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公開番号
2025040589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147487
出願日
2023-09-12
発明の名称
防災ブロックの製造装置及び防災ブロックの製造方法
出願人
株式会社ネオコンクリート
代理人
個人
主分類
E02B
3/14 20060101AFI20250317BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 水難事故防止に有効な防災ブロックを、実用上十分な能率を以て、製造する技術を提供する。
【解決手段】 下側型枠30は、底面100bを規定する水平な底板31と、外周面を規定する外周面ガイド33、34と、吊板2の水平部2cに上端部37aが固着され、下端部37bと底板31の間に隙間tが存在し、且つ、上面中央に開設される中央孔104を規定する吊中子37とを有する。上側型枠20は、水平部2cと摺接するスリット21と、上面に形成される突起101、102を規定する上面規定部22b、23bと、突起101、102の内側に凹設される中央溝部103を規定する中央押込部22a、23aと、外周面ガイド33、34の内面に摺接する外周面22d、23dとを有する、一対のシュー22、23を有し、一対のシュー22、23は、スリット21を中心として、線対称に配設される。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
機枠と、
m、nを3以上の自然数として、前記機枠の水平面内において、第1の方向にm個、前記第1の方向と直交する第2の方向にn個並設され、複数の上側型枠と、前記複数の上側型枠と上下方向一対一に対応する、複数の下側型枠とを有する複数の型枠ユニットと、
前記機枠に支持され、前記複数の上側型枠及び前記複数の下側型枠に振動を印加するバイブレータと、
前記機枠に内蔵され、前記複数の上側型枠と前記複数の下側型枠の上下方向相対位置を変更する昇降機構と、
前記第1の方向にm個並設される前記下側型枠の中心線に沿って水平部が架設され、両端部が前記機枠から起立する、n個の吊板とを備える防災ブロックの製造装置であって、
前記複数の下側型枠のそれぞれは、
前記防災ブロックの底面を規定する水平な底板と、
前記防災ブロックの正面、背面及び左右両側面を規定する外周面ガイドと、
前記吊板の前記水平部に上端部が固着され、下端部と前記底板との間に隙間が存在し、且つ、前記防災ブロックの上面中央に開設される中央孔を規定する吊中子とを有し、
前記複数の上側型枠のそれぞれは、
前記吊板の前記水平部と前記中心線に沿って摺接するスリットと、
前記中心線を中心として、線対称に配設される一対のシューとを有し、
前記一対のシューは、
ヒーターと、
前記防災ブロックの上面に形成される一対の突起を規定する上面規定部と、
前記一対の突起の間において凹設される中央溝部を規定する中央押込部と、
前記外周面ガイドの内面に摺接する外周面とを有し、
前記複数の上側型枠と前記複数の下側型枠を即時脱型し、mxn個の製品を搬出することを特徴とする防災ブロックの製造装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記一対のシューは、前記一対の突起の外側に凹設される外側溝部を規定するテーパ規定部とをさらに有する請求項1に記載の防災ブロックの製造装置。
【請求項3】
前記複数の下側型枠のそれぞれは、前記外側溝部よりも更に凹む側孔を規定する、一対の固定中子をさらに有する請求項2に記載の防災ブロックの製造装置。
【請求項4】
前記防災ブロックを構成する材料は、ゼロスランプポーラス配合による請求項1から3のいずれかに記載の防災ブロックの製造装置。
【請求項5】
m、nを3以上の自然数として、機枠の水平面内において、第1の方向にm個、前記第1の方向と直交する第2の方向にn個並設される、複数の上側型枠と、前記複数の上側型枠と上下方向一対一に対応する、複数の下側型枠とを、離間した初期位置とする工程と、
前記複数の上側型枠と前記複数の下側型枠との間に、ゼロスランプポーラス配合により調整した材料を供給する工程と、
前記複数の上側型枠と前記下側型枠とを密着させ、バイブレータにより振動を印加すると共に、前記上側型枠に内蔵されたヒーターにより、製品の上面側を加熱する工程と、
前記複数の上側型枠と前記複数の下側型枠を即時脱型し、mxn個の製品を搬出する工程とを含む防災ブロックの製造方法であって、
前記複数の下側型枠のそれぞれは、
前記防災ブロックの底面を規定する水平な底板と、
前記防災ブロックの正面、背面及び左右両側面を規定する外周面ガイドと、
前記吊板の前記水平部に上端部が固着され、下端部と前記底板との間に隙間が存在し、且つ、前記防災ブロックの上面中央に開設される中央孔を規定する吊中子とを有し、
前記複数の上側型枠のそれぞれは、
前記吊板の前記水平部と前記中心線に沿って摺接するスリットと、
前記中心線を中心として、線対称に配設される一対のシューとを有し、
前記一対のシューは、
ヒーターと、
前記防災ブロックの上面に形成される一対の突起を規定する上面規定部と、
前記一対の突起の間において凹設される中央溝部を規定する中央押込部と、
前記外周面ガイドの内面に摺接する外周面とを有する
ことを特徴とする防災ブロックの製造方法。
【請求項6】
前記一対のシューは、前記一対の突起の外側に凹設される外側溝部を規定するテーパ規定部とをさらに有する請求項5に記載の防災ブロックの製造方法。
【請求項7】
前記複数の下側型枠のそれぞれは、前記外側溝部よりも更に凹む側孔を規定する、一対の固定中子をさらに有する請求項6に記載の防災ブロックの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ため池、河川等の流水域に接触する法面に設置される防災ブロックの製造装置及びそれによる防災ブロックの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ため池、クリーク、河川等の付近に、法面の保護や浸食防止を意図して、複数のコンクリートブロックを、合成繊維等からなるフィルターシートに一体化した、ブロックマットが使用されている。
【0003】
特許文献1(特開2019-15108号公報)は、フィルターシートの一面に、同じ向きに複数の防災ブロックを付設する技術を開示する。また、特許文献2(特開2010-133152号公報)は、同種のブロックマットの製造方法を開示する。ここで言う防災とは、主として水難事故を防ぐことであり、ブロックの周辺部に凹凸が形成され、手を掛けることができるとされている。
【0004】
しかしながら、従来の防災ブロックを平面視すると、その面積のほとんどが平坦且つ滑らかな面となっている。したがって、実際には、手足が滑り、人力での脱出が非常に困難であると考えられ、実用上の効果に疑問が残る。
【0005】
また、特許文献3(実開平7-18809号公報)は、2個のブロックを製造するにあたり、吊中子を使用する技術を開示するが、3個以上の場合、どのように構成すべきか開示も示唆もない。また、中子は、全て上下に貫通するものだけであり、植物が地面から繁茂しないようにしたいという要請に答えることができない。
特開2019-15108号公報
特開2010-133152号公報
実開平7-18809号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、水難事故防止に有効な防災ブロックを、実用上十分な能率をもって、製造可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係る防災ブロックの製造装置は、機枠と、m、nを3以上の自然数として、機枠の水平面内において、第1の方向にm個、第1の方向と直交する第2の方向にn個並設され、複数の上側型枠と、複数の上側型枠と上下方向一対一に対応する、複数の下側型枠とを有する複数の型枠ユニットと、機枠に支持され、複数の上側型枠及び複数の下側型枠に振動を印加するバイブレータと、機枠に内蔵され、複数の上側型枠と複数の下側型枠の上下方向相対位置を変更する昇降機構と、第1の方向にm個並設される下側型枠の中心線に沿って水平部が架設され、両端部が機枠から起立する、n個の吊板とを備え、複数の下側型枠のそれぞれは、防災ブロックの底面を規定する水平な底板と、防災ブロックの正面、背面及び左右両側面を規定する外周面ガイドと、吊板の水平部に上端部が固着され、下端部と底板との間に隙間が存在し、且つ、防災ブロックの上面中央に開設される中央孔を規定する吊中子とを有し、複数の上側型枠のそれぞれは、吊板の水平部と中心線に沿って摺接するスリットと、中心線を中心として、線対称に配設される一対のシューとを有し、一対のシューは、ヒーターと、防災ブロックの上面に形成される一対の突起を規定する上面規定部と、一対の突起の間において凹設される中央溝部を規定する中央押込部と、外周面ガイドの内面に摺接する外周面とを有し、複数の上側型枠と複数の下側型枠を即時脱型し、mxn個の製品を搬出する。
【0008】
この構成において、一回の動作で、m×n個(9個)以上の防災ブロックを一括して、実用上十分な能率をもって製造することができる。
【0009】
また、吊板の水平部と上側型枠のスリットとが摺接し、シューの外周面が下側型枠の外周面ガイドと摺接することにより、多数個取りの場合問題となりやすい、上側型枠と下側型枠の昇降方向における位置精度が、良好に確保される。
【0010】
上面規定部により、防災ブロックの上面に形成される一対の突起が規定され、中央押込部により、これらの突起の内側に中央溝部が規定される。
(【0011】以降は省略されています)
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