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公開番号2025041571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024158293
出願日2024-09-12
発明の名称硬化用組成物、硬化物及びその応用
出願人達興材料股ふん有限公司
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C08G 59/32 20060101AFI20250318BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】適度な流動性を有し、吸水率が低い硬化物を形成できる硬化用組成物を提供する。
【解決手段】第1の成分または第2の成分から選ばれたエポキシモノマー成分と、アニリン系硬化剤と、を含み、前記第1の成分は、少なくとも1種の、式1で示される第1のエポキシモノマーからなり、前記第2の成分は、前記第1のエポキシモノマーと、前記第1のエポキシモノマーと異なる第2のエポキシモノマーと、を含む硬化用組成物とする。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
第1の成分または第2の成分から選ばれたエポキシモノマー成分と、
少なくとも1種のアニリン系硬化剤と、を含み、
前記第1の成分は、少なくとも1種の、式1で示される第1のエポキシモノマーからなり、
前記第2の成分は、少なくとも1種の前記第1のエポキシモノマーと、少なくとも1種の、式1で示される前記第1のエポキシモノマーと異なる第2のエポキシモノマーと、を含み、
前記エポキシモノマー成分が前記第2の成分である場合、前記エポキシモノマー成分の総量を100wt%として、前記第1のエポキシモノマーの総量が25wt%以上且つ100wt%未満であり、前記第2のエポキシモノマーの総量が0wt%を超え且つ75wt%以下であり、
TIFF
2025041571000034.tif
50
170
式1中、R

は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、

21
は、単結合または酸素であり、

22
は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、


は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、


は、水素または炭素数1~炭素数3のアルキル基であり、


は、水素または炭素数1~炭素数3のアルキル基であり、


は、水素または炭素数1~炭素数3のアルキル基である、ことを特徴とする硬化用組成物。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記式1で示される第1のエポキシモノマーは、
TIFF
2025041571000035.tif
120
170
から選ばれた、ことを特徴とする請求項1に記載の硬化用組成物。
【請求項3】
前記エポキシモノマー成分は、前記第1の成分である、ことを特徴とする請求項1に記載の硬化用組成物。
【請求項4】
前記エポキシモノマー成分は、前記第2の成分である、ことを特徴とする請求項1に記載の硬化用組成物。
【請求項5】
前記エポキシモノマー成分の総量を100wt%として、前記第1のエポキシモノマーの総量が60wt%以上且つ100wt%未満である、ことを特徴とする請求項4に記載の硬化用組成物。
【請求項6】
前記硬化用組成物の総量を100wt%として、前記エポキシモノマー成分の総量が5wt%~65wt%である、ことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の硬化用組成物。
【請求項7】
前記第2のエポキシモノマーは、2つのエポキシ基及び複数の芳香環を有するエポキシモノマーである、ことを特徴とする請求項1に記載の硬化用組成物。
【請求項8】
前記2つのエポキシ基及び複数の芳香環を有するエポキシモノマーは、
TIFF
2025041571000036.tif
63
170
から選ばれたものであり、
式中、X

及びX

は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、


及びX

は、水素またはメチル基である、ことを特徴とする請求項7に記載の硬化用組成物。
【請求項9】
少なくとも1種の充填材を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載の硬化用組成物。
【請求項10】
前記硬化用組成物の総量を100wt%として、前記充填材の総量が0wt%を超え且つ70wt%以下である、ことを特徴とする請求項9に記載の硬化用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体領域における、硬化用組成物、硬化物及びその応用に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、10wt%~50wt%のエポキシ樹脂と、1wt%~50wt%のアミノ基を有する硬化剤と、3wt%以下のフェノキシ基構造を有する樹脂と、40wt%~85wt%の無機充填材料とを含む密封用樹脂組成物が開示されている。
【0003】
該エポキシ樹脂は、例えば、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0004】
グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、例えば、トリグリシジルp-アミノフェノール(triglycidyl p-aminophenol)などが挙げられる。
【0005】
該密封用樹脂組成物は25℃以下にある時の粘度が0.1Pa・s~100Pa・sであるので、適度な流動性を有して、毛細作用の原理により電子装置のキャリア(例えば金属ワイヤ基板)と電子デバイス(例えば半導体チップ)との間の隙間に充填して、該電子装置を封止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
中国特許出願公開第110036070号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
該密封用樹脂組成物は、適度な流動性を有して、フリップチップのアンダーフィルとして使用できるが、該密封用樹脂組成物が硬化して形成された硬化物は、吸湿しやすい特性があるので、高温の信頼性試験(reliability testing)を行う際、硬化物中の水分が気泡になりやすく、気泡の存在により封止後の電子装置が爆裂しやすく、したがって、封止後の電子装置の歩留まりが悪いという問題点がある。
【0008】
上記の問題点を鑑みると、電子装置封止分野の業者にとって、適度な流動性を有し、且つ、吸湿性が低い硬化物を形成できる材料の開発は、重要な課題である。
【0009】
したがって、本発明の目的は、適度な流動性を有し、且つ、吸水率が低い硬化物を形成できる硬化用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成すべく、本発明は、第1の成分または第2の成分から選ばれたエポキシモノマー成分と、
少なくとも1種のアニリン系硬化剤と、を含み、
前記第1の成分は、少なくとも1種の、式1で示される第1のエポキシモノマーからなり、
前記第2の成分は、少なくとも1種の前記第1のエポキシモノマーと、少なくとも1種の、式1で示される前記第1のエポキシモノマーと異なる第2のエポキシモノマーと、を含み、
前記エポキシモノマー成分が前記第2の成分である場合、前記エポキシモノマー成分の総量を100wt%として、前記第1のエポキシモノマーの総量が25wt%以上且つ100wt%未満であり、前記第2のエポキシモノマーの総量が0wt%を超え且つ75wt%以下であり、
TIFF
2025041571000001.tif
50
170
式1中、R

は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、

21
は、単結合または酸素であり、

22
は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、


は、炭素数1~炭素数3のアルキレン基であり、


は、水素または炭素数1~炭素数3のアルキル基であり、


は、水素または炭素数1~炭素数3のアルキル基であり、


は、水素または炭素数1~炭素数3のアルキル基である、ことを特徴とする硬化用組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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