特許ウォッチ

公開番号2025039562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2024155243
出願日2024-09-09
発明の名称計算システム、方法、及びプログラム
出願人エナジーウィズ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20250313BHJP(計算;計数)
要約【課題】劣化した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を精度よく計算することができる。
【解決手段】計算システムは、蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する計算システム。
続きを表示（約 980 文字）【請求項２】
前記収集運搬業者が回収した、前記使用した蓄電池の回収量を取得する取得部と、
前記回収量によって変動する変動費に基づいて、前記再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する計算部と、
を含む請求項１記載の計算システム。
【請求項３】
前記再生した金属の単位重量当たりの費用と、前記再生した金属を納品する時点での金属建値を比較することで、前記再生した金属を用いた場合の効果額を算出する効果額算出部を含む、請求項１又は２記載の計算システム。
【請求項４】
前記再生した金属の単位重量当たりの費用、前記蓄電池の材料費、及び労務費に基づいて、前記再生した金属を含む蓄電池の価格を決定する価格決定部を更に含む請求項１又は２記載の計算システム。
【請求項５】
蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する計算方法。
【請求項６】
前記収集運搬業者が回収した、前記使用した蓄電池の回収量を取得し、
前記回収量によって変動する変動費に基づいて、前記再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する請求項５記載の計算方法。
【請求項７】
蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する
ことをコンピュータに実行させるための計算プログラム。
【請求項８】
前記収集運搬業者が回収した、前記劣化した蓄電池の回収量を取得することを更に含み、
前記回収量によって変動する変動費に基づいて、前記再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する
ことをコンピュータに実行させるための請求項７記載の計算プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、計算システム、方法、及びプログラムに係り、特に、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算するための計算システム、方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、商品の納期時における価格を予測する売上予測シミュレーション装置であって、記憶部には、材料コード、適用開始日、および、各時点での建値を含む材料建値マスタと、商品の品目コード、材料コード、および、材料の構成割合を含む商品マスタと、が格納されており、制御部は、品目コード、受注日、納期、および、受注時点での商品の受注金額を含む受注データを基に、商品を構成する材料の材料コードとその構成割合とを前記商品マスタから取得する材料コード取得手段と、前記取得した材料コードとその構成割合、および、前記受注データに含まれる納期を基に、納期時点での予想建値を前記材料建値マスタから取得する建値取得手段と、前記受注データに含まれる受注金額を基に、納期時点での予想建値を考慮してスライド計算を行い、納期時点での商品の売上予定額を計算するスライド計算処理手段と、を備えたこと、を特徴とする売上予測シミュレーション装置が知られている（特許文献１）。
【０００３】
また、発電所群、蓄電池群および卸電力市場のうち、電力の最安単価を確認するステップと、最安単価の電力供給元から電力供給を受けて、蓄電池のリサイクル工場を稼動させた場合の利益を計算するステップと、利益の有無を判断するステップと、利益ありと判断した場合、最安単価の電力供給元から電力供給を受けて、前記リサイクル工場を稼動するステップと、を含む方法が知られている（特許文献２）。
【０００４】
また、蓄電池の所有者が排出し、収集運搬業者が回収および運搬し、再生処理業者が再生物と廃棄物とに分離して再生物を再利用し、廃棄処理業者が廃棄物を処理する過程からなる蓄電池のリサイクルシステムの運用を支援するリサイクル支援システムであって、前記リサイクル支援システムは、ネットワークを通じて相互に交信が可能なサーバ装置と、第１通信端末装置とを備え、前記サーバ装置は、蓄電池所有者と蓄電池使用者との前記蓄電池のリース契約に関する情報を蓄積するリース情報蓄積手段と、前記情報の送受信を実行する第１ネットワーク通信手段とを備え、前記第１通信端末装置は、前記情報の送受信を実行する第２ネットワーク通信手段を備え、前記蓄電池所有者は、前記リース契約に従って前記蓄電池をリース提供し、前記蓄電池使用者は、前記リース契約に従って前記リース提供を受けることを特徴とするリサイクル支援システムが知られている（特許文献３）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１９－１５９７１９号公報
特開２０１９－１６８７９２号公報
特開２００４－１２６６６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
蓄電池の製造者が、蓄電池の使用者に蓄電池を販売又はリースし、蓄電池を使用した後に蓄電池の使用者が劣化した蓄電池を排出し、収集運搬業者が、使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が、使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合に、再生した金属の単位重量当たりの費用を精度よく計算することに改善の余地がある。
【０００７】
本発明は、劣化した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を精度よく計算することができる計算システム、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記の目的を達成するために第１の発明に係る計算システムは、蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する計算システムである。
【０００９】
第２の発明に係る計算方法は、蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算する計算方法である。
【００１０】
第３の発明に係る計算プログラムは、蓄電池の製造者が前記蓄電池の使用者に前記蓄電池を販売又はリースし、前記蓄電池を使用した後に前記蓄電池の使用者が前記使用した蓄電池を排出し、収集運搬業者が前記使用した蓄電池を回収及び運搬し、再生業者が前記使用した蓄電池に含まれる再生可能金属を再生する場合における、再生した金属の単位重量当たりの費用を計算することをコンピュータに実行させるための計算プログラムである。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許