化水素基を表し、R
2
は、酸素原子または炭素原子数1~20のアルキレン基を表し、R
3
は、互いに独立して、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表し、pは、0≦p≦10を満たす数を表し、aは、1≦a≦3を満たす数を表す。)
で示される単位、および
(b)R
1
Rf
1
SiO
2/2
(R
1
は、前記と同じ意味を表し、Rf
1
は、ケイ素原子に結合した炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基を表す。)で示される単位を有し、ケイ素原子に結合した一価有機基の全数の内5%以上が炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基であるオルガノポリシロキサン:100質量部
(B)(c)下記一般式(2)または下記一般式(2’)
TIFF
2025042171000012.tif
46
88
(式中、R
6
は、互いに独立して炭素原子数1~20の一価炭化水素基を表し、R
7
は、酸素原子または炭素原子数1~20のアルキレン基を表し、R
8
は、互いに独立して、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表し、qは、0≦q≦10を満たす数を表し、cは、1≦c≦3を満たす数を表す。)で示される単位、および
(d)Rf
2
SiO
3/2
(Rf
2
は、ケイ素原子に結合した炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基を表す。)で示される単位を有し、ケイ素原子に結合した一価有機基の全数の内5%以上がトリフルオロプロピル基であるオルガノポリシロキサンレジン:1~1000質量部、ならびに
(C)光重合開始剤:0.01~20質量部、
を含有する紫外線硬化型シリコーン組成物。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
(D)シロキサン構造を含まない単官能(メタ)アクリレート化合物を、前記(A)成分100質量部に対して1~1000質量部含む請求項1記載の紫外線硬化型シリコーン組成物。
【請求項3】
請求項1または2記載の紫外線硬化型シリコーン組成物の硬化物。
【請求項4】
JIS K6253-3:2012に規定のタイプD硬度が30以上である請求項3記載の硬化物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
3Dセンサー用のレンズ材など表面に微細なパターンが形成されている材料は、金型を用いたインプリント成型が一般的である。
インプリント成型には、金型から直接目的の材料を成形する手法と、金型からレプリカモールドを作製し、そのレプリカモールドからレンズ材の複製する手法があるが、後者の方が生産効率上、非常に有利である。この際、歩留まりを向上させるためにレンズ材とレプリカモールドが密着しないように金型およびレプリカモールド材の表面に離型処理を行うのが一般的であるが、離型剤の塗布工程の簡略化が望まれている。
【0003】
このような材料として、フッ素を含有したアクリル樹脂材料(特許文献1)が知られているが、この材料を用いる技術では、レプリカモールド材を成型した後に溶剤による洗浄や加熱を必要としており、工程の簡略化が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6881567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、離型性を有する硬化物を与える紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特定の(メタ)アクリロイルオキシ含有基およびケイ素原子に結合したフッ素化アルキル基を有するオルガノポリシロキサン、ならびに(メタ)アクリロイルオキシ含有基およびケイ素原子に結合したフッ素化アルキル基を有するオルガノポリシロキサンレジンを用いることにより、紫外線照射により速やかに硬化し、かつ、離型性を有する硬化物を与える紫外線硬化型シリコーン組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
1. (A)(a)下記一般式(1)
TIFF
2025042171000001.tif
26
104
(式中、R
1
は、互いに独立して炭素原子数1~20の一価炭化水素基を表し、R
2
は、酸素原子または炭素原子数1~20のアルキレン基を表し、R
3
は、互いに独立して、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表し、pは、0≦p≦10を満たす数を表し、aは、1≦a≦3を満たす数を表す。)
で示される単位、および
(b)R
1
Rf
1
SiO
2/2
(R
1
は、前記と同じ意味を表し、Rf
1
は、ケイ素原子に結合した炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基を表す。)で示される単位を有し、ケイ素原子に結合した一価有機基の全数の内5%以上が炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基であるオルガノポリシロキサン:100質量部
(B)(c)下記一般式(2)または下記一般式(2’)
TIFF
2025042171000002.tif
52
100
(式中、R
6
は、互いに独立して炭素原子数1~20の一価炭化水素基を表し、R
7
は、酸素原子または炭素原子数1~20のアルキレン基を表し、R
8
は、互いに独立して、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表し、qは、0≦q≦10を満たす数を表し、cは、1≦c≦3を満たす数を表す。)で示される単位、および
(d)Rf
2
SiO
3/2
(Rf
2
は、ケイ素原子に結合した炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基を表す。)で示される単位を有し、ケイ素原子に結合した一価有機基の全数の内5%以上がトリフルオロプロピル基であるオルガノポリシロキサンレジン:1~1000質量部、ならびに
(C)光重合開始剤:0.01~20質量部、
を含有する紫外線硬化型シリコーン組成物、
2. (D)シロキサン構造を含まない単官能(メタ)アクリレート化合物を、前記(A)成分100質量部に対して1~1000質量部含む1の紫外線硬化型シリコーン組成物、
3. 1または2の紫外線硬化型シリコーン組成物の硬化物、
4. JIS K6253-3:2012に規定のタイプD硬度が30以上である3の硬化物
を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の紫外線硬化型シリコーン組成物は、紫外線照射による硬化性が良好で、かつ、その硬化物は優れた離型性を有しているため、レプリカモールド材として好適である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に係る紫外線硬化型シリコーン組成物は、
(A)(a)下記一般式(1)で示される単位、および(b)R
1
Rf
1
SiO
2/2
(R
1
は、炭素原子数1~20の一価炭化水素基を表し、Rf
1
は、ケイ素原子に結合した炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基を表す。)で示される単位を有するオルガノポリシロキサン:100質量部
(B)(c)下記一般式(2)で示される単位、および(d)Rf
2
SiO
3/2
(Rf
2
は、ケイ素原子に結合した炭素原子数1~8のフッ素置換アルキル基を表す。)で示される単位を含み、ケイ素原子に結合した一価有機基の全数の内5%以上がトリフルオロプロピル基であるオルガノポリシロキサンレジン:1~1000質量部、ならびに
(C)光重合開始剤:0.01~20質量部を含有してなることを特徴とする。
【0010】
(A)オルガノポリシロキサン
本発明に使用される(A)成分は、本組成物の架橋成分であり、下記(a)下記一般式(1)で示されるシロキサン単位および(b)R
1
Rf
1
SiO
2/2
で示されるシロキサン単位で示されるシロキサン単位を有し、主鎖が実質的にジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなるオルガノポリシロキサンである。
(【0011】以降は省略されています)
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