TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025039350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023146402
出願日2023-09-08
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60W 20/16 20160101AFI20250313BHJP(車両一般)
要約【課題】冷間時でのエミッションの悪化を抑制しつつエンジンの高出力を確保したハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】走行動力源としてエンジンとモータを有したハイブリッド車両の制御装置。前記エンジンの要求出力が出力閾値以上であって前記エンジンの温度が冷間を示す温度閾値未満の場合に、1燃焼サイクルでの燃料の分割噴射回数を第1回数に設定し、前記エンジンの回転数を第1回転数に制御し、点火時期を前記要求出力が前記出力閾値未満であって前記温度が前記温度閾値未満の場合よりも進角させる第1処理を実行する第1制御部と、前記第1処理の実行中に前記エンジンの温度が前記温度閾値以上となった場合には、前記点火時期を維持したまま、前記分割噴射回数を前記第1回数よりも少ない第2回数に設定し、前記モータを制御することにより前記エンジンの回転数を前記第1回転数よりも高い第2回転数に制御する第2制御部を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行用動力源としてエンジン及びモータを有したハイブリッド車両の制御装置であって、
前記エンジンの要求出力が出力閾値以上であって前記エンジンの温度が冷間を示す温度閾値未満の場合に、1燃焼サイクルでの燃料の分割噴射回数を第1回数に設定し、前記エンジンの回転数を第1回転数に制御し、点火時期を前記要求出力が前記出力閾値未満であって前記温度が前記温度閾値未満の場合よりも進角させる第1処理を実行する第1制御部と、
前記第1処理の実行中に前記エンジンの温度が前記温度閾値以上となった場合には、前記点火時期を維持したまま、前記分割噴射回数を前記第1回数よりも少ない第2回数に設定し、前記モータを制御することにより前記エンジンの回転数を前記第1回転数よりも高い第2回転数に制御する第2制御部と、を備えたハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
冷間時に所定の制御を行うハイブリッド車両の制御装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-071664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷間時に高出力が要求される場合、例えば高出力を確保するためにエンジンの回転数を増大させると、エミッションが悪化するおそれがある。一方、エミッションの悪化防止を優先させて、エンジンの回転数を低い状態に維持すると、高出力を確保できないおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、冷間時でのエミッションの悪化を抑制しつつエンジンの高出力を確保したハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、走行用動力源としてエンジン及びモータを有したハイブリッド車両の制御装置であって、前記エンジンの要求出力が出力閾値以上であって前記エンジンの温度が冷間を示す温度閾値未満の場合に、1燃焼サイクルでの燃料の分割噴射回数を第1回数に設定し、前記エンジンの回転数を第1回転数に制御し、点火時期を前記要求出力が前記出力閾値未満であって前記温度が前記温度閾値未満の場合よりも進角させる第1処理を実行する第1制御部と、前記第1処理の実行中に前記エンジンの温度が前記温度閾値以上となった場合には、前記点火時期を維持したまま、前記分割噴射回数を前記第1回数よりも少ない第2回数に設定し、前記モータを制御することにより前記エンジンの回転数を前記第1回転数よりも高い第2回転数に制御する第2制御部と、を備えたハイブリッド車両の制御装置によって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ハイブリッド車両の制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ハイブリッド車両の概略構成図である。
エンジンの概略構成図である。
エンジン制御を例示したフローチャートである。
エンジン制御を例示したタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[ハイブリッド車両の概略構成]
図1は、本実施例のハイブリッド車両1の概略構成図である。ハイブリッド車両1は、ECU(Electronic Control Unit)100、エンジン10、第1モータ(以下「第1MG(Motor Generator)」と称する)14、第2モータ(以下「第2MG」と称する)15、PCU(Power Control Unit)17、バッテリ18、動力分割機構50、伝達機構51、変速機52、駆動軸53、ディファレンシャル54、及び駆動輪55を含む。エンジン10は、本実施例では4つの気筒11~♯4を有している。エンジン10は複数の気筒を有していれば、気筒数は4つに限定されない。エンジン10はガソリンエンジンであるが、これに限定されずディーゼルエンジンであってもよい。エンジン10、第1MG14、及び第2MG15は、ハイブリッド車両1の走行用動力源である。
【0010】
第1MG14及び第2MG15はそれぞれ、電力供給によりトルクを出力するモータとしての機能と、トルクが付与されることにより回生電力を発生する発電機としての機能とを有する。第1MG14及び第2MG15は、PCU17を介してバッテリ18に電気的に接続されている。PCU17は、バッテリ18から第1MG14又は第2MG15に電力を供給する。PCU17は、バッテリ18に第1MG14又は第2MG15において発電された回生電力を受給させる。バッテリ18は上述したように、プラグ80を介して外部電源による充電が可能である。即ち、ハイブリッド車両1はプラグインハイブリッド車両であるが、これに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
飛行自動車
1か月前
個人
授乳用車両
2か月前
個人
眼科手術車
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2日前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
照明装置
21日前
日本精機株式会社
表示装置
2日前
個人
アンチロール制御装置
9日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
3か月前
株式会社松華
懸架装置
21日前
個人
台車用車輪止め具
2か月前
個人
自走式立体型洗車場
17日前
個人
謝意シグナル装着車
3か月前
個人
ステージカー
21日前
日本精機株式会社
車載表示装置
3か月前
マツダ株式会社
車両
2か月前
マツダ株式会社
車両
27日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
22日前
株式会社青木製作所
タンクローリ
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
22日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
マツダ株式会社
車両
27日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
7日前
株式会社ユーシン
照明装置
2日前
日本精機株式会社
車両用照明装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
続きを見る