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公開番号2024169882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086712
出願日2023-05-26
発明の名称エアロゾル発生装置およびその製造方法
出願人ニチコン株式会社
代理人個人,個人
主分類A24F 40/46 20200101AFI20241129BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】安価な構成で耐久性が高く、品質の高いエアロゾル発生装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】PTC素子から成る加熱部3aの一方端部を除く部分の上面(一方面)及び下面(他方面)に、加熱部3aとオーミック接触するオーミック電極層としての第1の電極層3b1,3b2を形成し、第1の電極層3b1,3b2それぞれに保護層としての第2の電極層3c1,3c2を積層形成する。加熱部3aの一方端部の上面(一方面)及び下面(他方面)に加熱部3aとオーミック接触しない引出電極層3d1,3d2を形成し、一方端部を除き加熱部3aとともに第1、第2の電極層3b1,3b2,3c1,3c2を絶縁被覆層3eにより被覆する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
加熱ブレードを有するエアロゾル発生装置において、
前記加熱ブレードは、
通電により発熱するPTC素子からなる板状の加熱部と、
前記加熱部の少なくとも一方端部を除く部分の一方面及び他方面それぞれに形成された前記加熱部とオーミック接触するオーミック電極層と、
前記オーミック電極層を被覆する絶縁被覆層と
を備えることを特徴とするエアロゾル発生装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエアロゾル発生装置において、
前記加熱部の一方端部の前記一方面及び前記他方面それぞれに前記オーミック電極層と電気的に接続し、前記加熱部とオーミック接触しない引出電極層をさらに備えることを特徴とするエアロゾル発生装置。
【請求項3】
請求項2に記載のエアロゾル発生装置において、
前記一方面及び前記他方面それぞれに形成された前記引出電極層は、前記加熱部の長さ方向に直交する幅方向の寸法が前記加熱部よりも小さく、前記加熱部の厚み方向で互いに重ならないように形成されていることを特徴とするエアロゾル発生装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載のエアロゾル発生装置において、
前記オーミック電極層と前記絶縁被覆層との間に保護層をさらに備えることを特徴とするエアロゾル発生装置。
【請求項5】
請求項4に記載のエアロゾル発生装置の製造方法において、
前記保護層は前記引出電極層と同一の導電性材料で構成され、
前記保護層と前記引出電極電層は、同一工程で一度に印刷により形成されることを特徴とするエアロゾル発生装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル発生装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たばこ材料などのエアロゾル生成物を加熱するための加熱部を備えたエアロゾル発生システムがある。例えば、特許文献1に記載のエアロゾル発生システムは、エアロゾルを発生させるための加熱器を備えている。加熱器は、ステンレス鋼などからなる筒状のチューブと、銅などの金属からなる金属線とを有し、金属線がチューブの略中心に挿入される。チューブは、その一端部が金属線に接続可能に加工され、チューブと金属線との接続箇所に抵抗部が形成される。これにより、チューブと金属線との間に電圧が印加されると、抵抗部とチューブとが熱を帯びエアロゾルを発生させる加熱部が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5801820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の加熱器では、チューブと金属線との間に電流を流し続けると発生熱が上昇し続けるため、例えば適温である300℃程度を維持するためにチューブと金属線との間の電圧のオンとオフを制御する温度制御用の回路が必要になる。また、チューブと金属線との接続箇所(チューブ長手方向端部)に抵抗部が接続されているため、チューブと抵抗部とで温度が異なり、加熱部の均熱性が低い。また、加熱部である抵抗部およびチューブと、エアロゾル生成基体とが直接触れるため、加熱部が破損するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記した課題を鑑みてなされたものであり、安価な構成で耐久性が高く、品質の優れたエアロゾル発生装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した目的を達成するため、本発明は、加熱ブレードを有するエアロゾル発生装置において、前記加熱ブレードは、通電により発熱するPTC素子からなる板状の加熱部と、前記加熱部の少なくとも一方端部を除く部分の一方面及び他方面それぞれに形成された前記加熱部とオーミック接触するオーミック電極層と、前記オーミック電極層を被覆する絶縁被覆層とを備えることを特徴としている。
【0007】
このような構成によれば、加熱部がPTC素子で形成され、加熱部の一方面及び他方面それぞれに加熱部とオーミック接触するオーミック電極層が形成され、オーミック電極層が絶縁被覆層により被覆されるため、従来のエアロゾル発生装置のように、加熱部の温度を所定の温度で維持するための温度制御回路が必要なく、安価なエアロゾル発生装置を提供することができる。しかも、加熱部とオーミック接触するオーミック電極層により加熱部(PTC素子)に通電できるため、加熱部全面にわたって一様に加熱することができる。また、加熱部は絶縁被覆層により被覆されているため、加熱部がエアロゾル生成基体に直接触れることがなく、加熱部が破損しにくい。また、加熱部がPTC素子で形成されているため、加熱部の均熱性が向上する。
【0008】
また、前記加熱部の一方端部の前記一方面及び前記他方面それぞれに前記オーミック電極層と電気的に接続し、前記加熱部とオーミック接触しない引出電極層をさらに備えていてもよい。
【0009】
このような構成によれば、引出電極層が加熱部とオーミック接触しないため、引出電極層自体が発熱するのを防止し、加熱部やオーミック電極層からの熱伝導による熱に抑えられるので、引出電極層の温度上昇を抑えることができる。
【0010】
また、前記一方面及び前記他方面それぞれに形成された前記引出電極層は、前記加熱部の長さ方向に直交する幅方向の寸法が前記加熱部よりも小さく、前記加熱部の厚み方向で互いに重ならないように形成されていてもよい。このような構成によれば、一方面及び他方面の両面の引出電極層がショートするのを未然に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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