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公開番号
2025011284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024182364,2024173997
出願日
2024-10-18,2020-01-09
発明の名称
被加熱芳香カートリッジ
出願人
Future Technology株式会社
代理人
主分類
A24D
1/20 20200101AFI20250116BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】熱源によって融解し易く、エアロゾル及び芳香の発生が促進されると共に、強靭性が高く、成形加工性に優れている被加熱芳香発生基材、その基材を用いた被加熱芳香発生源、その発生源を備えた被加熱芳香カートリッジ、及び、その基材の製造方法を提供する。
【解決手段】被加熱芳香発生源の長手方向にマウスピース120-C2が着接され、筒状体である被加熱芳香カートリッジ外装部材に収納され、マウスピースは、支持部材123、冷却部材124、フィルター部材122から構成され、被加熱芳香発生源側から長手方向に支持部材、冷却部材、フィルター部材の順で配備され、マウスピースの反対方向の被加熱芳香発生源端部に、合成繊維を素材とするカバー1013を備え、支持部材は、気体流路1233としての貫通孔を備える。
【選択図】図3-I-C
特許請求の範囲
【請求項1】
被加熱芳香発生源の長手方向にマウスピースが着接され、筒状体である被加熱芳香カートリッジ外装部材に収納され、
前記マウスピースは、支持部材、冷却部材、フィルター部材から構成され、前記被加熱芳香発生源側から長手方向に前記支持部材、前記冷却部材、前記フィルター部材の順で配備され、
前記マウスピースの反対方向の前記被加熱芳香発生源端部に、合成繊維を素材とするカバーを備え、
前記支持部材は、多孔質体の構造を有し、気体流路としての貫通孔を備える、
ことを特徴とする、被加熱芳香カートリッジ。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記支持部材は、プラスチックを素材とする、
ことを特徴とする、請求項1に記載の被加熱芳香カートリッジ。
【請求項3】
前記プラスチックは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ナイロン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン- 酢酸ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、アミノ系樹脂、ABS系樹脂、生分解性プラスチック、ポリ(3-ヒドロキシブチレート)、ポリ(ε-カプロラクトン)、ポリ(ブチレンサクシネート)、ポリ乳酸のいずれかである、
ことを特徴とする、請求項2に記載の被加熱芳香カートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火炎ではなく、ヒーター等の熱源によって伝達された熱によってエアロゾル及び芳香を発生する、少なくとも、芳香源材、エアロゾルフォーマ、及び、熱融解物質を含有する不均質な被加熱芳香発生基材、その基材を用いた被加熱芳香発生源、その発生源を備えた被加熱芳香カートリッジ、並びに、その基材の製造方法に関する。特に、熱源によって融解し易く、エアロゾル及び芳香の発生が促進されると共に、強靭性が高く、成形加工性に優れている被加熱芳香発生基材、その基材を用いた被加熱芳香発生源、その発生源を備えた被加熱芳香カートリッジ、及び、その基材の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【0002】
従来、上記「被加熱芳香発生基材」は、「エアロゾル形成基材」と呼称されることが多かったが、加熱することによって、エアロゾルを形成するエアロゾルフォーマと共に、芳香植物等の芳香源材や芳香剤の香り成分も揮発され、エアロゾルの煙と芳香源材や芳香剤の香りを喫煙によって楽しむことから、本発明においては、「被加熱芳香発生基材」と呼称する。これに基づき、エアロゾル形成基材が充填された「エアロゾル形成体」、及び、エアロゾル形成体を備えた「電子タバコカートリッジ」を、それぞれ、「被加熱芳香発生源」、及び、「被加熱芳香カートリッジ」と呼称する。
【背景技術】
【0003】
近年、タバコの禁煙が、職場や飲食店等の人が集う空間に幅広く普及する傾向に従って、タバコを火炎で燃焼して喫煙する人が減少するのに対し、ヒーター等の熱源によって伝達された熱によってエアロゾルを発生するエアロゾルフォーマ、ナス科タバコ属のタバコ植物を含む芳香源材を含有する、被加熱芳香発生基材を用いて形成される被加熱芳香発生源を備えた被加熱芳香カートリッジを加熱式喫煙具で喫煙する人が急激に増加している。この加熱式喫煙によれば、従来のタバコの熱分解及び燃焼によって生成される有害成分の吸引が低減されるためであり、加熱式喫煙を楽しむための各種製品に関する技術開発が活発に行われている(例えば、特許文献1~5)。
【0004】
このような加熱式喫煙のメカニズムは、加熱式喫煙具、被加熱芳香カートリッジ等の形態によって異なるが、その典型的な例を次に示す。一端に被加熱芳香発生基材が充填された被加熱芳香発生源を、他端にマウスピースを備えた被加熱芳香カートリッジは、被加熱芳香発生源を加熱式喫煙具の熱源と接触するように装着されて加熱されると、被加熱芳香発生源からエアロゾルフォーマ及びタバコ植物を含む芳香源材の揮発物等が放出されると同時に、この揮発物は、喫煙者の吸引によって空気と共に他端のマウスピース側に吸い込まれる。この揮発物の搬送工程において、エアロゾルフォーマの揮発物は冷却、凝縮して、煙のようなエアロゾルを形成すると共に、その他の揮発物は、喫煙者の口及び鼻に芳香を与え、その結果として喫煙を楽しむことができる。従って、加熱式喫煙の場合、被加熱芳香発生基材に含まれるグリセリンやプロピレングリコール等のエアロゾルフォーマを揮発させることができる200~350℃程度、すなわち、タバコの葉の熱分解が開始する程度の温度で喫煙でき、タバコの葉が燃焼することがないので、有害物質の発生が極めて少なく、喫煙者及び喫煙者の周辺にいる受動喫煙者の有害物質吸引量が大幅に低減される。
【0005】
更に有害物質を低減させるため、被加熱芳香発生源を構成する被加熱芳香発生基材に占めるタバコの含有量を減少させる材料設計が施されている。例えば、タバコ植物の代替え材料として、様々な芳香を発生する非タバコ植物の併用、更には、タバコ植物を全く使用することなく、非タバコ植物だけでも心地よい喫煙を楽しむこともできる、ニコチンレスの被加熱高芳香発生基材も開発されている(特許文献5)。一方、従来のタバコの製造工程で生じたタバコの茎、葉片、及び、粉塵等を使用して、材料の有効活用及び材料コストの削減も図られている。
【0006】
これに対し、従来の火炎によってタバコを燃焼する火炎式喫煙の場合、少なくとも燃焼するための600℃を超える温度が必要であり、喫煙時には最高900℃に達することがあり、火炎式喫煙の有害物質の発生量は極めて多くなる。しかし、タバコ植物以外の成分が含まれていないため、タバコの燃焼によって、喫煙者の視覚的欲求を満足させる煙、喫煙者がタバコに依存する根源となるニコチン、そして、無数の芳香成分を十分に発生する。
【0007】
このような加熱式喫煙と火炎式喫煙との本質的なメカニズムの違いから、紙巻きタバコに相当する被加熱芳香カートリッジを構成する被加熱芳香発生源に充填される被加熱芳香発生基材は、喫煙者が欲する、タバコ植物から発生する芳香やニコチンばかりでなく、非タバコ植物から発生する様々な芳香も抑制される材料構成となっている。
【0008】
まず、上述したように、燃焼することなく煙に見えるエアロゾルを生成するためのエアロゾルフォーマが不可欠な材料として、被加熱芳香発生基材を構成する。
【0009】
そして、特許文献1~5には、タバコ植物から発生する芳香やニコチンばかりでなく、非タバコ植物から発生する様々な芳香も抑制する次のような材料で、被加熱芳香発生基材が構成されていると記載されている。
【0010】
被加熱芳香発生基材の必須成分であるエアロゾルフォーマは、グリセリンやプロピレングリコール等の液体であるため、タバコ植物及び非タバコ植物と混合しても保持されるように、安全性の高い結合剤が用いられている。代表的なものとしては、多糖類系天然高分子やセルロース系天然高分子をあげることができる。更に、これらの結束力を高め、柱状の被加熱芳香発生基材に成形加工できるように、セルロース繊維が加えられる場合もある。
(【0011】以降は省略されています)
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