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公開番号2025041914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024229991,2022507612
出願日2024-12-26,2020-08-07
発明の名称気化器デバイス用の気化可能材料インサート
出願人ジュール・ラブズ・インコーポレイテッド,JUUL Labs, Inc.
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/42 20200101AFI20250318BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】吸入可能なエアロゾルを生成するためのシステム、および吸入可能なエアロゾルを形成するために気化器デバイスと共に使用される気化可能材料インサートを提供する。
【解決手段】気化可能材料インサート220を受容するように構成された気化可能材料インサートレセプタクル118を含む気化器本体を備えた気化器デバイス。気化可能材料インサート220は、気化可能材料102、例えば非液体状の気化可能材料102を含む、気化可能材料コンポーネント222を含むことができる。気化可能材料コンポーネント222内への空気流および/または気化可能材料コンポーネント222を通る空気流を阻止し、ならびに効率的かつ効果的な気化可能材料102の加熱および吸入可能なエアロゾルの形成を達成するための1つもしくは複数の特徴を有する、気化可能材料コンポーネント222の種々の実施形態。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項1】
吸入可能なエアロゾルを形成するために気化器デバイスと共に使用される気化可能材料インサートであって、前記気化可能材料インサートが、
入口および出口を有するハウジングと、
加熱の結果として前記吸入可能なエアロゾルの一部を形成する気化可能材料を含み、前記入口と前記出口との間の前記ハウジング内に延在する、気化可能材料コンポーネントと、
前記気化可能材料コンポーネントに沿って延在し、少なくとも部分的に前記気化可能材料コンポーネントの壁によって画定される空気流路と
を備え、
前記気化可能材料コンポーネントの前記壁は、前記空気流路に沿って移動する空気が前記気化可能材料コンポーネント内へ移動することを阻止し、前記壁により、前記吸入可能なエアロゾルが前記空気流路内に形成されて、ユーザによる吸入のために前記出口を通って移動可能となる、
気化可能材料インサート。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記気化可能材料コンポーネントが、円筒形状を有する、請求項1記載の気化可能材料インサート。
【請求項3】
前記空気流路は、前記壁が前記空気流路を画定するように前記気化可能材料コンポーネントを通って延在する、請求項1または2記載の気化可能材料インサート。
【請求項4】
前記気化可能材料コンポーネントに沿って延在する加熱素子をさらに備え、前記気化可能材料コンポーネントが、前記加熱素子と前記空気流路との間に配置されている、請求項1記載の気化可能材料インサート。
【請求項5】
前記加熱素子が、前記気化可能材料コンポーネントを通りかつ前記気化可能材料コンポーネントの長手方向軸線に沿って延在する、請求項4記載の気化可能材料インサート。
【請求項6】
前記気化可能材料コンポーネントが、平坦な形状を有する、請求項4記載の気化可能材料インサート。
【請求項7】
前記気化可能材料コンポーネントは、前記気化可能材料およびグアーガム材料から形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の気化可能材料インサート。
【請求項8】
前記気化可能材料コンポーネントが、前記気化可能材料およびラポナイト材料から形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の気化可能材料インサート。
【請求項9】
前記気化可能材料は、タバコ材料を含む、請求項1から8までのいずれか1項記載の気化可能材料インサート。
【請求項10】
前記タバコ材料は、タバコ粉末を含む、請求項9記載の気化可能材料インサート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年8月8日付にて出願された“VAPORIZABLE MATERIAL INSERT FOR VAPORIZER DEVICE”と題する米国特許仮出願第62/884668号についての米国特許法第119条(a)に基づく優先権を主張し、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれるものとする。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
技術分野
本明細書において説明される主題は、気化器デバイスと共に使用される気化可能材料インサートの種々の実施形態に関する。
【0003】
背景
気化器、電子気化器デバイス、またはe気化器デバイスとも称されうる気化器デバイスは、気化器デバイスのユーザによるエアロゾルの吸入による、1つもしくは複数の活性成分を含むエアロゾル(例えば、固定のもしくは変動する質量の空気または他の幾つかの気体担体に懸濁された気相材料および/または凝縮相材料)の供給に使用可能である。例えば、電子ニコチン供給システム(ENDS)は、バッテリ電源によって駆動されて喫煙の体験のシミュレートに使用可能なクラスの気化器デバイスを含む。気化器は、処方医療での使用すなわち薬剤の供給においても、タバコ、ニコチンおよびその他の植物ベースの物質の消費においても、人気が高まっている。気化器デバイスは、携行可能であり、自給式であり、かつ/または使用に便利でありうる。
【0004】
気化器デバイスの使用において、ユーザは、例えば気化可能材料を少なくとも部分的に気相へ移行させることによって、気化可能材料を気化させる加熱素子によって生成可能な、一般に「蒸気」と称されるエアロゾルを吸入する。気化可能材料は、液体、溶液、固体、ペースト、ワックス、および/または特定の気化器デバイスでの使用に適合可能な他の任意の形態のものであってよい。さらに、気化器で使用される気化可能材料は気化器カートリッジ内で提供することができ、当該気化器カートリッジは、気化可能材料を含み、気化可能材料の気化によって生成されるエアロゾルをユーザに供給するための出口(例えばマウスピース)を有する、気化器デバイスから分離可能な部分でありうる。
【0005】
気化器デバイスによって生成された吸入可能なエアロゾルを受容するために、ユーザは、所定の例では、パフ(吸い出し)を行うことによって、ボタンを押すことによって、かつ/または何らかの他のアプローチによって、気化器デバイスを作動させることができる。本明細書で使用されるパフとは、気化された気化可能材料が所定量の空気と組み合わされたときに吸入可能なエアロゾルが生成されるように、気化器デバイス内に所定量の空気を吸引させるような、ユーザによる吸入を指すことができる。
【0006】
気化器デバイスが気化可能材料から吸入可能なエアロゾルを生成するアプローチは、気化可能材料を気相(または蒸気相)へ変換させるための気化チャンバ(例えばヒータチャンバ)内での気化可能材料の加熱を含む。気化チャンバとは気化器デバイス内の領域または容積を指すことができ、この領域又は容積の内部において、熱源(例えば伝導性熱源、対流性熱源および/または輻射性熱源)は、気化可能材料を加熱して、気化器デバイスのユーザが気化可能材料を吸入するための蒸気が形成されるように空気と気化可能材料との混合物を生成する。
【0007】
幾つかの実施形態では、固体の気化可能材料(例えばタバコリーフおよび/またはタバコリーフの一部などの植物材料)を加熱するように構成された気化器カートリッジでは、気化に必要な最低限の温度への到達のために、より高い温度が内側タバコ領域に必要となる。このため、こうした高いピーク温度で固体の気化可能材料を燃焼させることから、望ましくない副生成物(例えば化学元素または化合物)が生成されてしまうことがある。
【0008】
気化器デバイスは、伝導によって加熱されるものと対流によって加熱されるものとの2つのクラスに分類することができる。例えば、伝導ベースの気化器デバイスは、液体状の気化可能材料に接触する加熱素子を使用して、液体状の気化可能材料を気化させるように構成可能である。したがって、液体状の気化可能材料では、加熱素子が汚染されて、このために気化器デバイスの性能が損なわれる可能性がある。幾つかの気化器では、加熱素子を気化器デバイスのディスポーザブル部分(例えばカートリッジ)に組み込むことができ、これにより、新しいカートリッジの交換のたびに加熱素子を共に交換することで加熱素子の汚染を抑制することができるが、この汚染を排除することはできない。なお、このことは、ディスポーザブル品に関連する製造労力およびコストを増大させうる。さらに、電流伝導ベースの気化器内での気化可能材料の均一な加熱は、所定の気化可能材料(例えばタバコなどの植物材料)の低い熱伝導率のために達成困難となることがある。
【0009】
幾つかの気化可能材料は、タバコなどの植物材料を含み、低い熱伝導率を有し、したがって均一に加熱することが困難でありうる。さらに、このような気化可能材料は、熱が気化可能材料を通って完全に浸透することを制限する多数の空隙を含みうる。このため、現在の気化器デバイスは、ヒータ近傍の気化可能材料が過熱され、ヒータから離れた気化可能材料が加熱不足となることによるこのような加熱の難点を克服しようとしている。このような不均一な加熱は、不充分な蒸気生成、過熱したタバコからの不快な臭い、および/または有害なもしくは潜在的に有害な化学物質の放出の増大をもたらす可能性がある。
【0010】
他の気化器デバイスは、気化器デバイスの再利用可能なもしくは耐用可能な部分内に加熱素子を含むことができ、これにより、加熱素子は、気化器デバイスの寿命にわたって再利用されるように構成されている。しかしながら、このような気化器デバイス内のヒータは故障することが多く、クリーニングを必要とする。
(【0011】以降は省略されています)

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